東京モーターフェスで歴代CTRを展示したルーフ(RUF)!オリジナルボディとなったCTRや最新コンプリートカーを紹介!

東京モーターフェスで歴代CTRを展示したルーフ(RUF)!オリジナルボディとなったCTRや最新コンプリートカーを紹介!
     
   

出典元:https://www.ruf-web.co.jp/com/ctr2017/

ルーフ(RUF)とは?

出典元:https://www.ruf-web.co.jp/

ルーフとはポルシェの車両をベースにしてルーフならではの独自の車両づくりを行うメーカーです。ただのチューンナップメーカーとは違い、外見はポルシェでもパワートレインやその他の中身はルーフ独自のパーツ、技術で仕上げられ、全くポルシェとは異なる車に仕上がっているのが特徴です。

ドイツでは自動車工業会に所属が認められています。1939年に創業、来年で創業80年を迎える歴史あるメーカーです。

【全国OK!】どんなメーカーも車種もお任せ!新車購入するならイキクルが最大値引きディーラーご紹介!

フラッグシップモデルとなる歴代ルーフ・CTR

930カレラをベースにフェラーリF40の最高速記録を破った初代CTR

出典元:https://rufautomobiles.com/portfolio/ctr-1987/

CTRはカレラ・ターボ・ルーフの頭文字。その名の通り930型のポルシェ911カレラをベースに開発されたモデルです。

1987年に登場。プロトタイプが鮮やかなイエローだったため、イエローバードと呼ばれるようになったようです。

当時史上最速市販車であったフェラーリ・F40の最速記録を塗り替え、339.8㎞/hを記録。一躍ルーフの名を世界中に知らしめたモデルです。

ニュルブルクリング北コースでも当時のラップレコードを何度か更新しているということです。

993ターボをベースに350km/h以上の最高速を誇るCTR2

出典元:https://rufautomobiles.com/car-design/

1995年に登場したのが933型911ターボをベースに使用した2代目CTRのCTR2です。

3.6L空冷式水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力527ps、最大トルク685Nmを発揮します。最高速度は約354km/hを誇り、1995年当時このCTR2は世界で最も早い量産車でした。0-100㎞/h加速は約3.6秒。

今から20年以上前の技術でこの性能です。ルーフの技術力はかなりのものであることが窺えますね。

997/991ベースに独自開発エンジンをミッドシップに搭載したCTR3

出典元:https://www.ruf-web.co.jp/com/ctr3/

3代目となるCTR3は2007年、CTR発売から20周年となる年にバーレーン・インターナショナル・サーキットにて披露されました。ベースは911の6代目となるポルシェ・997。

とはいえエンジンレイアウトもミッドシップに変更されるなどシャシー、車体は大きくルーフ独自のスタイルへと変更されています。

現行モデルのCTR3 Clubsportでは最高出力777ps、最高トルク980Nmを発揮する3.8L水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高速度は370 km/hとなり、ポルシェ・911 GT2 RSを追える性能を誇ります

【車種問わず!】どんなメーカーも車種もお任せ!新車購入するならイキクルが最大値引きディーラーご紹介!

初代CTRイエローバード誕生30周年を記念して発表されたCTRアニバーサリー(CTR 2017)

出典元:https://www.ruf-web.co.jp/com/ctr2017/

初代CTRのデザインを纏ったオリジナル開発のカーボンモノコックシャシー

2017年のジュネーブ・モーターショーで披露されたのは初代のイエローバードと呼ばれたCTRを彷彿とさせる明るいイエローが目を引くモデル。

これはCTRのデビュー30周年にあたって開発された記念モデルとなるCTRアニバーサリー(CTR 2017) です。外見こそ初代CTRがベースにしていた930型911のシルエットとなっていますが、実はこのボディやモノコックはルーフ独自に新規開発されたもの。

カーボンファイバーを使用し軽量・高剛性化。このボディはポルシェにも認可を受けているということです。

ポルシェ由来の710馬力の水冷フラット6ターボエンジンと6MT搭載

エンジンは初代CTRと同じくリアに搭載、3.6Lの水平対向6気筒ツインターボエンジンを使用。スタイルは初代CTRと同じですが、もちろんパワーはファンの期待に応えてアップしています。

