出典元:https://www.honda.co.jp/N-WGN/webcatalog/styling/design/
ホンダ・N-WGN(Nワゴン)/N-WGNカスタムはどんな車?SSパッケージとは?
出典元:https://www.honda.co.jp/news/2018/4180705-n-wgn.html
Nシリーズの第4弾モデルとして登場したハイトワゴン軽自動車
今やホンダの代名詞ともいえる存在になったNシリーズ。今回ご紹介するN-WGNはもちろん、ホンダの看板ともいえる大ヒットモデルのN-BOXをご存知の方も多いのではないでしょうか。
このNシリーズの始点となったのは1967年に登場したホンダ・N360です。軽自動車という小さな出で立ちながら当時としてはずば抜けたハイパワーエンジンを搭載し、一躍人気車種に。
3年連続での軽の国内販売トップを記録するなど大ヒット、”Nコロ”などの愛称で親しまれました。
Nシリーズの”N”は”Norimono”(のりもの)の頭文字。スペックや性能を誇る機械ではなくあくまでも人と一緒であるもの、人が乗るためのものという思いが込められているといいます。
この車が発表された1967年当時、日本は高度成長真っ只中の時代。いざなぎ景気といわれる好景気の中、カラーテレビやクーラーとともに車が新・三種の神器として人々の憧れを集めるようになりました。
このN360をシリーズの始祖として2011年には”New Next Nippon Norimono”(新しい次世代の日本ののりもの)をコンセプトにN-BOXが第二弾として登場。
翌年の2012年には第三弾としてN-ONE、2013年に第四弾としてN-WGNが発売になりました。
N-WGNは”新しいベーシック”を目指して開発された軽ハイトワゴン。居住性、安全製、走行性能や燃費、デザインなど全てにおいて高い次元での基本性能を備えるモデルとしての登場となりました。
スポーティな外装、上質な内装に仕立てたカスタムシリーズ
N-WGNと同時に登場したドレスアップモデルのN-WGNカスタムは、よりスポーティでアグレッシブなエクステリアに。
専用フロントグリルやバンパー、ガーニッシュなどを使用し通常モデルとはかなり異なるデザインとなりました。軽自動車とは思えないような重厚ささえ感じさせる強烈な存在感を放ちます。
インテリアはスポーティさよりも落ち着きのある上質な佇まいを感じさせるものに。
ブラックをベースに使用、随所にメッキ加工などが施されより上質な空間を演出します。
安全装備や快適装備を充実させたSS(Suzuka Special)パッケージ
特別仕様車モデルとなるSSパッケージは、先進安全機能やインテリア・エクステリアなど様々な部分において充実した機能を追加した豪華仕様のモデルになります。
グレードによって装備内容は違ってきますが、今回のSSパッケージ全モデルに”あんしんパッケージ”と”運転席&助手席ヒートシーター”が標準装備となっています。
新しく追加されたホンダ・N-WGN(Nワゴン)/N-WGNカスタムのSSパッケージIIの7モデルの装備の違いは?
