出典元:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/styling/design/
新型ホンダ・CR-Vの特徴は?
出典元:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/performance/driving/
「街乗りSUV」というジャンルの先駆け的存在
初代は1995年に登場したホンダ・CR-V。日本においては都市型のクロスオーバーSUVの先駆け的な存在です。SUVといえばアウトドア向け、オフローダーというイメージが強かった時代に「街乗りSUV」として新しいジャンルを切り開いたモデルでした。
ホンダの自社生産初のSUVということもあり、特に積雪の多い寒冷地などで好評を博したようです。
海外でも非常に高い人気を誇ったためか、海外のニーズに合わせてモデルチェンジごとにボディサイズが拡大していった結果、日本ではヴェゼルの人気に押され販売台数は減少していきます。
ヴェゼルは2014年度の日本におけるUV新車登録販売台数第1位を獲得するなど大ヒットしたため、CR-Vは存在感を失くしヴェゼルに吸収されるような形で2016年には日本での販売を終了してしまいました。
海外では販売は続けられ、2015年モデルは海外で「SUVオブ・ザ・イヤー」を受章するなど、高い人気を保っています。
今回生産終了から約2年でCR-Vが復活することになった背景には、SUVの人気が高まりファミリーなどの大人数での使用ニーズが高まっていることが関係しているようです。
ヴェゼルでは取りこぼしてしまう層の需要を満たすということでしょう。
シビックから採用された新世代プラットフォーム採用、ボディは大型化
今回日本導入される5代目CR-Vは、日本に2017年に復活した新型シビックに採用されている高剛性かつ軽量化された新世代のプラットフォームを採用しました。
ボディサイズを新型とカタログ落ちする前の2016年型と比較してみましょう。ヴェゼルとも比較してみます。
全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | |
新型CR-V | 4,605 | 1,855 | 1,680~1,690 |
旧型CR-V(2016年モデル) | 4,535 | 1,820 | 1,685 |
ヴェゼル | 4,330~4,340 | 1,770~1,790 | 1,605 |
先代モデルよりも大型化していますね。ヴェゼルとはっきりとサイズに差をつけることで差別化を図っているのでしょう。
1.5リッターVTECターボと2.0リッターハイブリッド
パワートレインは直噴1.L5直列4気筒DOHC VTECターボガソリンエンジンと2モーターハイブリッドシステムのスポーツ・ハイブリッドi-MMDを搭載した2.0Lのハイブリッドシステムの2種類です。
ガソリンエンジンはプラットフォームと同じく新型シビックにも搭載されているダウンサイジングユニットで、2.4Lエンジン並みの加速性能と高い燃費性能を誇るものに。最高出力は190ps/5600rpm、最大トルク240Nm/2,000-5,000rpmの数値を叩き出す高性能なエンジンです。
ハイブリッドシステムのスポーツ・ハイブリッドi-MMDはCR-Vが初搭載。2.0L直列4気筒DOHC i-VTECエンジンに2つのモーターを組み合わせたホンダの上級ハイブリッドシステムです。
エンジンの最高出力は145ps/6200rpm、最大トルク175Nm/4,000rpm、モーターは最高出力184ps/5,000-6,000rpm、最大トルク315Nm/0-2,000rpmという数値になっています。
今回のCR-Vの日本導入において、この新しいハイブリッドシステムの搭載が大きな話題となりました。2016年まで販売されていた旧モデルにはガソリン車のラインナップしかなかったので、CR-Vが日本に復活するにあたって新しいCR-Vであることを印象づける存在になっているようです。
ガソリンモデルに3列シート7人乗り仕様を初採用
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ガソリンモデルにはCR-Vとしては初採用となる3列シート7人乗り仕様もラインナップされました。ガソリンモデルには5人乗り仕様と7人乗り仕様の2種類、ハイブリッドモデルは5人仕様のみという展開になります。
大人数のファミリーユースの需要が増えていることを反映しているのでしょう。
容易なシートアレンジによる豊富な収納
ホンダは多彩なシートアレンジ、室内空間の使い勝手の良さや収納力には定評がありますが、CR-Vも例外ではありません。
座席はワンアクションで簡単に倒せるようになっており、楽にシートアレンジができます。
5人乗りの2列目は左右別々に倒すことができ、フレキシブルなアレンジが可能。3列シートの7人乗りでは2列目も3列目も倒せるので、シートアレンジ次第でかなりの収納が確保できます。
またガソリン車では荷室の床面が上下2段階で調節できるようになっており、上段に設定すれば上下に分けて荷物を収納できるので便利ですね。
ホンダセンシング標準搭載
今回のCR-Vには、全グレードにホンダ自慢の先進安全機能、ホンダセンシングが標準装備されました。
歩行者・車両を検知する衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能(前方)、路外逸脱抑制機能、オートハイビームを装備し、サポカーSワイドに適合しています。
その他にも歩行者事故低減ステアリング、車線維持支援システム、標識認識機能、先行車発進お知らせ機能、アダプティブ・クルーズ・コントロールといった豊富な運転支援・先進安全機能が搭載されています。
新型ホンダ・CR-Vのグレード別の装備の違いは?
