出典元:https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/21698632.html
カローラといえば、トヨタを代表する車種。1996年にデビュー、日本にとどまらず世界中で愛されたモデルといえるでしょう。
そのカローラのハッチバックが、この夏リリースされると大きな話題に!特徴や燃費など、さっそくチェックしてみましょう。
オーリスの名称を変更して生まれ変わったカローラハッチバックの特徴は?
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今回リリースされるカローラハッチバックは、実は2006年に当時のカローラハッチバックの後継として発表されたオーリスの3世代目にあたります。
オーリスから名称変更、とは言いますが印象としては元に戻った、原点回帰のようなイメージですね。
今回の新型カローラハッチバックは、次世代、若い世代を意識しながらも幅広い世代に受け入れられる車を目指して開発されたそうです。
というのも、カローラの歴史は古く、今でもカローラを熱愛する層は年齢層が上がってしまい、60歳代が主流になっているそう。
たしかに、いわゆる”団塊の世代”が社会人になり、初めて車を買うころにデビューしたのがカローラ。
当時の若者の憧れの車であったことは想像に難くありません。
これからの時代に成長して、受け入れられていくには若い層にアピールする必要があるのは当然です。
しかしそこで、若い世代だけに焦点を絞っては往年のカローラファンの支持を得ることはできません。
カローラを知らない世代にも魅力的に映り、もともとのカローラファンも満足させる。
オーリスからの名称変更は、往年のファンにも愛着を感じてもらえるように、との意図もあるのかもしれませんね。
新世代プラットフォーム採用、国内カローラ初の3ナンバー幅
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プラットフォームは2015年には発表された現行プリウスで初めて採用された新世代プラットフォームを採用。
トヨタが新しく掲げたクルマづくりなどの方針「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」(TNGA)を体現するGA-Cプラットフォームは、従来よりも飛躍的に走行安全性、乗り心地が向上。
剛性に至ってはプリウスでは65%もアップしています。
そして何と、国内で販売されているカローラとしては初の3ナンバーになるよう。先立って詳細が発表されている北米モデルでは、全幅1,790㎜となっています。
コネクテッド機能
特に注目したいのが標準装備されたコネクティッド機能。トヨタは2010年までに日米の乗用車をほとんどをコネクテッド化する計画を打ち出しています。
インターネットで家電なども操作できる時代、ようやくそういったネット機能を搭載したものが一般乗用車にも浸透してきたんですね。
トヨタが今回のカローラハッチバックのターゲットにしている若い世代にコネクテッド機能は大きなアピールポイントとなるでしょう。
第2世代版トヨタセーフティセンス搭載
単眼カメラとミリ波レーダーの組み合わせでより精度の高くなった自動ブレーキはハンドルアシスト機能、適切な車間距離を保つ追従ドライブ支援機能など、進化した第2世代版のトヨタセーフティセンスを標準搭載。
より安全に、誰もが快適に運転できる車になっています。
カローラの歴代ハッチバックモデルを振り返る
出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・カローラFX
カローラFX(E80系/90系/100系)
初代は1984年に登場。80年代初頭のハッチバック人気に後押しされるようにして登場しました。
当時トヨタのスターレットやコルサ、カローラⅡ等がすでにハッチバック市場で人気を博していましたが、決定版として導入されたのがカローラFXでした。
トップグレードにはGTモデルも存在し、本格的なFFハッチバックとして人気を博しました。
1987年にフルモデルチェンジ、そしてそのあと1992年に3代目がリリースされるもハッチバックブームは去った影響もあり、1995年には販売終了となりました。
カローラハッチバック(110系欧州仕様)
さすが欧州仕様というしかない曲線が見事な個性あるカローラハッチバック。
1995年から2001年まで生産されました。
この頃からトヨタは国内向けと海外向けに大きく異なるモデルを展開し始めます。
特徴的な丸いヘッドライト、なんとなくユーモラスな雰囲気を与え、とても味わいのあるモデルです。
たしかに歴史あるヨーロッパの街並みにしっくりきそうな、日本や北米で販売されているモデルとは大きく雰囲気が異なるものでした。
カローラ ランクス/アレックス(E120系)
日本国内では1995年に終了したカローラFXの後継となるカローラ ランクス。
6年の空白を経てカローラシリーズにハッチバックが蘇りました。
アレックスとは姉妹車として登場し、カローラ ランクスはカローラ店にて、アレックスはネッツ店で販売されました。
2001年に登場し、カローラ ランクス、アレックス両モデルとも一度もフルモデルチェンジすることなく2006年に販売終了してしまいます。
オーリス(150系/180系)
ネッツ系列で販売されていたアレックスの後継として誕生したのがオーリス。
このネーミングの由来は、よく”オーラがある”という使い方をする英語の「aura」と、ラテン語で”金”を表す「aurum」らから作った造語だそうです。
なんとなく錬金術をイメージさせるようなネーミングですね。
オーリスは2006年に登場し、アレックスと同じようにネッツ系列で販売されることに。
ちなみにこのオーリスは、トヨタが始めて欧州でハイブリッドモデルを生産した記念すべきモデルともなりました。
初代のE150H系オーリスは、2007年度のグッドデザイン賞を受賞するなど、そのバランスの取れたエクステリア・インテリアは高く評価されました。
新型カローラハッチバックのライバル車のサイズ・価格・燃費を徹底比較!