出典元:https://www.honda.co.jp/N-WGN/custom/
今回特別仕様車として登場したのは7モデル。通常のN-WGNに1種類、N-WGNカスタムに6種類というラインナップになっています。
もともとこだわりを感じさせるカスタムに多く特別仕様が設定されたのは納得ですね。もっとこだわりたい方のニーズを満たしてくれることになるでしょう。
全モデルに共通する装備は”あんしんパッケージ”と運転席&助手席ヒートシーターです。
”あんしんパッケージ”の内容はシティーブレーキアクティブシステム、前席用i-サイドエアバッグシステムに加えてサイドカーテンエアバッグシステム、後席シートベルト締め忘れ警告灯、運転席のグラブレール装備となっています。
カスタムにはターボエンジンの設定も登場しました。
ターボモデルにはベルリナブラック塗装、切削、クリア塗装を施した15インチのアルミホイールが標準装備となります(ブラックスタイルパッケージのみベルリナブラック塗装仕上げ)。
また、全てのタイプにFF式と4WDの2つの駆動方式がラインナップされました。
N-WGN(Nワゴン)SSパッケージII
N-WGNのスタンダードモデルであるN-WGN G・Lをベースにした特別仕様車。
艶めいた質感が印象的なインパネガーニッシュ、クロームメッキ・エアコンアウトレットリングなど、細かなところにもこだわりが光ります。
また、このモデル専用色としてモーニングミストブルー・メタリックのボディカラーが採用されました。
N-WGN(Nワゴン)カスタム SSパッケージII
カスタムの中では一番お手軽な価格となる特別仕様車がこのカスタム SSパッケージII。
こちらもベースモデルはカスタムG・Lパッケージとなっています。
ホワイトステッチを施した本革巻きセレクトレバー、上品さを醸し出すホワイト照明の常時点灯3眼メーターを装備。
ホワイトイルミネーションを運転席や助手席の足元、インパネ周りに用意しコーディネートされたホワイトの光が上質な空間を生み出します。
運転席と助手席には使い勝手のいいドリンクホルダーも装備されました。
こちらの専用色としてはサンセットオレンジⅡが用意。このカラーは2トーンカラースタイルモデル以外のカスタムモデル全てに設定されています。
N-WGN(Nワゴン)カスタム ターボSSパッケージII
ターボモデルにふさわしくホワイトステッチの効いた本革巻きのステアリングホイールを用意。
エクステリアにもアルミ調フィルム加飾のサイドシルガーニッシュが施されました。
N-WGN(Nワゴン)カスタム SSブラックスタイルパッケージ
各所に施されたブラック塗装が印象的なモデル。
フロントグリルはもちろんアウタードアハンドル、リアライセンスガーニッシュ、フォグライトガーニッシュ、モールツキノリアバンパーは全てブラック塗装が施されたものになりました。
本革巻きのステアリングホイールやセレクトレバーはバイオレットのステッチとなり、ブラックの質感を引き立たせます。
プライムスムース&ジャージコンビシートにもバイオレットのステッチが採用されました。
ベルリナブラック塗装の14インチアルミホイールがエクステリアの印象を引き締め精悍なものにしています。
N-WGN(Nワゴン)カスタム ターボSSブラックスタイルパッケージ
SSブラックスタイルパッケージの装備の他に、ブラックフィルム加飾のついたサイドガーニッシュがプラスされました。
本革巻きのステアリングホイールはパンチングレザーとスムースレザーを使用したコンビタイプに。
アルミホイールは15インチのベルリナブラック塗装のものになりました。
ステッチ類はSSブラックスタイルパッケージと同じくバイオレットが使用されています。
N-WGN(Nワゴン)カスタム SS 2トーンカラースタイルパッケージII
カスタム SSパッケージIIの装備のステッチ類がレッドに変更されて装備されました。メーターとイルミネーションもレッドに変更。
本革巻きステアリングホイール、セレクトレバー、シートにももちろんレッドステッチが施されています。
彩りも鮮やかなドアオーナメントパネル、そして引き締め効果のあるピアノブラック調エアコンパネルを採用、よりメリハリのある室内空間を実現します。
もちろんエクステリアも専用のものが用意されました。
クロムの輝きとブラックの対比が美しいダーククロームメッキ&ブラック塗装のフロントグリル、そしてブラック塗装のフォグライトガーニッシュがフロントを精悍な印象に。
サイドやリアも万全です。ダーククロームメッキの施されたリアライセンスガーニッシュ、ブラックフィルム加飾付きのサイドシルガーニッシュがボディ全体の質感を格上げしています。
ホイールは専用のベルリナブラック塗装、切削、クリア塗装を施した14インチアルミホイールを採用。足元にもぬかりありません。
N-WGN(Nワゴン)カスタム ターボSS 2トーンカラースタイルパッケージII
SS 2トーンカラースタイルパッケージIIの装備に加えて、本革ステアリングホイールがレッドステッチを施したターボSSブラックスタイルパッケージと同じコンビレザーのものが用意されました。
ブラックフィルム加飾付きのサイドシルガーニッシュと15インチのアルミホイールがより一層精悍なイメージに拍車をかけます。
ホンダ・N-WGN(Nワゴン)/N-WGNカスタムとライバルのハイトワゴン軽自動車の燃費・サイズ・価格を徹底比較!
