出典元:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/styling/design/
パワーウェイトレシオとは?
出典元:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/styling/design/
車の走行性能をチェックするとき、エンジンの性能、最高出力や最大トルクなどを参考にする方も多いのではないでしょうか。
ですがそれはエンジンそのものの情報であり、該当の車の走行性能を全てエンジン性能が物語るとはいえません。
エンジン性能の他に車の走行性能について参考にできるのがパワーウェイトレシオです。パワーウェイトレシオとは1馬力が支える車重のことで、この数値が小さいほど加速性能に優れていると判断できるのです。
F1などのマシンで0.5~0.6kg/ps程度、乗用車の中でもスポーツ性能に特に優れているもので3.0kg/ps程度といわれています。
ここではホンダ車のボディタイプ別にパワーウェイトレシオTOP5をご紹介しましょう。
ホンダ車のパワーウェイトレシオランキングTOP5!【クーペ・ハッチバック編】
1位:ホンダ・NSX(NC1)
出典元:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/styling/design/
1位となったNSXのパワーウェイトレシオは3.09kg/ps。なかなかの数値ですね。市販車としてはトップレベルといえる数値です。
コスワースと共同開発した3.5LVエンジンとスポーツハイブリッドシステムを組み合わせてシステム最高出力は581psを発揮します。エンジンの配置がミッドシップなのもこのNSXの大きな特徴。
ハイブリッドスポーツカーとして歴史に残るスーパーカーといえるでしょう。
2位:ホンダ・シビック タイプR(FK8)
出典元:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/styling/design/
現行のシビックタイプR のパワーウェイトレシオは4.34kg/ps。このモデルは2017年にニュルブルクリンク北コースでFF市販車最速ラップを更新したことでも大きな話題を呼びました。
3位:ホンダ・NSX タイプR(NA1)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/1992/4921126.html
初代のNSXは1990年に登場。2005年まで長きにわたりホンダのフラッグシップとして君臨したモデルです。ホンダ車独特のミッドシップエンジンを採用し、世界初となるオールアルミボディの使用で世界中から注目を集めました。タイプRは2年後の1992年にデビューしています。
パワーウェイトレシオは4.39kg/ps。現行型シビックタイプR に迫る数値です。
4位:ホンダ・シビック タイプR(FK2)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/2015/4151028-civic.html
9代目のシビックは日本への導入が見送られた中、このタイプRだけは日本でも台数限定で販売されました。どれだけタイプRの人気が高かったのかを物語っていますね。
このFK2型シビックタイプRも2015年当時のニュルブルクリンク北コースFF市販車最速ラップを更新しました。
パワーウェイトレシオは4.45kg/psとなっています。
5位:ホンダ・NSX-R(NA2)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/2002/4020523-nsx.html
NSXタイプRの後期モデルにあたるNSX-Rは前期モデルよりもさらにボディの軽量化が進められ、市販車初となるマイナスリフトを達成するなどこれもまたエポックメイキングなモデルでした。
パワーウェイトレシオは4.54kg/ps。
クーペ・ハッチバックのランキングはNSXとシビックタイプRの独断場といったところですね。
ホンダ車のパワーウェイトレシオランキングTOP5!【4ドア・セダン編】
1位:ホンダ・レジェンド ハイブリッドEX(KC2)
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2015年に登場した現行レジェンドハイブリッドのパワーウェイトレシオは5.20kg/ps。日本ではこのハイブリッドモデルのみのラインナップとなっています。
2016年の登場時には世界初となる歩行者事故低減ステアリングが搭載されたほか、2018年にはホンダ車初となる渋滞運転支援機能のトラフィックジャムアシストが装備されるなど、フラッグシップセダンらしい先進機能を搭載しています。
2位:ホンダ・シビック タイプR(FD2)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/2007/4070329-civic.html
8代目シビックに設定されたこのタイプRはパワーウェイトレシオ5.64kg/ps。シビックタイプR初の4ドアセダンです。
