こんにちは、イキクル編集部の牧野です。
突然ですが、皆さんは『ガールズ&パンツァー』(通称:ガルパン)というアニメをご存知でしょうか?
2012年に放送されたこのアニメは、今なお、とてつもない人気を誇っており、2015年に公開された劇場版は興行収入25億円を突破! 舞台となった茨城県大洗町には、多くのアニメファンが連日「聖地巡礼」に訪れるという盛況ぶりです。
中でも毎年11月に大洗町で開催される「大洗あんこう祭り」はガルパンファンにとって1年に1度の大きなイベント。元々は茨城の冬の味覚であるアンコウを堪能するイベントでしたが、ガルパンの出演声優のトークショーや関連イベントが行われるようになってからはファンが多数来場。昨年は人口1万7000人の大洗町になんと13万人の来場者が訪れました!!
かくいう私、牧野もガルパンの大ファン。アニメ本編は両手指では数えきれないくらい何度も何度も視聴しました(しかもアニメを見る度に瞳からこぼれる熱いものを抑えられません)。
今回は前後編にわたって、11月19日に開催された大洗あんこう祭りを「ガルパンおじさん」牧野がレポート。そして、ガルパンの魅力を皆さんにお伝えします!
【大洗あんこう祭り】ガルパンファン必見!大洗あんこう祭り2017でアニメの舞台を聖地巡礼【現地レポート後編】はこちら!
どうしても痛車であんこう祭りに行きたい!
ここまで記事を読まれた方は1つ疑問に思われたのではないでしょうか?
【イキクルってクルマのメディアなのに、ガルパンはクルマと関係あんの?】
実は関係あるんです! ガルパンは戦”車”が活躍するアニメ!! さらに、あんこう祭りには毎年何十台と痛車が集結し、「痛車コンテスト」なる催しも開かれます。
そこで、私は考えました。ホンダカーズさんにクルマを借りて痛車であんこう祭りに行けばいいのではないでしょうか!?
趣味と実益を兼ねるまさに天才の発想! 編集部内で企画を通した際に「コンテンツを私物化している」と大きな波紋を呼びましたが、紆余曲折あり無事に承認も得ることができました。
早速クルマを借りるため、「ホンダカーズ茨城北 県庁前店」へと訪れます。以前、別の企画でもお邪魔したお店です!
【特別企画】茨城県のホンダカーズで女性スタッフにオススメの試乗車を案内してもらった
11月16日にマイナーチェンジしたオデッセイは、新たにHonda SENSINGを搭載。今までの上質な室内空間や走りの性能は変わらず、安全性能がさらに高まりました。
スタッフさんいわく、もはやガルパンは大洗町だけでなく、茨城県を代表する存在として広まっているとのこと。まさに茨城の顔といっても過言ではありませんね。
この後、お店を去るまでスタッフさんは怪訝な表情をし続けていました。
痛車制作は修羅の道
クルマを用意した牧野。早速、痛車制作のために意気揚々と業者に電話します。
痛車制作の業者数件に問い合わせて尋ねてみましたが、どこも似たような金額でした。どうやら業者に頼む場合は牧野が考えていた以上に予算がかかるようです。ここでホンダカーズのスタッフさんがされていた表情の意味が分かってきました。
痛車制作業者に頼まず自作でするならイラストと材料を用意すればいいわけですからコストを抑えられます。早速、Google検索して自作の仕方を調べる牧野。ところが、しかし!
痛車ステッカーを自作するにしても自分で用意したイラストを「カッティングシート」にプリント、カッティングし、クルマに貼り付けなければなりません。費用は抑えられますが、難しいイラストであればあるほど大変な作業。素人の牧野がいきなりやるには1ヶ月では足りなさそうです。
さらに、痛車にするイラストは解像度が高くなければならず、専用のものを用意する必要があります。
業者に頼む場合は予算の問題が、自作は自作する技量や期間が必要ということが分かってきました。
企画、終了!
