【レビュー】今こそ振り返りたい、「いすゞ」のクルマたち~コンパクトカー編~

【レビュー】今こそ振り返りたい、「いすゞ」のクルマたち~コンパクトカー編~
     
   
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「いすゞ」と聞いて思い浮かべるのは、どんなクルマでしょうか?やはり現在だと、トラックやバスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

そんないすゞ、かつては乗用車を生産していました。その中には今でも名車と呼ばれるモデルが多くあり、マニアの心をくすぐります。ここでは、そんないすゞの名車の中でもコンパクトなモデルの歴史を振り返っていきます。40代くらいの方には懐かしく、若い方にはかえって新鮮に思えるかもしれません。

その創業はなんと大正時代!

いすゞ自動車は1916(大正5)年に「東京石川島造船所自動車部門」として設立された、日本で最も歴史のある自動車メーカーです。一風変わった社名の由来は、戦前の「商工省標準形式自動車」に伊勢神宮を流れる五十鈴川から名前を採ったこととされていますが、公式な記録はなく詳しいことはわかっていません。

ちなみに同社の前身メーカーが「スミダ」という名前のトラックやバスを出していたことからも、いすゞは川となぜか関わりのあるメーカーと言えます。

記念すべき第一弾「ヒルマンミンクス」

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photo by photo by Mytho88(CC 表示-継承 3.0)

そんないすゞが乗用車生産に本格的に参入したのは、戦後になってからでした。その第一弾となったのが、ヒルマンミンクスです。イギリスのルーツと提携し、ヒルマンミンクスMk.VIをノックダウン方式で生産しました。

この後のいすゞのクルマにどこかヨーロピアンなテイストが感じられるのは、このクルマの影響が多いと言えるでしょう。このクルマは2代11年に渡り生産され、いすゞは乗用車づくりのノウハウを蓄積します。

ちなみにミンクスとは「おてんば娘」という意味です。

次代に影響を与えたクルマ「ベレル」

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ヒルマンミンクスのノックダウン生産で蓄積した乗用車の技術を活かし生み出されたクルマが、ベレルです。当時乗用車販売のメインであったタクシー業界をターゲットに、6人が快適に乗れるクルマを目指して開発されたのが特徴です。

ライバルとなったトヨタ・クラウンやプリンス・グロリアと同じ車格に位置し、ヒルマンミンクスよりもひと回りボディサイズが拡大されています。ただ製造過程での塗装の発泡やエンジンマウントの不良、メーターやダッシュボードの不具合などの初期トラブルが多く、モデルライフは5年と短命に終わっています。

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