ホンダ・S660にメーカー純正カスタム仕様のモデューロX登場!専用サスにタイプRを髣髴とさせるチタンシフトノブなど、そのコンプリート価格は?

     
   

出典元:http://www.honda.co.jp/S660/modulox/

S660モデューロXの特徴は?ノーマルのS660とどこが違う?

出典元:http://www.honda.co.jp/S660/modulox/

専用エアロパーツ(フロント・リアバンパー)とアクティブスポイラー

2018年に1月に開催された東京オートサロンにてお目見えしたS660モデューロX。

モデューロとは、ホンダの純正アクセサリーパーツブランドで、その種類の豊富さやスポーティさに定評があります。モデューロXは生産過程で専用のカスタムを施したコンプリートモデル。

モデューロXは全ての車種に用意されているわけではなく、今回のS660で第五弾となります。

これまでにモデューロXが生産されたのは「N BOX カスタム 」、「N ONE」、「ステップワゴン」、「フリード」の4種類です。

関連記事:ホンダのカスタムコンプリートカー、ステップワゴン&フリード モデューロX!走りを極める純正アクセサリーブランドの魅力とは?

S660とは方向性の違う、どちらかといえばファミリーユースタイプの車種に施されてきました。

S660のような3ドアのオープンスポーツカーでのモデューロXは今回が初、これまで以上にその魅力を存分に発揮しているといっていいでしょう。

エクステリアからして通常のS660とは一線を画していることを強調するかのようにグリルが一体になった専用フロントバンパーを使用

これはルックス的な変化だけではなく、エアガイドフィンの採用などによって従来のタイプより空力性能をアップしています。

リアロアバンパーやアクティブスポイラーも専用のものに。このアクティブスポイラーにはS660モデューロXならではの秘密が隠されています。

空力性能がアップしたフロントとのバランスを保つためにガーニーフラップを取り入れました。

このガーニーフラップは70㎞/hを超えると自動的に上がり、35㎞/hで自動格納される優れもの。もちろん手動操作も可能。

優れた空力性能を手にしたS660モデューロXは、高い接地性と安定した走りを実現します。

減衰力調整式サスペンションと強化ブレーキ、ステルスブラック塗装のモデューロアルミホイール

もちろんサスペンションにも専用のものを用意。5段階減衰力調節機構付きであらゆる走行環境にも快適な乗り心地を追求。

ブレーキにもモータースポーツにもよく使用されるドリルドディスクローターとスポーツブレーキパッドを使用した強化タイプに。

またステルスブラックと名付けられた何とも美しい艶を称えたアルミホイールがエクステリアの大きなアクセントとなっています。

このアルミホイールの存在によって全体が引き締まり、重厚感はもちろんのことまるで弾丸のような躍動感を感じさせる仕上がりに。

止まっていても勢いを感じるような、モデューロXならではのスタイリングとなっています。

ボルドーレッド×ブラックのツートン内装

インテリアは高級感を感じさせるボルドーレッドのアクセントが効いたものに。

ブラックと組み合わせることで落ち着きのある上質な空間を演出します。大胆にボルドーレッドを配置することで上品さは損なわず、スポーティさを出すことにも成功。

乗り込むたびに満足感を感じさせるクラス感も兼ね備えています。

MT車はチタン製シフトノブ採用

MTのシフトノブはチタン製に。ボルドーレッドとブラックが支配する車内空間において一際存在感を放ちます。

MT車を選択するユーザーは独自の美学やこだわりを持っている場合が多いといわれることもありますが、そうした高い美意識を持つ層にも満足のいくものとなっているといえるでしょう。

ボディカラーは全4色、ボルドーレッドのロールトップ

今回のS660モデューロXは4色展開。モデューロX専用色としてアラバスターシルバー・メタリックが用意されました。

スタイリングのキーカラーとなるボルドーレッドとベストマッチなカラーです。

その他にはアドミラルグレー・メタリック、フレンチブルー・パール、そして有料色になりますがプレミアムスターホワイト・パールが用意されています。

ロールトップは全てのボディカラーに共通してボルトーレッドを採用。モデューロXをアピールするポイントとなりそうです。

エンジン・吸排気などのメカニカルチューンはなし

エンジンなどについてのチューンナップは施されませんでした。

サスペンションなどの足回りの強化、そして空力性能を追求することによって走行性能をアップさせています。

モデューロXの開発には世界的に有名な元レーサー、土屋圭市も参加しているのでパワートレインの変更・チューンナップなしにその走りがどれほどのものになっているのか非常に興味深いところです。