セダン型となったことでこれまでとは異なるファミリー層のユーザーを確保できたようですが結果的にその後は再びハッチバックが採用されるようになり、シビックタイプRとしては4ドアセダンはこのFD2のみとなっています。
3位:ホンダ・インテグラ タイプR(DB8)
出典元:https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/INTEGRA/2001618/
ホンダのタイプRシリーズ第2弾として、NSXタイプRの次に登場したのがこのインテグラタイプRでした。1995年に登場した初代のパワーウェイトレシオは5.3kg/psです。
現在でも非常に高い人気を誇り、中古車市場では高額で取引されています。
4位:ホンダ・インスパイア(CP3)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/2007/4071219-inspire.html
2007年に登場した5代目のインスパイアは大型化し、フラッグシップであるレジェンドと実質的に同クラスとなりました。パワーウェイトレシオは5.71kg/psです。
2012年に販売が終了され、日本で販売された最後のインスパイアでもあります。
5位:ホンダ・レジェンド(KB2後期)
出典元:https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/LEGEND/10065660/
日本では最後のガソリン車のレジェンドとなったKB2後期型ではホンダ車として初めて6速ATが採用され、走行性能の向上と環境性能の向上を両立させました。パワーウェイトレシオは5.99kg/ps。
そのほかにも世界で初となるノイズリデューシング機構付きのアルミホイールが採用されるなどフラッグシップセダンとしてさまざまな最新機能が搭載されましたが、惜しまれながら2012年に販売終了となりました。
ホンダ車のパワーウェイトレシオランキングTOP5!【コンパクトカー編】
1位:ホンダ・シティターボII(AA)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/1983/4831026.html
シティターボIIは1.2Lクラスでは初となるインタークーラーを装備したエンジンを搭載し、110psの馬力を引き出すとともに低燃費化が図られました。
パワーウェイトレシオは6.68kg/ps。1983年に登場した車がランキング1位とはなかなかすごいですね。当時の馬力競争の激しさがしのばれます。
2位:ホンダ・シティCR-i(GA2)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/1986/4861031.html
ジムカーナで大活躍したシティCR-i。先代とは打って変わってワイド&ローなボディとなり、エンジンもターボではなくなりNAエンジンを搭載するようになりました。
スポーツグレードのCR-iのパワーウェイトレシオは7.60kg/psとなっています。
3位:ホンダ・フィットハイブリッド(GP5)
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ここからフィットの3連続ですね。2013年に登場した2代目フィットハイブリッドの2代目モデルには新型のフルハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」の採用によって大幅に燃費性能を向上させました。
パワーウェイトレシオは7.74kg/psです。
4位:ホンダ・フィット RSホンダセンシング 6MT(GK5)
出典元:https://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/
4位にはフィットのガソリン車のスポーツモデルであるRSがランクインしました。パワーウェイトレシオは8.1kg/psです。
ホットハッチとして高い人気を誇るフィットRSですが、その加速性能はホンダンコンパクトカーの中ではトップクラスであることが証明されました。
5位:ホンダ・フィット RS 6MT(GE8)
出典元:https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/FIT/10065450/
5位にランクインしたのは2代目モデルのGE8型のフィットRSです。2代目は2007年に登場しましたが、6速MTを搭載したRSが登場したのは2010年でした。パワーウェイトレシオはジャスト9kg/ps。
このクラスで6速MTを搭載したのはGE8型フィットが国産車では初ということです。
ホンダ車のパワーウェイトレシオランキングTOP5!【ミニバン編】
1位:ホンダ・エリシオンプレステージ SG(RR5)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/2006/4061221-elysion.html
今では日本販売はされておらず、中国専用車種となっているエリシオンですが、かつて2013年までは日本でも存在していました。
