出典元:http://sp-suzukicar.jp/car/hustler_tough_wild/styling/index.html
ハスラー タフワイルドの特徴は?
出典元:http://www.suzuki.co.jp/release/a/2018/0717/
ノンターボ(NA)のGがベース
今回登場したハスラー タフワイルドは、ハスラーのベーシックモデルとなるGがベースの特別仕様車です。
Gは必要な装備や安全性能が付き、バランスが取れたモデルです。しかし、名称が”タフワイルド”と、より通常のハスラーよりタフさをアピールしているようなのにターボが選択されなかったのは不思議ですね。
もちろん燃費性能やエコカー減税などに関してはノンターボのほうが上になります。
ハスラーを愛する層は通常の軽自動車よりもハードな使用方法を望む傾向にありターボのニーズが高いのではないかと思いますが、より一般的に受け入れられることを狙っているのかもしれませんね。
ハスラーのワイルドな雰囲気のスタイルは好きだけれど特にアウトドアやレジャーに出かけるわけでもなく街乗りで使用する、といった層をターゲットにしているのではないでしょうか。
ツートンボディカラーにボディと同色のバンパーガーニッシュ
ハスラーの魅力の一つは、豊富なボディカラーが選択できること。ビビッドカラーからシックなカラーまで用意されている上、ツートンカラーなども選べます。
今回のタフワイルドでも、ツートン仕様で5色が用意されました。特別仕様車といえば多くの場合専用カラー1色の場合や選択肢が用意されていたとしても3色程度という場合がほとんど。
選ぶ楽しさを残したハスラーらしい設定といえるでしょう。今回はブラックのツートン仕様でオフブルーメタリック、ブリスクブルーメタリックやフェニックスレッドパール、アクティブイエロー、スチールシルバーメタリックからの選択が可能です。
また、専用装備としてボディカラーと同色のフロント・リヤバンパーガーニッシュが装備されました。
その他にもブラックメタリック塗装の専用色の15インチスチールホイールが採用され、より引き締まった印象となっています。
専用レザー調&ファブリックツートンシートと内装パネルカラー
インテリアは、かなり通常ラインとは異なる印象を放つものに。多くの専用装備が用意され、スズキがかなり力を入れたであろうことがよく感じられるこだわりの作りになっています。
専用色のオフブルーのインパネにブラウンとネイビーのカラーコンビネーションの専用レザー調&ファブリックシートなどの組み合わせが洗練された雰囲気を醸し出しています。テーマは”使い込むほど愛着の湧くインテリア”ということ。
非常におしゃれな色遣いのインテリアですね。
ガンメタリックのエアコンガーニッシュやエアコンルーバーリング、ステアリングガーニッシュがエクステリアのタフな印象を反映させています。
充実した予防安全技術を特別装備
通常は上級グレードの”X”に搭載されるデュアルカメラブレーキサポート、ふらつき警報機能や先行車発進お知らせ機能、車線逸脱警報機能などを搭載。
充実した安全性能で快適・安全なカーライフをサポートします。
現行ハスラーのターボとNAのパワー・燃費などのスペックの違いは?
出典元:http://sp-suzukicar.jp/car/hustler/styling/
現行ハスラーにはターボとNA(自然吸気エンジン)、そしてハイブリッドであるSエネチャージがラインナップされています。それぞれグレード別に比較してみましょう。
エンジスペック・燃費
エンジン最高出力(kW[PS]/rpm) | エンジン最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 燃費(km/ℓ) | |
A 5MT | 38[52]/6,500 | 63[6.4]/4,000 | 24.2~24.8 |
A インパネシフトCVT | 38[52]/6,500 | 63[6.4]/4,000 | 25.6~26.6 |
G ターボ | 47[64]/6,000 | 95[9.7]/3,000 | 26.2~27.8 |
G 5MT | 38[52]/6,500 | 63[6.4]/4,000 | 25.6~26.4 |
G インパネシフトCVT | 38[52]/6,500 | 63[6.4]/4,000 | 30.4~32.0 |
X ターボ | 47[64]/6,000 | 95[9.7]/3,000 | 26.2~27.8 |
X | 38[52]/6,500 | 63[6.4]/4,000 | 30.4~32.0 |
排気量は全て0.658㏄と同じ。このうちA 5MTとA インパネシフトCVT、G 5MT以外はハイブリッドとなっています。
モータースペックは最高出力1.6kW[2.2PS]/1,000rpm、最高トルクは40N・m[4.1kgf・m]/100rpm。
やはりターボエンジンがハイパワーになっていますが、意外なのはそれほど燃費が落ちていないこと。これはハイブリッドとなっていることが大きく影響しているといえるでしょう。
もちろんノンターボのハイブリッドには及びませんが、それでも悪くない燃費性能といえるのではないでしょうか。
現行ハスラーのグレードごとの装備の違いは?特別仕様車は何が違う?
