フルモデルチェンジでマツダ・アクセラの名称は消滅?!新型マツダ・3とアクセラスポーツ/セダンの歴代モデルを振り返る!

フルモデルチェンジでマツダ・アクセラの名称は消滅?!新型マツダ・3とアクセラスポーツ/セダンの歴代モデルを振り返る!
     
   

海外版アクセラのマツダ3の新型モデルが発表されました。国内でも公開前から注目を集めていましたが、新型マツダ3の登場によってアクセラの車名がなくなると言う噂も出ています。

今回は現行のアクセラに変わる新型マツダ3の情報と歴代のアクセラシリーズをまとめてご紹介します。

アクセラの海外仕様、新型マツダ・3を国内でも公開!

東京オートサロンでマツダ・3を国内初公開

2019年1月11日、幕張メッセを会場に日本最大級のカスタムカーイベントである東京オートサロンにて現行モデルのアクセラの新型としてマツダ3は初公開されました。

今回展示されたマツダ3は北米仕様になります。エクスステリアデザインはまるでコンセプトカーと思わせるような洗練されたデザインに仕上がっており、マツダブースを訪れた人からは高い評価を集めていました。

新型はガソリン・ディーゼルとマイルドハイブリッドユニット搭載

新型マツダ3のパーワーユニットには、ガソリンとディーゼルの2種類のラインナップが用意されることが明らかになっています。

ガソリンエンジンに関しては、SPCCI燃焼呼ばれる新技術を採用した新型SKYACTIV-X2.0が搭載されます。さらにこのエンジンにはマツダの「マイルドハイブリッド」も採用されることでディーゼルエンジン並みの加速性能と燃費性能を実現しているということです

 

ちなみにマイルドハイブリッドとは?

ベルト駆動のスタータージェネレーターを使い減速エネルギーを24vのリチウムイオンバッテリーに蓄えます。このエネルギーを使い、惰性走行のような低負荷時にエンジンを止めてバッテリーに蓄えたエネルギーを利用してモーター走行します。

これにより燃費性能の向上を実現。また、加速をしたい時にはエンジンの力に加えてモーターでアシストすることにより、力強い加速も可能にしています。

ディーゼルエンジンには、定評のある直噴1.8リットル直列4気筒エンジンであるSKYACTIV-D 1.8を採用しています。

【SKYACTIV-X2.0スペック】

最大出力:122ps

最大トルク:21.7kgm

 

【SKYACTIV-D 1.8】

最大出力:116ps

最大トルク:27.5kgm

3月より新型の予約スタート、現行アクセラは生産終了し在庫販売

いよいよマツダ3の予約がスタートしようとしていますが、国内で販売されている現行のアクセラはどうなるのでしょうか?気になるところですね。

海外では以前からアクセラというモデルではなく、マツダ3として販売されていました。

今回、国内での販売する際もアクセラではなく、マツダ3の車名に変更されるとなると現行のアクセラと販売期間が重なる可能性が考えられます。

公式発表されるまで分かりませんが、アクセラではなくマツダ3として販売されることになると、現行のアクセラは在庫車限りという形で生産終了となるでしょう。

ファミリアの後継として登場した初代アクセラ(BK)

ハッチバックのスポーツと4ドアセダンが登場

マツダファミリアの後継として2003年にアクセラの車名で誕生しました。ボディタイプは4ドアセダンとスポーツモデルとして5ドアのハッチバックの2種類が用意されています。

また、海外では同時期にアクセラではなくマツダ3という車名で発表されています。

マイナーチェンジでマツダスピードアクセラ追加

ファミリアの後継として2003年に発売されたアクセラですが、2006年にマイナーチェンジを行いました。この時に本格スポーツモデルとして2.3Lターボエンジンを搭載した「マツダスピードアクセラ」を追加しています。このモデルは走りにこだわりのある欧州に人に向けて作られたとも言われており、欧州では実際に高い評価を集めました。

「世界的にもヒットした2代目アクセラ(BL)

ハッチバックのスポーツと4ドアセダンの構成は継続

2009年にフルモデルチェンジとなった、2代目アクセラもスポーツモデルのハッチバックと4ドアセダンの2種類が用意されました。

2代目アクセラのプラットフォームは初代モデルを引き継がれているので、大きな車格の変更はないものの、開発テーマに「再びカスタマーの期待を超える」として各部をブラッシュアップしました。その結果、発売後約1ヶ月で月間の目標台数2000台を大幅に上回る7640台を達成し、世界的にも大ヒットをおさめました。

マツダスピードアクセラも同時発売

初代アクセラでは、マイナーチェンジのタイミングで追加されたマツダスピードアクセラ。2代目アクセラでは、同時発売となりました。

これには、開発テーマの「再びカスタマーの期待を超える」からくるものだと言えるのではないでしょうか。

走りにこだわる欧州のニーズにも応えることで、世界的ヒットになったといえます。

マイナーチェンジでスカイアクティブテクノロジー採用

2011年にマイナーチェンジした2代目アクセラ。この時にマツダが開発をしていた新世代技術の「スカイアクティブ」が採用されました。

スカイアクティブG2.0のエンジンは燃料の供給に直噴式を採用していて、より細密な混合気を可能にしています。これにより、スムーズで扱いやすい出力特性や高い省燃費性を実現しました。

魂動デザインを採用した3代目アクセラ(BM/BY)

セダンにハイブリットモデル登場、スポーツにディーゼルモデル追加

3代目アクセラも2代目同様に、4ドアセダンと5ドアハッチバックのボディタイプが用意されました。また、国内では初めてガソリン、ディーゼル、ハイブリッドモデルが用意され、ハイブリッドモデルはセダンのみになります。

 

ハイブリッドシステムは「SKYACTIV-G 2.0」をベースにハイパワーモーターと発電用もターター、大容量バッテリーを組み合わせた高効率パワーユニットになります。

マツダスピードアクセラは廃止、6MTモデルをラインナップ

3代目アクセラから本格スポーツモデルであるマツダスピードアクセラがラインナップから廃止されました。その代わりにディーゼルエンジンとハイブリット以外のスポーツモデルとセダンモデルに6MTがラインナップされました。

マツダスピードアクセラは廃止になりましたが、6MTモデルを増やすことによって「車を運転する楽しみ」を残したところは、マツダのこだわりを感じることができると思います。

マイナーチェンジでGベクタリング コントロールを初採用

マイナーチェンジ後から導入された「Gベクタリングコントロール」これはドライバーのハンドル操舵によってエンジンの駆動トルクを制御するというものになります。

 

ハンドル操舵とエンジン駆動トルクを最適化することで、ハンドルの細かな修正が不要になりハンドル操舵による横揺れなども抑えることができます。これによりドライバーはもちろん、同乗者の負担を減らすことができるので、快適なドライブを可能にしました。

フルモデルチェンジでアクセラの名称は廃止?

海外では以前からアクセラをマツダ3と言う車名で販売していました。今回マツダ3の新型が北米で発表されましたが、日本で発売された場合現行のアクセラはそうなるのでしょうか?気になるところですよね。

また日本で販売されているモデルも海外では車名が違うものがあります。

デミオはマツダ2、アテンザはマツダ6、このように海外では車格に合わせた番号で販売されています。

 

今回の新型マツダ3を機に日本でもマツダブランドのグローバル統一をすることが明らかになりました。日本で販売される場合もアクセラではなく、マツダ3の車名で販売されることが決まっているようです。

また現在販売されているデミオやアテンザに関しても、今後グローバルの車名に変更される可能性は高いと言えるでしょう。

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