ランドローバー・ディフェンダー、生産終了後も90/110をベースにV8エンジンコンバージョンモデルが次々と登場!メーカーからも限定再生産モデル発表!

     
   

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ランドローバー・ディフェンダーとは?

ランドローバーシリーズの登場

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間違いなく歴史に残る伝説の名車の一つであるランドローバー・ディフェンダー。その誕生は1948年にまで遡ります。第二次世界大戦が終結して間もない頃でした。

ディフェンダーの前身となるランドローバー・シリーズⅠが登場します。このシリーズⅠは第二次世界大戦において連合国軍の軍用車として使用され、多大な成果を上げたといわれるジープをもとに開発されました。

戦後アイゼンハワーは第二次世界大戦の勝利に貢献した兵器のうちの一つにジープを挙げています。ジープはそれほどの優れた悪路走破性、耐久性、走行性能を誇る優れた車でした。

ジープを参考にしているだけあり、その優れた特性からランドローバー・シリーズⅠはイギリスにおいても軍用車として重宝されるようになりますが、シリーズⅠでとくに有名なのはイギリス陸軍の特殊空挺部隊SASのピンクパンサーでしょう。

ボディ全体をピンクに塗装し、砂漠の中に溶け込むように工夫されていました。余談ですがプラモデルで有名なタミヤから1/35スケールのピンクパンサーのプラモデルも登場しているのも興味深いですね。

シリーズIIIからランドローバー・90/110に

1957年にはシリーズⅡ、1971年にはシリーズⅢが発表されランドローバーは進化を続けていきますが、1983年のマイナーチェンジを受けて名称が変更されました。

シリーズの呼称がなくなり、ランドローバー・90/110となりました。末尾の数字はそれぞれホイールベースを表したものなので、とても分かりやすい呼称となったといえますね。

その後業務用としての需要に応えるため、ホイールベースを拡大した127が1985年にラインナップに加わりました。

ランドローバー・ディフェンダーに改称

この時点ではランドローバーのラインナップはランドローバー・90/110/127の3種類の他にはレンジローバーだけでした。

レンジローバーはランドローバーのフラッグシップとなるSUV車。

初代は1970年に登場とランドローバー・シリーズⅠよりも後に登場した車種となりますが、ラグジュアリーさと同時にパフォーマンスも追求した高級SUVは当時とても斬新なものでした。

イギリス王室はもちろんのこと多くのセレブリティに支持された車でもあります。

そんなレンジローバーとランドローバーシリーズの違いは一目瞭然でしたが、1989年ランドローバーの第3のモデル、ディスカバリーの登場で話は変わってきます。

レンジローバーのコストダウン、量産化版を狙ったディスカバリーは広告効果もありヒットしました。

車種が増えたことによってその違いを明確にする必要が出てきたため、ランドローバーはランドローバー・90/110/127の名称をディフェンダーに改称します。

ディスカバリー登場の2年後、1991年のことでした。この時に127は130へと名称が変更されますが、ホイールベースの大きさそのものには変更は加えられていません。

ランドローバー・ディフェンダーの生産終了

1948年に登場してから多くのファンに愛されてきたディフェンダーですが、2013年には2015年を持って生産中止となることがアナウンスされます。

理由としては最新の安全基準や排ガス規制に対応できなくなってきたことが挙げられました。

半世紀以上活躍してきたディフェンダーは惜しまれつつも姿を消すことになりました。最新の基準に沿ったものを作ればもはやそれはディフェンダーといえるものではなくなってしまうとの判断だったのでしょうか。

2016年1月、最終モデルのラインオフは従業員や関係者約700人に見守られての出荷となったそうです。

ディフェンダーの生産終了を受け、中古市場ではディフェンダーの価格が跳ね上がり新車を超えるような値段で取引されることもありました。

ディフェンダーのボディタイプは?

出典元:https://en.wikipedia.org/wiki/Land_Rover_Defender

幅広いボディタイプを取り揃えていたディフェンダー。ホイール別に分けられているというわけではなくそれぞれのモデルに複数のボディタイプが用意されました。

その豊富な選択肢も人気の一因だったのではないでしょうか。

ディフェンダー90

ディフェンダーのラインナップの中で一番短い90インチ=2360㎜のショートホイールのディフェンダー90。

2ドアもしくは3ドアでハードトップ、ステーションワゴン、ピックアップタイプと幅広いボディタイプがラインナップされています。

ちなみにディフェンダー90は、日本に初めて導入されたモデルでもあります。

ディフェンダー110

ホイールベースは110インチ=2794㎜。5人乗り、もしくは7人乗りのステーションワゴンをメインにハードトップ、キャブやピックアップ、その他に2007年にはユーティリティワゴンも登場しました。

ディフェンダー130

ホイールベースは130インチ=3226㎜のロングホイールのディフェンダー130。ピックアップやキャブ、ハードトップも生産されました。

主に業務用として登場したという経緯が反映されているようですね。

ディフェンダーをベースにエンジンコンバージョン、カスタムされたコンプリートカー

内外装フルコンプリートのスターテック・シックスティエイト

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メルセデス・ベンツのチューニングカーメーカーとして定評のあるブラバスの別ブランド、スターテックが手掛けた世界限定68台のコンプリートカーです。

ヘッドライトがLEDになり、フロントグリルやウィンカーも専用のものに。ホイールもデザイン性の高い専用のものが施され、ディフェンダーの無骨さは残しながらも現代的で洗練された雰囲気を纏ったものになっています。

インテリアもオレンジのフルレザーシートを採用し、上質感を感じさせながらもアグレッシブさも持ち合わせたものとなっています。

カーンデザイン・フライングハンツマン WB 6×6

出典元:http://www.kahndesign.com/news/news_detail.php?i=836&css=43

なんとディフェンダー 110を6WD化してしまった驚きのコンプリートカーがこちら。

ランドローバーのカスタムを得意とするカーンデザインが手掛けるディフェンダーのコンプリートカーシリーズ「フライングハンツマン」シリーズとして発表されました。

2013年にメルセデスAMGが発表し、2014年には日本でも5台限定で登場したG63 AMG 6×6を意識していることは明らかでしょう。

ワイルドさに磨きがかかり、他の追随を許さないものになっています。

アレスデザインの究極のV8ディフェンダー

出典元:https://uncrate.com/jp/article/ares-land-rover-defender/

ディフェンダーのオフロード性はそのままに、ラグジュアリーさを追求したまさに”究極”のディフェンダーが誕生しました。

元ロータスのCEOであるダニー・バハールが代表を務める、コンプリートカーの販売を主に手掛けるアレスデザインの手によるものです。

美しさを感じさせる気品のあるエクステリア、インテリアはウッドや高級レザーを使用しラグジュアリーに仕上げられたこのコンプリートカーは53台限定生産となりました。

ランドローバー70周年を記念して再生産される150台限定のディフェンダー

ディフェンダー ワークスV8

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ディフェンダーの前身となるランドローバー・シリーズⅠの登場から70年となる2018年、70周年を記念してV8エンジンを積んだディフェンダー ワークスV8を150台限定でリリースされました。

失われた伝説がまた蘇ると、熱狂的なファンは胸を熱くしたことでしょう。5.0LのV8自然吸気エンジンは405ps/515Nmを発揮し、通常のディフェンダーとは桁違いのハイパワー仕様となっています。

ディフェンダー90と110をべースとした2種類がラインナップされました。

レカロのシートやインフォテイメントシステムを搭載、最新技術を取り入れ新しく蘇ったディフェンダーは多くのファンを魅了することになるのは間違いないでしょう。

 

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