かつて、男にとって自動車は憧れの的でした。
ところが、自動車離れが叫ばれて久しいこのごろ、本当に若者たちの心は車から離れていってしまったのでしょうか。
そこで今回、編集部では東京都在住の20〜30代の独身男性にアンケートを実施しました。その結果見えてきた「若者のクルマ離れ」の実態をご覧ください。
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クルマの所有率は【運転免許証保有者】の中では都内でも意外と高い
そもそも、クルマ離れをしているのであれば若者の自動車保有率は低いはず、ということで最初に若者の車の所有率を見てみましょう。
全体で見てみると、最も多いのは自動車を所有していない人で全体の6割近くを占めています。こうして見てみるとやはり車離れば少なくとも東京都内では進んでいるようです。
ちなみに、「借りている」という選択肢には「レンタカーを利用する」の他に、自分以外の家族から借りる場合や最近利用者が増加しているカーシェアを利用している人が該当します。
車の保有率対持っていない比率は1:1、これって低いの?
次に、運転免許証保有者に限った場合のデータを見てみましょう。
先ほどの円グラフの自動車を所有していない人は、運転免許証を持っていない人に限っていました。続いてのグラフは、自動車を保有していない人の中から「運転免許証を持っている人」だけにした場合です。
このグラフから、運転免許証を保有している人の中では約3割の人が自分の車を持っていることがわかります。
この割合がどのくらい少ないのか、最新の2014年の「運転免許保有者数(出典:警視庁)」と「乗用車の所有台数(出典:一般財団法人自動車検査登録情報協会)」を調査して割り出した数値と比較してみましょう。
このグラフは、運転免許証を保有している全体の人数から、現在所有されている乗用車の割合を導き出したものです。
このグラフから、2014年は免許証を保有している人の内で乗用車を持っている人は70%を超えていることがわかります。この数値と比較すると、今回の調査での保有率3割は圧倒的に低いことがわかります。
また、最も古い1964年の約4割という水準よりも、現代の若者の自動車保有率が低いことからも若者のクルマ離れが考えられるのではないでしょうか。