クルマ好きなら、映画やドラマに登場する車両についつい目がいってしまうもの。特に自分の好きなメーカーや車種だと少しうれしくなるものですよね。今回は2017年2月よりシーズン7後半が始まるアメリカの人気テレビドラマ「ウォーキング・デッド」登場したクルマを紹介! 劇中でどんなクルマが活躍してきたのか、これまでのシリーズの復習もかねておさらいしておきましょう。
「ウォーキング・デッド」とは?
「ウォーキング・デッド」は2010年10月にアメリカで始まったテレビドラマシリーズです。企画したのは「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」、「ミスト」といったスティーブン・キング原作の映画化を得意とするフランク・ダラボン。
小説の「ザ・ウォーキング・デッド」を原作に実力派の映画監督が企画したこのドラマシリーズは、映画顔負けの生々しいウォーカー(ゾンビ)の描写やキャラクター同士のドラマで人気を博し、第68回ゴールデングローブ賞にもノミネートされました。後のシリーズでフランク・ダラボンは制作陣から降板してしまいましたが、以降も人気は衰えず、2017年2月には第7シーズン後半がスタートします。
簡単なあらすじ
舞台は爆発的に広まったウォーカーと呼ばれるゾンビにより、文明が崩壊したアメリカ。シーズンにより主人公や都市を変えながら、生き残った人々がウォーカーや人間同士による悪意に満ちた事件に直面し、ホラーな世界観の中で生々しい人間ドラマが展開されていきます。
ウォーキング・デッドに登場した車両たちをまとめて紹介!
では本題。ウォーキング・デッドに登場した車種を見ていきましょう。
ウィネベーゴ チーフテン
シーズン1・2を通してもっとも印象深いのがこのクルマではないでしょうか? 初期からシーズン2のラストでウォーカーとともに燃え尽きるまで、度々使用されたキャンピングカーです。
型式は違いますが日本にも並行輸入されているようで、中古車市場では150~300万円ほど(2017年現在)で取り引きされています。
ダッジ チャレンジャー
ウォーカーから逃げるために盗んだ赤い2ドアスポーツクーペです。劇中に登場したモデルはかつてのチャレンジャーのデザインを巧みにリファインして作られているのが特徴です。その洗練された懐かしさ、アメ車らしい力強さで、現代のアメリカンスポーツを代表する1台です。劇中ではパーツ取りのため解体されてしまい、クルマ好きからするとなんとももったいない扱いとなってしまいました。
1986年式 スズキ サムライ
シーズン1終盤に登場した、小さなジープ ラングラー-のようなクルマです。正体は1300ccエンジンを積んだ海外使用のジムニーで、北米ではスズキ サムライという名称で販売されていました。
ダッジ チャージャー
黒のボディカラーが格好いいパトカー仕様のダッジ チャージャー、比較的年式が新しく、ダッジ チャレンジャーに続き車好きは反応せずにはいられないクルマだったのではないでしょうか? 最終的にはウォーカーに囲まれその場に放置。ウォーキング・デッドではよくある最後ですが、もったいない。
ヒュンダイ ツーソン
ウォーキング・デッドはヒュンダイがスポンサーということで、グレンという韓国人が演じるキャラクターが割と活躍しています。当然登場するクルマもヒュンダイのクルマが多く、中でも劇中に度々登場しているのがこの「ツーソン」というクルマ。同車のソナタとプラットフォームを共通するクロスオーバーSUVで、荒廃したアメリカという舞台に割とマッチしています。
フォード エクスカージョン
世紀末感満点のプロテクターをフロントに装備し、ウッドベリーでは総督の足として度々登場したクルマです。大型ピックアップトラックをベースにキャビン(荷室)を加えたフルサイズSUVと呼ばれるクルマで、ヒュンダイ ツーソンとは比較にならないほどの巨体を誇ります。なんともアメリカらしいマッチョな1台です。
日産 アルティマ
日本ではティアナの名称でお馴染み、日産が北米で販売している4ドアセダンです。ティアナとは異なりフロントのデザインがシャープかつスポーティなものに変更されています。
ウッドベリーで少し登場しただけですが、日本のスポーツカーファンにとっては気になるクルマではないでしょうか?
フォード F-150
劇中では時折登場する程度ですが、実はアメリカでもっとも売れているのがこのフォードF-150です。フルサイズピックアップといわれるクルマで、日本でもタマに見かけるとその大きさに圧倒されます。
フォード F-250
名前の通りフォードF-150より一回り大きいピックアップトラックで、ウッドベリーで年式の古い車両が登場しました。
フォード E-350
日本でいうところの2トントラッククラスのコンテナ付きトラックです。名称のようにフォードF-250よりさらに一回り大きなサイズとなっています。劇中では食品の輸送や複数人での移動のために何度か登場しています。ウォーキング・デッドの世界ならスポーツクーペよりも、こういった実用的なクルマのほうが出番は多いですね。
ダッジ マグナム
劇中ではリアウィンドウの白い十字マークがやたらと目立ったクルマです。大排気量V8エンジンをFRで搭載した、なんともアメリカンな大型ステーションワゴンです。チャージャーと同じSRT-8というスポーツモデルも設定されていました。劇中ではやはり途中で放棄されてしまいます。もったいない…… このクルマもスポーツカー好きなら気になる1台ではないでしょうか?
ダッジ ラム
主人公たちが利用したり、ウッドベリーでは住人が使っていたりと、劇中でも割とよく見かけるクルマです。マグナム同様大排気量V8エンジンを搭載するフルサイズピックアップトラックで、こちらもアメリカらしい1台です。
ポンティアック GTO
犯罪者グループが保安官とカーチェイスを繰り広げる時に使用された、脇役にも関わらずやたらと気になるアメリカンスポーツカーです。1971年式の古い車種ですが、そのマッチョな車体が繰り広げるカーチェイスは必見です。
シーズン7後半は2月13日(月)より日本最速放送!
いかがでしたでしょうか? 「ウォーキング・デッド」といえば韓国車の登場頻度が多いとよくいわれているのですが、実際に見てみるとフォードやダッジのようなアメリカを代表するメーカーのクルマがやはり多く登場しています。今までのシーズンはNetflixやHulu、Amazonプライムビデオなどで視聴できるので、興味がある方は今回紹介したクルマとともに「ウォーキング・デッド」を楽しんでみてください。
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