2010年に販売を開始して以来、約9年間という長い期間の間で一度もフルモデルチェンジがされずに販売を継続していた日産のジューク。
フロントグリルに独特な特徴を持つ斬新なデザインは多くの方から好評を呼び、誰もが購入しやすい価格となっており、コンパクトカSUVの新時代を開拓してきた車でもあります。
そんな日産のSUVを人気を高める一台として販売されているジュークが2代目としてフルモデルチェンジされるという情報を入手しました。
新型2代目ジュークの特徴はどうなのでしょうか。またフルモデルチェンジ後にe-POWER機能が搭載されるのは本当かを含めた上で解説します。
日産の新型ジュークe-POWERフルモデルチェンジが2019年9月3日に発表を開始
今回のフルモデルチェンジで行われた改善点ではジュークのグレードにはなかった新しいハイブリットモデルとして(e-POWER)を追加しました。
英国の中では最大自動車組み立て工場とも呼ばれている日産のサンダーランド工場で生産することになっています。
外観を一新したデザインに加え、e-POWERを搭載することで圧倒的な燃費数値を実現させています。
日産新型ジュークの内装や外装は前モデルと比べて何が変わったのか?
フルモデルチェンジを実施した新型ジュークは、コンパクトSUVクロスオーバーらしい前モデルのイメージを残しながらも前ガルウィングと後リアヒンジが上下方向に開くドアや、長いボンネットを備えたスポーツクーペのようなグリップスコンセプトが大きな変更点となりそうです。
外観のインパクトだけでなく、独特な世界観をイメージして作られた内装ではカーボン調の素材で作られたクロノグラフのようなメーターと4座独立キャプテンシートなどを強く強調させるインテリアになっています。
新型ジュークのスペック |
|
全長 |
4,100mm |
全幅 |
1,890mm |
全高 |
1,500mm |
ホイールベース |
2,580mm |
フルモデルチェンジ後にe-POWERモデルが搭載されることで、C-HRハイブリットの燃費性能(30km/L)を超える燃費数値が期待できる
フルモデルチェンジ後の新型ジュークでは、前モデルの燃費数値である17.0km/Lという燃費性能をe-POWERを搭載することで1.5倍以上の燃費数値に向上させました。
現行モデルの燃費数値がFFで18.0km/L、4WDでは13.4km/Lと他のSUVと比べて数値が低い傾向がありましたが、e-POWERを搭載することにより、FFで30km/L、4WDでは20.0km/Lまで燃費数値を高めています。
ハイブリットモデルとして生まれ変わる新型ジュークの燃費性能は同機種であるハイブリットモデルC-HRの燃費数値30.2km/を良好な数値を記録していることから、ハイブリットモデルとしての性能は他のSUVと引けを取らない新型車になっています。
大容量モーターと小排気量ガソリンエンジンを搭載したエンジンで電気を作り走行するe-POWERは、日産自動車の技術力の塊であり、今回のe-POWERモデルでは小排気量エンジンである1.2リッターの容量に加えて、電気の力で走るメカニズムをさらに深める次世代パワートレイン「e-POWER」が新型ジュークに追加されます。
ガソリンエンジンだけでなく、電気の力で車の走行をサポートすることで前モデルから1.5倍以上の燃費数値を実現できるようになりました。
日産 新型ジュークの価格予想
現行版ジュークの新車価格は173万円〜350万円程度などライバル車などと比べて割安感が目立つSUVとなっており、プライス価格の低さが若者から高齢者までの幅広い世代から人気を集める一つの理由になっています。
2代目ジュークとしてフルモデルチェンジを行う今回のアップデートでは、e-POWERエンジンを搭載することで車両価格に設定される金額が高くなると予想価格され約200万円〜370万円程度になると言われています。
200万円から370万円という価格で販売されることにより新型ジュークの販売台数がどこまで伸びるのか、楽しみなポイントでもありますね。
新型をジュークをライバル車の車両価格と比較すると
新型ジュークの金額面(200万円〜370万円)をライバル車となるホンダ・ヴェゼルやトヨタ・C-HR・、三菱エクリプスクロス、スバル・XVと比較してみましょう。
車種 |
車両価格 |
日産ジューク |
1.738.000~3.469.000万円 |
日産新型ジューク【予想】 |
2.000.000万円弱~3.700.000万円 |
ホンダ・ヴェゼル |
1.965.000~2.926.000万円 |
トヨタ・C-HR |
2.290.000~2.929.000万円 |
スバル・XV |
2.138.000~2.678.000万円 |
三菱・エクリプスクロス |
2.706.000~3.095.000万円 |
新型のジュークの車両価格とライバル車を比較しても金額面に多少の割高感が出る可能性があります。e-POWERを搭載しているからこそ、金額が高く設定されてしまうのは理解できますが、200万円以上の金額が販売台数にどのような影響を与えるのか気になるポインです。
日産 新型 ジューク まとめ
今回は新型ジュークの特徴やフルモデルチェンジ後に新たに搭載されるe-POWERエンジン、車両価格について解説してきした。
2010年にクロスオーバーSUVとして販売されてきたジュークは2019年9月までの約9年間という長い期間の間、一度もモデルチェンジされることなく、多くの方に人気の高いSUVです。
今回新たにフルモデルチェンジされることで前モデルから1.5倍以上の燃費数値や新しく生まれ変わったボディデザインやフロントグリルなどを体感できるようになっています。
これまでのジュークでは考えられないような車の性能と伸びしろを備えたSUVとしてこれから多くの方が乗車される一台となってくるでしょう。