あんこう祭りで出会った痛車オーナーにインタビュー
そんなオチで記事を終わらせるわけにはいきません!
冒頭でも述べた通り、大洗あんこう祭りでは毎年痛車コンテストが開催され、全国から痛車オーナー自慢の愛車が大洗町の商店街に立ち並びます。
今年のあんこう祭りでは断念しましたが、いつかは自分で痛車を作って参加したいところ! そこで、今回の教訓を生かすべく、あんこう祭りに来ていた痛車オーナーさんから話を伺うことにしました。
痛車オーナーインタビュー1人目
まず1人目、スバル・インプレッサ乗りのやみよさん。
プラウダ高校は、全国大会準決勝でみほたち大洗女子学園と戦う高校で、旧ソ連がモチーフです。
痛車作りには時間やお金以前に、愛車や”嫁”への熱意が何より大事ということを学びました。
思いがけず深い話を聞くことができました。痛車乗りは痛車乗り同士で引かれあうようです。
痛車オーナーインタビュー2人目
続いて2人目にインタビューしたのはスバル・レガシィのオーナー、博士工房さん。
可愛い女の子が多数登場するのもガルパンの魅力の1つなんですが、博士工房さんの痛車にはメガネをかけた男性キャラが……。
ちなみにこの役人、全然主要キャラクターではありません。
ちなみに西住まほは主人公の西住みほの姉で、戦車道の強豪である黒森峰女学園を率いる隊長です。
今日もこの日のために、わざわざ熊本からレガシィに乗って遠征してきたとのことです。Googleマップで調べてみたら熊本から茨城まで車で約16時間。すげぇな……。
これもガルパンへの愛が深いからこそなせる業なのでしょうか。牧野がやったら1ヶ月で済みそうにありません。
フロントガラスには「負けんばい熊本」の文字。震災にも負けず、来年は佐世保で開かれる痛車イベントに参加されるそうです。痛車オーナーは何かしら深い話を持っている縛りでもあるのか?
痛車オーナーインタビュー3人目
続いて3人目はホンダ・アコード乗りのshowさん。やみよさんと同じく、プラウダ高校をイメージした痛車です。
インタビュー開始数分で、この方とは美味い酒が飲める気がしてきました。
当たり前かもしれませんが、痛車オーナーさんも普通のオーナーさんと変わらず、クルマへのこだわりが強い方が多いです。
うーん、今後の参考のためのインタビューでしたが、皆さんガチ勢すぎて参考になるかどうかいよいよ怪しくなってきました。
痛車オーナーインタビュー4人目
最後にインタビューをしたのは、マツダ・ロードスターに乗っているめろんさん。ちなみにめろんさんと3人目のshowさんは1人目にインタビューした博士工房さんと同じ熊本出身のオーナーさんです。
これもアニメ本編の全国大会で主人公たちと戦うライバル校で、アメリカ合衆国がイメージとなっている高校です。
痛車オーナーさんはやはり横のつながりが強いらしく、その3台とも今日のあんこう祭りに来ているとのことでした。
ちなみにめろんさんは痛車だけでなく、バイオリンの演奏もしており、この日は商店街の特設ステージでライブも披露されていました。多彩な才能の持ち主だ……。
今回の調査結果報告と次回予告
4人の痛車乗りオーナーさんに話を伺いましたが、やはり痛車の制作には多大な金的・人的コストが必要でした。しかし、それも”愛”ゆえになせること! 痛車の制作を考えられている全国のガルパンファンの皆さんは、ぜひ今回のインタビューも参考にしてみてください。
今回の記事では一切レポートできなかったあんこう祭りの様子やコスプレイヤーさんたちの写真、さらにガルパンの名場面の舞台となった大洗町の名所などもご紹介!
後編記事はこちらからチェックです!
【大洗あんこう祭り】ガルパンファン必見!大洗あんこう祭り2017でアニメの舞台を聖地巡礼【現地レポート後編】
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