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ガソリンモデル、ハイブリッドモデルともにEX、EXマスターピースの2つのグレードと非常にシンプルなグレード構成です。
EX
標準グレードにあたるEXでもかなり充実した装備に。LEDヘッドライトやLEDリアコンビネーションランプ、18インチアルミホイール、インテリアには本革巻ステアリングホイールや、アンビエントランプが装備されました。
シートはブラックのファブリックシート、ブラウンもしくはブラックの本革シートの3種類が用意され、それぞれのシートに合わせた専用インテリアが用意されます。運転席と助手席にはヒートシーターが付きました。
サイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグも装備され安全性能も充実。
その他にはハイブリッドモデル専用装備として車両接近通報装置や電動サーボブレーキシステム、アクティブサウンドコントロールなどがあります。
またガソリン車専用装備としては本革巻セレクトレバー、パドルシフトなどが用意されました。
EXマスターピース
上位グレードにあたるEXマスターピースにはEXの装備に加えてハンズフリーアクセスパワーテールゲート、ルーフレールや電動パノラマミックサンルーフが装備されています。
ハイブリッドモデル、ガソリンモデル共通の仕様です。
新型ホンダ・CR-Vハイブリッドとガソリンモデルの燃費の違いは?どちらが売れてる?
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CR-Vはガソリンモデルが2018年の8月30日に販売開始されましたが、ハイブリッドモデルは11月1日からの販売となっています。その発売時期の差も影響があるとは思いますが、9月30日の段階の受注の割合はガソリンモデルが57%、ハイブリッドモデルが43%という受注状況です。
若干ガソリンモデルのほうが多くなっていますね。ですがハイブリッドモデルの発売される11月以降、もう少しハイブリッドモデルが伸びてくるのではないかと見られています。
燃費を比較してみましょう。
燃費(km/ℓ) | |
CR-V ガソリンモデル | 14.6~15.8 |
CR-V ハイブリッドモデル | 25.0~25.8 |
どちらもJC08モードの数値ですが、かなりの差が出ていますね。10km/ℓ程度の差があるようです。
新型ホンダ・CR-V用のおすすめカスタムパーツ
ホンダアクセス・モデューロ(Modulo)純正アクセサリー
出典元:https://www.honda.co.jp/ACCESS/cr-v/special/gallery/
ワンランクアップしたスタイルに仕上げてくれるのがホンダの純正アクセサリーのモデューロ。存在感のあるフロント・リアのエアロバンパーや各種ガーニッシュ、テールゲートスポイラーや19インチのアルミホイールなど豊富なエアロパーツが揃います。
フロントエアロバンパーとリアエアロバンパーをセットにしたお得なエクステリアパッケージがおすすめ。風格のあるスタイルに仕上がります。
無限(MUGEN)
出典元:http://www.mugen-power.com/automobile/products/cr-v/parts/index.html
主にホンダ車のカスタムパーツの開発や製作を手掛ける無限からも豊富なパーツが発売されています。エアロパーツはモデューロよりも少しスポーティなイメージを感じさせるものになりました。
フロントの印象を大きく変えるフロントグリルガーニッシュフロントアンダースポイラー、リアにもリアアンダースポイラーをセットしたいところ。周りと差をつけた自慢のCR-Vになりそうです。
生まれ変わって日本に再登場したCR-V。出だしは好調のようですね。今後はヴェゼルとともにホンダのSUVとして存在感を増していくのではないかと思われます。