21年ぶりのフルモデルチェンジ、新型トヨタ・センチュリー発売!レクサスLSを上回る価格で日本車のショーファーリムジンの頂点に!

     
   

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日本の最高級車、新型トヨタ・センチュリーの特徴は?

出典元:https://response.jp/article/2017/10/25/301542.html

日本の高級車といえばどんな車を思い浮かべますか?今の時代だとトヨタブランドのレクサスは高級なイメージが染み付いていると思います。それ以外にもフーガ、マークX、レジェンドなどが浮かんだ方も多いと思います。私は様々な場面で活躍しているクラウンを想像しました。

それでも外車の最高級車と比較すると叶わないかもしれませんが、今回紹介するトヨタ・センチュリーは外車にも負けない日本が誇る最高級車の一つです。

今回は2018年6月にフルモデルチェンジを遂げ話題となったセンチュリーを紹介します。

几帳面の技法を活かした伝統のフォルムと匠の手作業による塗装

センチュリーでは、ショルダー部のキャラクターラインに「几帳面」と呼ばれる特殊な技法が駆使されています。塗装にもトヨタの伝統的な一面が見られ、全て匠による手作業で行われています。

塗装の方法はトヨタよりもレクサスの方が工数が多く時間もかかっているのですが、センチュリーは特別でレクサスよりも手間をかけて職人が手作業で行なっているので、塗装一つを取るだけでトヨタの中でセンチュリーがどれだけ高く位置付けられているのかが分かると思います。

センチュリーの代表的なカラーである黒は神威(かむい)と呼ばれており、その呼び方にも日本らしい特別感が感じられます。他にも精華(せいか)、摩周(ましゅう)、飛鳥(あすか)などの呼称が付けられているようです。

リアルウッドパネルとリアシートは走るコンサートホール

センチュリーでは沢山のウッドパネルが使用されていますが、これは木目調ではなくリアルウッドパネルです。タモ材の貴重な部分のみを使用しており、ウッドパネル一つからもトヨタのこだわりが感じられます。

オーディオ環境も抜群で12chオーディオアンプと20個のスピーカーが搭載されています。後部座席にはディスプレイも設置されているので、快適なリアシートでゆっくり寛ぎながら最高の音質と映像を楽しむことが出来るその姿は、走るコンサートホールと言っても過言ではないでしょう。

ディティールに用いられる七宝文様や紗綾形崩しなどの造形

ウッドパネルやオーディオ類は気になる方も多いでしょう。ですが、センチュリーではそこまで凝らなくても良いのではないかと思ってしまうほど細部まで日本人らしい心が宿っています。それが七宝文様や紗綾形崩しなどの造形です。

あまり聞き慣れない言葉ですがどちらも日本古来の造形で、七宝文様は後部座席に設置されている時計の縁、紗綾形崩しは後部座席の天井を彩っています。まるで和室にいるような感覚すら覚えてしまうかもしれません。

V12エンジンからV8ハイブリッドエンジンへ

インテリア、エクステリア以外にももちろん大きな変更があり、その一つがV12エンジンの廃止、V8ハイブリッドエンジンへの変更でしょう。

日本でV12エンジンが搭載された車種はセンチュリーのみなので、それが無くなってしまうのは悲しい気持ちもありますが時代の流れを見ても仕方ないでしょう。燃費性能が良くない分、高級車が活躍する場面でも敬遠されがちだったかもしれません。

今はまだ外車が目立つ大きな舞台でも、ハイブリッド化によって今後はセンチュリーを眺められる時がくるかもしれませんよ。

最新の安全装備

センチュリーには最新の安全装備が備えられています。ミリ波レーダー、単独カメラの2箇所で危険を察知し、事故や衝突などの危険から守ります。

トヨタセーフティセンスも搭載されているので、車を追従するレーダークルーズコントロール、車線をはみ出さないようにするレーンディパーチャーアラームなどももれなく搭載されています。

ですが、それよりも安全性として評価できるのはぶつかってもビクともしないと思わせる、謙虚な佇まいながらも大柄で強靭なボディではないでしょうか!