出典元:http://sp-suzukicar.jp/car/hustler_f_limited2/
A
必要最低限の装備が揃ったエントリーグレード。余分な装備はいらないので価格を抑えたい、という方におすすめです。メーカーオプションの設定もされていません。
特に先進安全機能も必要なく、シンプルに走ることを目的としている場合には最適といえるのではないでしょうか。
このグレードにはターボの設定はなく、NAのみのラインナップとなります。
G/Gターボ
一般的なグレードがこちらのGでしょう。レーダーブレーキサポートや誤発進抑制機能などが追加されます。
Aでは装備されていないスピーカもセット、キーレスプッシュスターとシステムやリモコンドアミラー、エンジンリスタート機能も用意されているベーシックモデルといえる存在です。
シルバーエアコンガーニッシュやエアコンルーバーリングなどもこのGからの設定となります。
ある程度快適に車を乗りこなしたい方、スピーカーなどは最初からセットしておいてほしいという場合にはこのG/Gターボから検討したほうがいいでしょう。
X/Xターボ
通常ラインの最上級グレードにあたるのがこのX/Xターボ。かなり充実した装備となります。
安全装備は今回のタフワイルドに設定されたものが標準装備となっており、さらにオプションで全方位モニター用カメラを設定することも可能。
ステアリングは本革巻きとなり、より高級感を感じさせる車内となっています。運転席はもちろんのこと助手席にもヒートシーターが用意され、オーディオも6スピーカーに。より快適なドライブを実現してくれます。
また足回りも15インチのアルミホイール、165/60R15 ラジアルタイヤが用意されより強化されたものに。
存分にハスラーを味わい尽くしたい方にはうってつけのグレードといえるのではないでしょうか。
FリミテッドII
特別仕様車であるFリミテッドIIは、2016年に初めて登場したFリミテッドをバージョンアップさせたモデルです。
2017年の12月に登場しました。こちらもタフワイルドと同じくベースとなっているのはG。フロントの”HUSLER”のエンブレムが専用色のスチールシルバーとなり、車体と同色のフロント及びリヤバンパーガーニッシュがセットされました。
タフワイルドに搭載されている先進安全機能はFリミテッドIIには標準装備されておらず、メーカーオプションでの設定となります。
インパネカラーやドアトリムパネルなどはアイボリー、ネイビーの専用ファブリックシートが用意されました。カジュアルで親しみやすい雰囲気のインテリアとなっています。
JスタイルIII/JスタイルIIIターボ
最上級グレードであるXをベースにした特別仕様車がJスタイルIII/JスタイルIIIターボです。
フロントのロゴ、そしてグリルもスモークメッキとなりより高級感のある洗練された仕上がりに。15インチのアルミホールや専用ガーニッシュが重厚感と迫力を演出します。ルーフレールもセットされました。
インパネなどのカラーはネイビーとなり、落ち着いた雰囲気に。ネイビーとブラウンのコンビシートがインテリアのアクセントとなっています。
エアコンガーニッシュなどは上品さ、かつ特別感を演出するチタンシルバーを採用。さらにターボ車にはパドルシフトやクルーズコントロールシステムが搭載されるというかなり豪華な仕様になっています。
終わりに
出典元:http://sp-suzukicar.jp/car/hustler_tough_wild/styling/index.html
グッドデザイン賞や日本自動車殿堂カーオブザイヤーなど数々の賞を受賞してきたハスラー。
2014年の登場時から多くの人に愛され続けていますが、この夏またハスラーファンを唸らせる特別仕様車タフワイルドが発売となりました。
ハスラーは通常グレードが3種類、それもターボの有る無しを選べる上に現在は特別仕様車も複数ラインナップされるなど、選ぶ楽しみがあるのも魅力ですね。
今回のタフワイルドの登場で、その喜びはさらに大きなものになりそうです!