新型カローラハッチバックとライバル車の燃費や価格を比較してみましょう。ここでは5車種を紹介します。
全てエントリーグレードで比較します。
日産・リーフ
出典元:https://www3.nissan.co.jp
新時代を象徴するような電気自動車の代表格、日産・リーフ。2017年に第二世代が登場、使いやすさ、走行性能もアップし、高い人気を誇っています。
ホンダ・シビックハッチバック
出典元:http://www.honda.co.jp/CIVICHATCHBACK/webcatalog/styling/design/
スポーティな外観、世界基準の走る喜びを実感できるホンダ・シビックハッチバック。
ホンダの顔ともいえるシビックシリーズの、復活の立役者ともいえる存在となっています。
マツダ・アクセラ
出典元:http://www.mazda.co.jp/cars/axela/grade/?link_id=sbnv#axela-sport
マツダ・アクセラには2016年のマイナーチェンジでクリーンディーゼルエンジンに1.5ℓがラインナップされ、幅広い選択肢が魅力となりました。
フォルクスワーゲン・ゴルフ
出典元:https://www.volkswagen.co.jp
世界中で支持を集めるハッチバックの王者的な貫禄を示すフォルクスワーゲン・ゴルフ。歴史あるこの車の虜になるファンは数知れません。
プジョー・308
出典元:http://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/308/prices-versions.html
2017年のマイナーチェンジで新開発のディーゼルエンジンが登場し、デザインもよりスポーティなのもに変化したプジョー・308。
フランスのエスプリがそこはかとなく漂うこのモデルも根強いファンが多くいます。
カローラ・ハッチバックと比べると?
ボディサイズ
全長(㎜) | 全幅(㎜) | 全高(㎜) | |
トヨタ・カローラハッチバック | 4,370 | 1,790 | 1,435 |
日産・リーフ | 4,480 | 1,790 | 1,540 |
ホンダ・シビックハッチバック | 4,520 | 1,800 | 1,435 |
マツダ・アクセラ | 4,470 | 1,795 | 1,470 |
フォルクスワーゲン・ゴルフ | 4,285 | 1,800 | 1,480 |
プジョー・308 | 4,275 | 1,805 | 1,470 |
燃費・価格
燃費 | 価格(税込) | |
日産・リーフ | 120kw/㎞ | 3,150,360円 |
ホンダ・シビックハッチバック | 18.0㎞/ℓ | 2,800,440円 |
マツダ・アクセラ | ガソリン車20.4㎞/ℓ クリーンディーゼル車 21.6㎞/ℓ | ガソリン車 1,825,200円 クリーンディーゼル車 2,338,200円 |
フォルクスワーゲン・ゴルフ | 19.1㎞/ℓ | 2,539,000円 |
プジョー・308 | ガソリン車 18.1㎞/ℓ クリーンディーゼル車21.0㎞/ℓ | ガソリン車 2,799,000円 クリーンディーゼル車 2,999,000円 |
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トヨタ・カローラハッチバックは現在発表されている北米モデルについてはサイズのみ明らかになっています。
燃費・価格についてはまだ発表されていません。
エンジンは1.2ℓ直噴ターボ、1.8ℓ従来型ハイブリッド、2.0ℓ新開発ハイブリッドになるとのこと。
オーリスの燃費が1.2ℓ直噴ターボで19.4㎞/ℓでした。新型プラットフォームの採用などによりあくまでも予想ですが、燃費は良くなり20.5㎞/ℓくらいにはなるのではないでしょうか。
1.8ℓ従来型ハイブリッドにおいては、同じエンジンを採用しているプリウスが37.2㎞/ℓ、最高グレードにおいては40.8㎞/ℓを実現しています。
ですので同程度の燃費と考えていいのではないでしょうか。
新型の2.0ℓ新型エンジンはまだ未知数ですが、いずれにせよ燃費性能には定評のあるトヨタのこと、期待を裏切らない数値を出してくることは間違いないでしょう。
価格はオーリスを参考にして考えると、265万円~290万円辺りに落ち着くのではないかと思います。
それを踏まえて見ていくと、カローラハッチバックはサイズはこの中では標準的、燃費はハイブリッド車に関しては特にかなりいいといえるでしょう。
ただ100%電気自動車の日産・リーフとは単純に比較できない面もあります。
価格も最新のスペックを盛り込んでいると考えれば、コストパフォーマンス的にはこの中でもトップクラスと考えていいのではないかと思います。
国内での発売時期、噂されたカローラスポーツの名称は?
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6月下旬発売
日本での発売は2018年初夏、恐らくは6月下旬から販売開始と見られています。
オーリスとは違い、今後はカローラ店での展開になるようです。
国内ティザーサイトでカローラハッチバックを呼称
この新型ハッチバックの名称については、様々なうわさが飛び交っていましたが当初はカローラスポーツが有力ではないかといわれていました。
ところが、3月30日から開催されたニューヨーク国際自動車ショーでカローラハッチバックの名称で披露。
4月3日には、日本でもカローラハッチバックという名でティザーサイトが公開になりました。
北米に続いて、日本での呼称もカローラハッチバックということで決着がついたようですね。
終わりに
出典元:https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/21698632.html
新しくなったカローラのイメージを体現するカローラハッチバック。
トヨタが満を持して発表したこの新作は、往年のファンはもちろん、新しいファン層も満足させてくれるものになっているようです。
日本デビューの日が、待ち遠しいですね!