スズキ・ワゴンR ハイブリッドFX セーフティパッケージ
出典元:http://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/styling/
1993年に初代が誕生して以来、長年高い人気を誇るススキ・ワゴンR。現行モデルは6代目、2017年に登場しました。
マイルドハイブリッドシステムを搭載し、燃費・環境性能もアップ。
セーフティパッケージ装着車は誤発進新抑制機能やデュアルセンサーブレーキサポート、車線逸脱走行機能やふらつき警報機能、ハイビームアシストや先行車発進お知らせ機能などの豊富な安全性能が自慢です。
スズキ・ワゴンR スティングレー L セーフティパッケージ
出典元:http://www.suzuki.co.jp/car/wagonr_stingray/styling/
ワゴンR スティングレーは通常タイプのワゴンRのスポーティモデルです。
スティングレーLは自然吸気直3気筒の52psのエンジンを搭載。一部装備を簡略化し価格を抑えての登場となりました。
オプションとなるセーフティパッケージを装着できるガソリン車は、ワゴンRの中ではこのモデルのみとなっています。
ダイハツ・ムーヴX SAIII
出典元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/03_exterior.htm
現行モデルは2014年に登場した6代目。ダイハツの看板車種ともいえるハイトワゴンです。
2017年のマイナーチェンジでより進化した安全性能スマートアシストⅢを標準装備。最新の安全性能で安心・快適なドライブを約束します。
ダイハツ・ムーヴ カスタムRSハイパー SAIII
出典元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_custom/03_exterior.htm
ムーヴの質感を高め、こだわりを感じさせるシリーズがムーヴ カスタム。迫力のあるエクステリア、質感を高めたインテリアデザインはもちろん、基本性能もグレードアップさせました。
スマートアシストⅢも搭載しています。
ボディサイズ
全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | |
ホンダ・N-WGN SSパッケージII | 3,395 | 1,475 | 1,655/1,675 |
ホンダ・N-WGNカスタム ターボSSパッケージII | 3,395 | 1,475 | 1,655/1,676 |
スズキ・ワゴンR ハイブリッドFX セーフティパッケージ | 3,395 | 1,475 | 1,650 |
スズキ・ワゴンR スティングレー L セーフティパッケージ | 3,395 | 1,475 | 1,650 |
ダイハツ・ムーヴX SAIII | 3,395 | 1,475 | 1,630 |
ダイハツ・ムーヴ カスタムRSハイパー SAIII | 3,395 | 1,475 | 1,630 |
燃費・価格
燃費(km/ℓ) | 価格 | |
ホンダ・N-WGN SSパッケージII | 26.2~29.4 | 1,261,000円~ |
ホンダ・N-WGNカスタム ターボSSパッケージII | 23.0~24.0 | 1,599,000円~ |
スズキ・ワゴンR ハイブリッドFX セーフティパッケージ | 30.4~33.4 | 1,273,320円~ |
スズキ・ワゴンR スティングレー L セーフティパッケージ | 25.4~26.8 | 1,353,240円~ |
ダイハツ・ムーヴX SAIII | 27.6~31.0 | 1,274,400円~ |
ダイハツ・ムーヴ カスタムRSハイパー SAIII | 25.6~27.4 | 1,625,400円~ |
ホンダ・N-WGN はFF車と4WD車で全高が変わっていますが、ボディサイズに関してはどのメーカーもほぼ同じといえますね。
燃費はやはりハイブリッドのスズキ・ワゴンR ハイブリッドFX セーフティパッケージが飛び抜けていますが、そのほかはあまり差がついていないようです。
ただ、ホンダ・N-WGNカスタム ターボSSパッケージIIはターボエンジンを積んでいるだけあって少し低い数値となっていますね。
終わりに
出典元:https://www.honda.co.jp/N-WGN/webcatalog/styling/design/
2018年8月の登場したばかりのN-WGNの特別仕様車ですが、一気に7種類も発売となり迷ってしまいそうですね。
ターボエンジン搭載車にするか、ボディカラーは専用色にするか、それとも2トーンカラースタイルにするか……悩みは尽きることはなさそうです!