新型と歴代トヨタ・センチュリーのサイズ・価格などのスペックを徹底比較

初代センチュリー(VG20/VG30)

出典元:https://www.youtube.com/watch?v=nX45q6QM3nA

初代センチュリーは1967年から1997年まで30年間販売されていたモデルです。センチュリーという車名はトヨタ自動車の創業者である豊田佐吉の生誕100周年を記念して付けらました。今回の和を多く取り入れたデザイン性もあり、仰々しさが漂ってきますね。

長い間モデルチェンジが行われなかったのは性能が非常に優れていたからであり、故障の少なさ、車内の静粛性などが非常に好評だったからだといわれています。

4リッターV8を搭載した後期モデル(VG40)

1973年に早い段階でマイナーチェンジが行われていましたが、1983年に2度目のマイナーチェンジが行われ、こちらの方が大きな変更点がありました。

最初は3.0リッターV8エンジンとして始まりましたが、3.4リッターを挟み4.0リッターエンジンへと進化を遂げました

外観は2代目にフルモデルチェンジする時よりも大きく変化があり、ヘッドライト、グリルなどのデザインが変更になりました。

日本車初のV12エンジンを搭載した2代目センチュリー(GZG50)

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2代目にフルモデルチェンジする段階で真骨頂ともいえるV12エンジンが搭載されることになりパワーが向上しました。快適だった室内に更に磨きがかかり、30年間フルモデルチェンジされなかったセンチュリーの記念すべきモデルチェンジは好評となりました。

選択カラーに対して漢字表記がされるようになったのもこの頃からとなっています。

天皇の御料車専用として製造されたセンチュリー ロイヤル

センチュリーが御料車として使用されているのは多くの人がご存知かと思いますが、それはセンチュリー ロイヤルと呼ばれる別のモデルになります。

5メートルを超える全長は更に1メートル近く長くなり、ドアは観音開きとなり窓が広く見やすくなっています。

センチュリー ロイヤルは一般発売はされておらず、仕様によっては1億円近くの価格となるモデルも存在します。

新型トヨタ・センチュリーと世界のショーファーリムジンのサイズ・価格・燃費を徹底比較

出典元:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1127228.html

レクサス・LS

日本の高級車を取り上げるならレクサスLS500hエグセクティブは比較対象になるでしょう。

センチュリーにも使われていましたが、LS500hエグゼクティブを説明する際にも匠という言葉を使用する必要があります。細部まで手作業が行われており、高級車を名乗るのにふさわしい一台だと言えるでしょう。

BMW・7シリーズ

BMWの750Li エクセレンスは7シリーズのロングモデルで非常に高いグレードの一台です。7シリーズなので通常の仕様でもかなりの広さがありますがロングだとゆとりをもって助手席のシートを設定しても全く不快に感じることなく寛ぐことが出来るでしょう。

BMW誕生から100周年を記念した750Liの特別仕様も登場しており、生誕100周年の記念で命名されたセンチュリーとは近しいものを感じますね。

メルセデスマイバッハ・Sクラス

最高級車として外せないのがメルセデスマイバッハ・S560です。所有者が運転するのではなく、雇いの運転手さんが運転しているイメージが強い一台だと思います。

日本でも滅多に見ないレベルの車だと思いますが、首脳会議などの世界的な場面で活躍している姿はテレビ越しに多くの人がご覧になっていたでしょう

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サイズ・価格・燃費などを徹底比較

出典元:https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1127/228/html/003_o.jpg.html

  全長 全幅 全高
新型センチュリー 5,335mm 1,930mm 1,505mm
レクサス・LS500hエグゼクティブ 5,235mm 1,900mm 1,450mm
BMW・750Li エクセレンス 5,250mm 1,900mm 1,485mm
メルセデスマイバッハ・S560 5,465mm 1,915mm 1,494mm

  価格 燃費 最大出力 最大トルク
新型センチュリー 19,600,000円 13.6km/L 381ps 510Nm
レクサス・LS500hエグゼクティブ 16,400,000円 15.6km/L 299ps 356Nm
BMW・750Li エクセレンス 16,920,000円 9.8km/L 450ps 650Nm
メルセデスマイバッハ・S560 22,780,000円 9.1km/L 469ps 700Nm

新型センチュリー、LS500hエグゼクティブはややパワーが劣りますが、最大出力、最大トルク共にエンジンのみの値なのでモーターを合わせると更に力を発揮することが出来ます。

数値をみてもこれだけのパワーを持っていれば走行に力が足りないと思うこともほとんど無いと思いますし、不満を感じることもないでしょう。この4台が並んでいるところを見たことはありませんが、センチュリーからは並々ならぬオーラを感じます

いつか世界の大舞台で活躍しているのではないでしょうか。モデルチェンジからまだ間もないですが、今後日本のみならず世界のどんな場面にセンチュリーが立ち会うことになるのか期待したいですね。

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