2019年東京モーターショーで公開された「日産 アリアコンセプト」は、現在公表のピュアEVであるリーフに次ぐEVモデルとして提案されました。同モデルは、世界的にも人気が高いクロスオーバータイプのEVに仕上がっています。
リーフの技術を受け継ぎ、進化させた「日産 アリア」は、いつ頃販売開始になるのでしょうか?発売時期を大胆に予想しながら、デザインやパワートレイン等を解説していきます。
日産 新型アリアの発売開始は2021年秋ごろと予想
筆者大胆予想では、2021年の秋頃に日産 新型アリアを販売開始するのではないでしょうか?
・第一の理由は、アリアのコンセプトモデルある日産 IMx KUROやアリアコンセプトが、東京モーターショーの時にお披露目されていることです。
・第二の理由は、日産が2022年までに新タイプのEV技術を採用した新モデルの販売を公言していることから、アリアは、2021年秋に新型として投入されるのではないでしょうか?
これらの理由から、2021年東京モーターショー(2年に1回開催)にあわせた販売開始となるのではないでしょうか。
日産 IMx KUROコンセプト
日産 IMx KUROコンセプトが、2017年東京モーターショーで公開された段階で、日産の次期インテリジェントモビリティ技術をふんだんに採用し、ゼロエミッションクロスオーバーとして完成させるという、日産の方向性が打ち出されました。
日産 アリアコンセプト
2019年東京モーターショーで初公開されたアリアコンセプトは、日産 IMx KUROコンセプトを更に市販バージョンに近づけたモデルとして登場しています。
筆者は、2021年東京モーターショーで市販バージョンが公開されるか、市販開始後、初のモーターショー公開になると大胆予想しました。
筆者の予想が裏切られ、2020年中になったら、筆者も皆さんももっと嬉しいのではないでしょうか!
日産 アリアの全体デザインは?
フロントビューでは、日産のシグネイチャーデザインであるVモーショングリルが進化して採用されることになるでしょう。アリアコンセプトでもワイド感のあるVモーショングリルですね。
アリアコンセプトのボディサイズは、全長×全幅×全高=4600㎜×1920㎜×1630㎜とリーフよりも一回り大きい、DセグメントのSUVとなっています。市販バージョンでは、日本の道路事情からすると全幅が広い印象なので、若干スマートになるのではと考えます。
アリアコンセプトモデルで装着された21インチは、市販車では、19インチくらいにサイズダウンするかもしれませんね(販売価格設定の関係などより)。
コンセプトモデルであるスリーク、シームレス、セクシーのデザインコンセプトは、市販「アリア」でも継承されてくるでしょう。
日産 アリアの内装等は?
インテリアは、非常に市販ベースに近い仕様に仕上がっているのではないでしょうか?全体的にシームレスさが強調されているディテールですね。
安全装備は、高速道路でのハンズオフ運転を実現する運転支援システム「プロパイロット2.0」に突被害軽減ブレーキなどが起用されるでしょう。少なくとも現行スカイラインに装備されているプロパイロット2.0以上になるのではないでしょうか。
日産 アリアのパワートレインや航続距離等
新型アリアは、新採用のEV専用プラットフォームを採用し、新世代パワートレインを搭載した高出力EVモデルに仕上がっていそうです。
パワートレイン出力は、前後それぞれモーターを配置し、2基合計350ps前後の予定です。駆動システムは、4WDを採用していて、2020.1.8に発表された新システムe-4ORCE(イーフォース)が搭載となるでしょう。これは、日産のアテーサE-TSとインテリジェント4×4をミックスしながら進化させ、EV用に設計された4WDシステムです。
e-4ORCE(フォース)は、eが100%電気、4が4WD、そしてフォースと呼ぶことでパワーを連想させる造語です。
現行リーフの62kWhバッテリー搭載車(e+)は、WLTCモードで458㎞、JC08モードで570㎞の航続距離が可能になっています。新型アリアでは、この航続距離を伸ばし、WLTCモードで488㎞、JC08モードで600㎞位になると予想します。
日産 新型アリアの予想販売価格は?
現行リーフのe+モデルが、4,239,400円から4,816,900円です。FFモデルから4WDモデルになることや、ボディ拡大によってセグメントが一段上がることなどから、ベースモデルは、450万円ほどになると予想します。
サンデードライバー向けやビジネスユース向けに、敢えてバッテリー容量を下げ、装備を抑えた廉価版の設定も行われる可能性も否定できませんね。この場合、400万円前後に販売価格が抑えられるのではないでしょうか。
まとめ
日産 新型アリアをまとめてみると
①発売予想は、2021年秋ごろではないでしょうか?
②日産の次世代技術がふんだんに盛り込まれるでしょう(航続距離や安全装備、パワートレインなど)
③販売価格は、500万円超~、廉価版400万円台も併売の可能性あり
日産は、EV部門をリーフで世界牽引しているメーカーです。日本だけでなく世界的に現行リーフは、人気モデルとなっていますね。EVモデルを更に進化させ、人気の高いSUVにして、アリアが登場することになるでしょう。販売開始が待ちきれませんね!