ノーマルのS660もマイナーチェンジ

出典元:http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/

ナビ装着用スペシャルパッケージとトップキャリアをオプション設定

S660モデューロXの発売に伴って、ベースとなる通常のS660にも少し変更がありました。

S660専用に設計された「Gathers スカイサウンド インターナビ」の装着が可能なナビ省着用スペシャルパッケージを販売

また10㎏までに荷物に対応可能なトップキャリアがオプションに追加されました。

ユーザビリティの向上を考えたオプションの追加となっています。

ボディカラーに新色追加

ボディカラーのバリエーションが増え、新たに鮮やかなフレンチブルー・パール、深い色合いのブリティッシュグリーン・パール、漆黒に輝くナイトホークブラック・パールが追加されました。

深みのあるカラーが加わり、これまでとは違う落ち着きながらも個性を感じさせる雰囲気を醸し出しています。

無限から限定発売されたコンプリートカーS660無限RAと比較すると?

出典元:http://www.mugen-power.com/automobile/complete/MUGEN-RA/snaps/index.html

ホンダのワークス的な存在ともいえるホンダ専用のカスタムブランドの無限から、2016年にS660のコンプリートカー「S660無限RA」が限定販売されました。

限定数は車名にちなんで660台。

今回のモデューロXがどちらかというと落ちついた上質なイメージだったのに対し、無限は一見してパワーを感じるものに。

スポーツカーならではのエネルギーあふれるスタイリングといったところでしょうか。

エクステリアはちょっと見ただけでは気付きにくいような変更のみに留まり、フロントグリルが専用のドライカーボン製のものに。

大げさにアピールするわけではなくさりげない変更でこだわりを見せる無限らしい選択です。

目を引くのはそのホイール。このホイールはBBSが製造していますが、基本設計はホンダのことを知り尽くしている無限が行ったとのこと。

総重量が5.8㎏軽くなりました。黒光りする迫力のあるルックスが、S660無限RAたる存在感をアピールしています。

サスペンションには車高調整式サスペンションを採用、そしてモデューロXを大きく違うのはRA専用の2本出しスポーツマフラーの採用でしょう。

インテリアはボディカラーにかかわらず鮮やかな赤の本革性シートがゴージャスなながらのスポーツ感を前面に出した印象に。オープンにして走った時の周囲へのアピール度はかなりのものでしょう。

ボディカラーは基本色としてフレームレッド、有料色としてプレミアムスターホワイト・パールとプレミアムミスティックナイト・パールの3色が用意されました。

モデューロXの価格は?単品パーツでモデューロX仕様にカスタムすることは可能?

出典元:http://www.honda.co.jp/S660/modulox/

モデューロXの発売日と価格

S660モデューロXは、2018年7月6日(金)の発売と公式発表されました。

価格は6MT、CVT+パドルシフトの両タイプ共通で2,850,120円

MT車は通常のS660よりも約70万円、CVT車は約85万円のアップです。

モデューロで単品販売されているS660用のカスタムパーツ

かなり豊富なパーツが揃うモデューロ。そこそこまでモデューロX仕様に仕上げることはできますが、完全に同じものは無理なようです。

モデューロXで使用されているされているフロントバンパー、サスペンション、インテリアのカラーリング、シート類は専用のものとなり、モデューロで用意されているものとは異なります。

MT車のシフトカバーもモデューロX限定色、アクティブスポイラーはモデューロXにも用意がありますがガーニーフラップ付きではありません。

特にインテリア面においてはモデューロXの印象を再現するのは難しいでしょう。

いずれにしても、単品でパーツをそろえるよりもモデューロXを購入したほうがかなりお得になります。

その上モデューロXでしか手に入らない要素が多いとなると、大掛かりなカスタムを考えている方はモデューロXを視野に入れてみてはいかがでしょうか。

新車情報カテゴリの最新記事