高級グレードであるプレステージに3.5L V型6気筒エンジンを搭載したSGのパワーウェイトレシオは5.55kg/ps。車両重量が重たいミニバンとしてはかなり優秀な数値といえるでしょう。
2位:ホンダ・エリシオン VG(RR3)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/2004/4040513-elysion.html
2位にもエリシオンがランクインしました。こちらは基本グレードとなるVGですが、パワーウェイトレシオは7.56kg/psと、1位のエリシオンプレステージSGからは少し差が生じています。
3位:ホンダ・オデッセイ アブソルート(RB3)
出典元:https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/ODYSSEY/10051406/
この4代目オデッセイのスポーティタイプであるアブソルートはパドルシフトやエアロダイナミクスエクステリア、18インチアルミホイールなど多数の専用装備で仕上げられています。
パワーウェイトレシオは7.91kg/ps。車両重量がミニバンにしては1630kgと軽いため、なかなかの数値になっています。
4位:ホンダ・オデッセイ VZ(RA8)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/1999/4991202.html
初代が大ヒットしたこともありこの2代目では基本的にはキープコンセプトとなりましたが、走りの部分は強化され人気を博したモデルです。
このVGグレードのパワーウェイトレシオは8.04kg/psと、スポーツモデルのアブソルートに迫る数値になっています。
5位:ホンダ・オデッセイプレステージ VG(RA5)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/1994/4941020.html
1994年に登場した初代モデルが5位にランクインしました。ミニバンらしからぬエクステリアが目新しく、爆発的なヒットを記録したホンダの救世主的な存在のモデルでもあります。
この初代のパワーウェイトレシオは9.33kg/ps。4位のVZとは少し差がついてしまいました。
ホンダ車のパワーウェイトレシオランキングTOP5!【軽自動車編】
1位:ホンダ・トゥデイ RS 5MT(JA4)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/1993/4930126.html
商用車として登場したトゥデイ。JA4は1993年に登場した2代目に当たるモデルですが先代よりも洗練された女性向けのデザインに変更され、幅広い顧客層に指示されました。
パワーウェイトレシオは11.5kg/psとなっています。
2位:ホンダ・ビート
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2位には1991年に登場した個性的な軽オープンカーのビートがランクイン。NSXと同様にミッドシップ・リア駆動のドライブトレインを持ったオープン2シーターは洗練されたルックスと優れた走行性能で発売から20年以上たった現在でも人気があるモデルです。
パワーウェイトレシオは11.8kg/psと、1位のトゥデイ RS 5MTに迫る勢いですね。
3位:ホンダ・トゥデイ XTi 5MT(JA2)
出典元:https://www.honda.co.jp/news/1990/4900223t.html
軽自動車の規格変更に合わせてボディが拡大され、さらにエクステリアやインテリアにも手が加えられた初代トゥデイの後期型モデル、JA2型の XTi 5MTのパワーウェイトレシオは12.5kg/psです。
4位:ホンダ・S660 α 6MT
出典元:https://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/
ビートの後継ともいえる2013年に登場した軽スポーツオープンカーがここに登場しました。上級グレードであるαにはクルーズコントロールやスポーツレザーシート、クロームメッキパーツなどの専用装備が多数搭載されています。
12.9kg/psというパワーウェイトレシオは、さすがはスポーティモデルという印象です。
5位:ホンダ・ライフ パステルターボ(JC1)
出典元:https://www.honda.co.jp/auto-archive/life/4door/2010/life-pastel/
ライフは初代が1971年に登場した軽自動車ですが、JC1は最終モデルにあたる2008年に登場した5代目です。パステルは高感度でおしゃれな女性を意識したファッション性の高いグレード。
ターボエンジンを搭載したパステルターボでは13.1kg/psという数値。かわいらしい外見ながらなかなかの数値です。
ボディタイプ別のホンダ車のパワーウェイトレシオランキングをご紹介しました。最近のモデルよりもずいぶん昔のモデルのほうがいい数値を示していたり、興味深いものがあったのではないでしょうか。
車選びの際には、ぜひパワーウェイトレシオの数値も参考にしてみてください。