ホカホカでほんのり甘く、ほっこりした気分にさせてくれる「さつまいも」。焼き芋や煮物、芋けんぴなど、レシピの幅が広く、根強い人気を誇っている野菜の一種です。
そんな食べておいしいおいも、日本一の出荷量を誇るのは茨城県って知っていますか?(焼酎などの原料としてのおいもを除く)
農林水産省の調査によると、都道府県別「食べるおいも」の出荷量は、119,162トンで茨城県が第1位なんです!
今回は、茨城県のさつまいもの魅力を感じられる「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」に行ってきました。食べたり見たり学んだりして満喫してきたので、レポートしていきますね。
取材・文 かしみん
〈本記事は茨城県のホンダカーズさんにご協力いただいています〉
茨城県のホンダカーズは、「県民のみなさんに、すてきなドライブライフを送ってもらいたい」という思いのもとホンダ車を販売。
車を通して茨城県の魅力的なスポットを知ってもらいたいので、本記事でお出かけ場所を提案しています。
車を借りに「ホンダカーズ桜川 岩瀬店」へ!
「せっかくの遠出だからドライブしながら行きたいけど、マイカーを持っていない」というわたしのために車を貸してくれる「ホンダカーズ桜川 岩瀬店」。
「『らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ』に行くんですよね?高速道路を使うので、安定感のあるステップワゴンで行くのがおすすめですよ!」とスタッフさんがアドバイスをくれました。
アドバイスに則って「ステップ ワゴン」を借りることに。ずっしりとした迫力のあるボディがかっこいい……!
スタッフさんが「『らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ』、農業について楽しく学べて、わたしもお気に入りのスポットです!いってらっしゃい」という温かい言葉で送り出してくれました。では早速、ドライブしながら行ってきます〜!
ステップ ワゴンに乗って、快適ドライブ!
「ホンダカーズ桜川 岩瀬店」から「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」までは、車で1時間15分ほど。笠間西ICから北関東自動車道に入り、鉾田ICで降りるルートがおすすめです。
エンジンとモーターを併用するハイブリッド車の力強い走りで、高速道路でもスイスイと車を走らせることができました。
この日は風が強かったのですが、クルマの重心が低くふらつきにくいため、ハンドルを取られることもなく快適。揺れもあまりありません。スタッフさんのアドバイス通り、安定感のあるステップ ワゴンにしてよかった!
後部座席は広々としていて、余裕をもってシートに座れる仕様になっています。一人ひとりがゆったりと座ってリラックスできるので、大人数で長時間ドライブしても疲れにくいですよ。
体験型農業テーマパーク「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」に到着!
緑いっぱいの景色を楽しんでいるうちに「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」に到着しました。
もともと小学校だった建物を改装して、作られています。そのため、校舎や校庭など、いたるところに懐かしさを感じる風景が……!
▲校庭の遊具もそのまま残っています
「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」は、日本で初めての体験型農業テーマパーク。おいもをはじめとした野菜畑や、グランピングエリアなどがある広大な土地では、農業を体験できちゃいます。
トラクターに乗って農園を巡ったり、さつまいもの収穫体験をしたり。
テント設営や食事の準備がいらない、お手軽キャンプ「グランピング」もできますよ。テントやコンテナで自然の風を感じながら、採れたて野菜を堪能できるのが魅力です。
小学校の校舎を改装した建物にある「ショップ&ミュージアムエリア」には、さつまいものミュージアムやレストラン、カフェ、ファーマーズマーケットなどがあります。
今回は、ショップ&ミュージアムエリアを見て回ることに。
さつまいもの歴史が学べる!「やきいもファクトリーミュージアム」
まず向かったのは、さつまいもについて学べる「やきいもファクトリーミュージアム」。さつまいもの歴史を知ったり、稼働している工場を見学したりできます。
大人800円の入場料(4歳以上〜小学生は600円)を支払い、いざミュージアムのなかへ!