最高出力710ps、最大トルクは879Nm、0-100㎞/h加速は3.5秒、最高速度は360㎞/h以上の性能になりました

組み合わされるトランスミッションは6速MT。これも初代CTRに敬意を払ったものでしょう。

空冷911時代に似たアルカンターラ貼り内装

インテリアは独特のデザインのものに。全面にレーシングカーなどに使用される軽量な高級素材、アルカンターラを贅沢に使用しています

印象的なのはイエローのチェック柄が施されたシートでしょう。ボディカラーのイエローよりも淡い色が使用され、軽やかさを感じさせながらもレトロなイメージをもたらしています。シート素材にはカーボンファイバーを使用。

インテリアのコンセプトは「モダンデザインとレトロデザインの融合」ということ。メーター類も近年の高級車に使用されるフルデジタルのものではなく、アナログ式に。クラシックなタイプが好きな方にはたまらないですね。

こういったハイパフォーマンスなモデルはインテリアにおいてもとにかくスパルタンになりがちなものですが、このCTRアニバーサリー(CTR 2017)は初代CTRの時代を感じさせる雰囲気を残しながらも最新の高級素材を使用し、古き良き時代と現代のテクノロジーのバランスが取れた魅力的なインテリアになっています。

世界限定30台

さて、この記念すべきモデル「CTRアニバーサリー(CTR 2017)」ですが、わずか30台の限定生産。30周年にちなんでの限定数だと思われます。価格は75万ユーロ。日本円にして約9,000万円です。

驚くのはこのCTR2017が発表されたジュネーブ・モーターショーで10台のオーダーが入ったということ。伝説のイエローバードの復活に、胸を熱くしたファンが多くいたという証ですね。

初代SCR登場から40年ぶりに登場、CTRアニバーサリー(CTR 2017)と共通ボディのSCR2018

出典元:https://rufautomobiles.com/portfolio/ruf-scr-2018/

CTRアニバーサリー(CTR 2017)と共通のカーボンモノコックシャシーを採用

そして今年2018年のジュネーブ・モーターショーで新作のSCR2018が披露されました。モデル名はスポーツ・カレラ・ルーフの略。初代となるSCR3.2は1978年に登場しています。

今回の新型SCR2018では、CTRアニバーサリー(CTR 2017)で使用されたルーフが独自開発したカーボンファイバー製のモノコックを使用しています。

510馬力の自然吸気4リッター6気筒エンジンと6MTを搭載

搭載されるエンジンは4.0Lの自然吸気水冷対抗6気筒エンジン。CTRアニバーサリー(CTR 2017)と違い、ターボチャージャーは装備されません。トランスミッションにはCTRアニバーサリー(CTR 2017)と同じ6速MTが組み合わされています。

最高出力は510ps、最大トルクは470Nmです。CTRアニバーサリー(CTR 2017)よりか穏やかなエンジンになっていますね。最高速度は約320㎞/hということです。ターボチャージャーなしでこの馬力はなかなかのものといえるでしょが。

ルーフによれば、このSCR2018は「自然吸気エンジンを愛する」ジェントルマンの為に最新技術を駆使して開発されたスポーツカーだということ。そう聞くとボディカラーに穏やかささえ感じさせるエレガントなグリーンが選ばれたのも納得ですね。

チェックの柄バケットシートやアルカンターラの内装

やはりインテリアもCTRアニバーサリー(CTR 2017)に準じたものになっています。アルカンターラを全面に使用して上質感を演出、そしてメーター類はアナログ式。

カーボンファイバー製のフルバケットシートもCTRアニバーサリー(CTR 2017)と同じくチェック柄になっていますが、SCR2018ではかなり細かなグレーとホワイトのチェック柄となリ、落ち着いた上品さを演出。

インテリアも全体的にグレーを基調にしているのでスポーティさよりも上質感が勝る印象です。ボディカラーの絶妙な深みのあるグリーンとこのグレーの対比が美しく、貴族的な気品さえ感じさせる仕上がりです。

昨年のCTRアニバーサリー(CTR 2017)、そして今年のSCR2018。ルーフが次々と送り出す車はとても個性豊かですね。その存在は私たちをワクワクさせ続けてくれることでしょう。

【30,000円プレゼント!】どんなメーカーも車種もお任せ!新車購入するならイキクルが最大値引きディーラーご紹介!

 

関連記事:新型ポルシェ・911カレラがついに公開!8代目となる992型のカレラSは450馬力、モデルコード別の歴代モデルのスペックをおさらい!

ニュース・コラムカテゴリの最新記事