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新型マツダ・CX-5はマイナーチェンジでどこが変わった?
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2.5リッターターボエンジン搭載モデル25Tを追加
今回のマイナーチェンジの最大のトピックともいえるのがこの2.5L直4気筒ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G2.5T」がラインナップに加わったことでしょう。
このエンジンは日本では販売されていないCX-9に搭載されているエンジンです。いきなりそれをCX-5のラインナップに加えるところにマツダの攻めの姿勢を感じますね。
ちなみに日本国内ではこのSKYACTIV-G2.5TがSKYACTIV-Gシリーズ初のターボエンジンになります。今ではマツダのアイデンティティーともいえるSKYACTIV TECHNOLOGYは2010年に誕生しましたが、それから8年、満を持して日本市場へのターボエンジンの導入となりましたね。
新型CX-5の公式発表に先立って開催されたシークレット試乗会では、「揺れない」、「ターボにありがちなタイムラグを感じない」など、かなりの高評価であったようです。
クリーンディーゼルエンジン搭載モデルXDに6MTを追加
CX-5にはマツダ車の例にもれずガソリンモデルとクリーンディーゼルモデルがラインナップされていますが、今回のマイナーチェンジではクリーンディーゼルエンジンの変更、追加はありませんでした。
その代わり新たに6速マニュアルの「SKYACTIV-MT」が追加設定されています。(2WD車、4WD車とも)。マニュアル派には嬉しいニュースですね。
車体制御技術がGベクタリングコントロールプラスへ進化
マツダ自慢の「Gベクタリングコントロール」が「Gベクタリングコントロールプラス」へと進化しました。
このGベクタリングコントロールは、マツダの新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブ・ビークル・ダイナミクス)」としてステアリング操作に反応してトルクを変化させることで加速度(G)を総合的にコントロールし、車体を制御する世界初の制御技術です。
新型CX-5に搭載されたGベクタリングコントロールプラスは「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブ・ビークル・ダイナミクス)」の第2弾となります。
Gベクタリングコントロールの機能にブレーキによる制御(直接ヨーモーメント制御)が追加され、車両の安定性、応答性を向上させています。
エアコンパネルやスイッチ・ダイヤル類の内装デザインを刷新
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今回のマイナーチェンジではインテリアのデザインにも手が加えられました。エアコンパネル、ダイヤル類の質感を高めて操作性の良いものに。
マイナーチェンジですのでそれほど色々な箇所に変更があったわけではありませんが、ポイントを押さえた改良といえるでしょう。
ちなみにエクステリアにはほとんど変更がありません。
衝突回避支援ブレーキなどの安全装備も改良
時代性を鑑みてか、先進安全機能も改良が施されより充実したものになりました。
衝突回避、衝突被害軽減を図る自動ブレーキの一種、アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)に夜間の歩行者の検知機能が追加されました。
未だ歩行者の検知は昼間のみ、といった自動ブレーキシステムが多い中で、これは高く評価できるポイントですね。
またオプションで(特別仕様車には標準装備)4つのカメラを駆使して死角になりやすいエリアをモニターに表示して安全確認をサポートする360°ビュー・モニターを設定しました。
CX-5は政府が推奨している安全運転サポートカーの分類の中で、一番先進安全装備が充実した分類の「サポカーSワイド」に適合しています。
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新型マツダ・CX-5に追加された特別仕様車、エクスクルーシブモードとは?
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25T Lパッケージ/XD LパッケージベースにBoseサウンドやベンチレーターなどを特別装備
べースとなるモデルはガソリンモデル、クリーンディーゼルモデルそれぞれの最上級グレードとなる25T Lパッケージ、XD Lパッケージです。
専用装備としてBoseサウンドシステムを搭載。これは音楽好きにはたまらない装備ですね。全グレードにオプション設定して欲しいくらいです。
この他にもフレームレスの自動防眩ルームミラーや、中央にメッキリング、6時ベゼルが本革巻きになったステアリングホイールなども用意されています。
また運転席と助手席にはシートベンチレーションを装備。シートの座面と背もたれに冷風が通るシステムですが、これは肌への密着度が高いナッパレザーシートなら特に嬉しい装備ですね。
ディープレッドのナッパレザーシート、本杢パネルの内装
ブラックのインテリアに深みのあるディープレッドナッパレザーシートの組み合わせが特別感と高級感を醸し出しています。大人の感性を刺激する仕上がりですね。
ブラックの天井とピラーもこの特別仕様車専用装備です。
加飾パネルには贅沢に本杢を使用。無機質になりがちな車内空間に温かみを添えています。
外装は高輝度ダーク塗装のホイールで差別化
エクステリアにはインテリアほどの専用装備はありませんが、高輝度ダーク塗装の19センチアルミホイールで特別感を演出しています。
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新型マツダ・CX-5のモデル別の燃費の違いは?
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新しいエンジンがラインナップに加わり、トランスミッションも追加されましたがグレードごとの燃費性能はどのようになっているのでしょうか。まずは各エンジンのスペックを見てみましょう。
20S
ガソリンモデルのエントリーグレードとなるのが20Sです。搭載エンジンは2.0L直4気筒16バルブの「SKYACTIV-G 2.0」。最高出力156ps、最大トルク199Nmを発揮するエンジンです。
エントリーグレードとはいえオートレベリング機能付きのLEDヘッドライトやグレーメタリック塗装の17インチアルミホイールなど、充実した装備になっています。
25S
今回のマイナーチェンジで新しく登場した2.5Lの「SKYACTIV-G 2.5」を搭載したモデルです。最高出力188ps、最大トルク250Nmをマーク。
エンジン以外の基本的な装備は20Sと同様です。
XD
クリーンディーゼルの基本モデルです。エンジンは2.2L「SKYACTIV-D 2.2」。
最高出力190ps、最高トルク450Nmと、ラインナップの中では最もハイパワーなエンジンとなっていますね。
XDi-ELOOP装着車
クリーンディーゼルエンジンに今回のマイナーチェンジで採用された減速エネルギー改正システム「i-ELOOP」を搭載したモデルです。エンジンはXDと同じです。
XD Lパッケージ、XDエクスクルーシブモードのATにのみオプションで用意されています。
では、燃費を比較してみましょう。
燃費(km/ℓ) | |
20S | 14.6 |
25S | 13.0 |
XD | 17.4 |
XDi-ELOOP装着車 | 17.6 |
WLTCモードで比較しています。やはりマツダ自慢のクリーンディーゼルエンジン搭載モデルが断然燃費性能はいいですね。ですがi-ELOOP装着車と非装着車ではそれほど大きな差は出ないようです。
今回のマイナーチェンジの目玉となった「SKYACTIV-G 2.5」を搭載している25Dは、ターボエンジンということもありこのラインナップの中では最も燃費が悪い、という結果になっていますが、ターボエンジンでこの数値であれば一般的にはそれほど悪いという数値ではありません。
特別仕様車もラインナップされ、選択肢が豊富になり選ぶ楽しみが増えたCX-5。マツダの人気モデルは進化を遂げて、また私たちに「人馬一体」の走りを実感させてくれることでしょう。
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