(※2019年10月より料金改定があり、大人900円、子ども700円になります)
歴史を勉強するコーナーでは、さつまいもの歴史に関わった人物が教室に並んでいます。「それぞれの偉人が、さつまいもの歴史にどう貢献してきたのか」が学べますよ。
なかには、女優・森光子さんの姿も。主演舞台『放浪記』に焼き芋を食べるシーンがあり、本場やリハーサルを含め、延べ3,000個の焼き芋を食べていたんだそう。ちなみに、人形が着ている着物は、実際にご本人が着ていた貴重なものです。
小さい子どもに人気なのは、おしりがズラリと並んだ「おならパーカッション」。おしりを触ると、おならの音でドレミの音階が奏でられます。
工場見学のコーナーでは、さつまいも製品が作られていく様子を、上から眺められます。企業ヒミツの部分も、特別に見学可能です。
マイナス30度の世界を体験できる冷凍庫にも入れて、なかなかできない貴重な経験!
ひと通り見て回ったら、最後に大学芋と焼き芋の試食コーナーがあります。さつまいもの知識が深くなったあとに食べると、より一層おいしく感じられますよ。
▲懐かしの風景がいたるところに!
新鮮な野菜をたっぷり食べられる、イタリアンビュッフェレストラン「ファームトゥーザテーブル」
ミュージアムを回りおなかが空いたので、イタリアンビュッフェレストラン「ファームトゥーザテーブル」でランチを食べることに。
店内中央にはビュッフェがあり、ヴィレッジ内の農園で採れた野菜や、農家から直送された野菜をたっぷりと食べられます。
さつまいもやじゃがいもなどをこんがりとグリルした「カラフルポテト」は、素材の味が感じられる一品。
「じゃがいもとトマトのキッシュ」は、濃厚なチーズとトマトの酸味がマッチしていて絶妙です。
ほかにも、旬のこだわり野菜を使った料理が並んでいて、ビュッフェのクオリティが高いことに驚き。
ビュッフェとメイン料理のセットにしたので、パスタかピッツァをチョイスします。2名で来ていたので、「太陽をたっぷり浴びた旬野菜のペペロンチーノ」「半熟卵と安納黒豚ベーコンのピッツァ」を注文しました。
「太陽をたっぷり浴びた旬野菜のペペロンチーノ」は、パスタのうえに大きなトマトが乗っています。ひと口食べるとニンニクの風味が広がり、食欲増進。ジューシーなトマトの酸味と、ニンニクの香ばしさがマッチしていました。
「半熟卵と安納黒豚ベーコンのピッツァ」は、塩気の効いたチーズのうえに、ジューシーなベーコンが。濃厚な半熟卵が、全体をまろやかにまとめあげています。生地はモチモチしていて食べ応えがあり、ピッツァを口に運ぶ手が止まらない!
おみやげに、オリジナルのさつまいも商品はいかが?
新鮮な野菜を使ったおいしい料理を食べたあとは、おみやげを購入できるフロアへ。茨城県の特産品が並んだ「ファーマーズマルシェ」や、市場にあまり出回らない幻の干し芋が手に入る「おいも熟成蔵」があります。
先ほど見学した工場で作られている芋けんぴや、
さつまいもの蜜で作られている「芋蜜」など、オリジナルのさつまいも商品がたくさん。
なかでも注目を集めているのが、ワケあり大学芋の詰め放題です。専用容器のなかに大学芋を詰めるだけ詰めて、1回650円。
どれくらい詰められるのか、一緒に来た友人同士で対決するのもおもしろそうですね。大学芋好きにはたまりません!
休日は、さつまいもの魅力を体験できる「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」へ!
さつまいもの歴史が学べたり、新鮮野菜を好きなだけ食べられたり、オリジナルのさつまいも商品を購入できたり。「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」は、見どころ盛りだくさんの施設でした。
さつまいもマニアの方や、「変わったテーマパークに行ってみたい」と思っている方、ぜひ足を運んでくださいね。
駐車場には、一般車両を150台停められるスペースがあります。車の方がアクセスしやすいので、ドライブしながら行ってみてはいかがでしょうか?
ただ、土日祝日は混雑しており、1日の来場客数が4,000人を超えて、駐車場が埋まることも。待たずに車を停めるためにも、土日祝日は午前中に行くのがおすすめですよ!
「自分の車を買ってドライブしたい」「車買い換えようと思っている」という方、ぜひお近くのホンダカーズにいらしてくださいね。