フォルクスワーゲンの3列シートMPV、ゴルフ トゥーランにディーゼルモデル追加!ハイラインの装備の違いやガソリンモデルと燃費・価格を徹底比較!

     
   

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ゴルフトゥーランにディーゼルモデル“TDI”が登場!新型トゥーランの特徴は?

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3番目のディーゼルモデル

フォルクスワーゲンの中でも高い人気を誇るゴルフ トゥーラン。初代は2003年に登場した小型ミニバンです。日本での販売開始は2004年。この年には「2004-2005インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことからも、当時の人気度合いが窺えるのではないでしょうか。

2016年にフルモデルチェンジ、現行のモデルは2代目になります。

今回フォルクスワーゲンのディーゼルモデルであるTDIがゴルフ トゥーランにラインナップされました。日本にTDIラインが設置されるのはこのゴルフ トゥーランで3車種目です。

2018年2月にお目見えしたパサートTDIがフォルクスワーゲンの日本で最初のディーゼルモデルです。その後8月にティグアンTDI 4MOTIONが登場しました。ゴルフ トゥーランTDIを加えると1年未満の間に3種類投入されたことになりますが、それだけ日本の市場にもディーゼルエンジンが浸透してきたということでしょう。

2リッターのクリーンディーゼルエンジンと6速DSG搭載

今回のゴルフ トゥーランTDIに搭載されるエンジンは2.0L直4気筒ディーゼルターボエンジンです。最高出力は150ps、最高トルクは340Nmをマーク。

組み合わされたトランスミッションは6速のDSGが搭載されました。ちなみにガソリンモデルには7速DSG、直前に導入されたクロスオーバーSUVのティグアンTDI 4MOTIONにも7速DSGが組み合わされています。

恐らくボディサイズや重量、エンジンスペックなどを総合的に鑑みてゴルフトゥーランTDIには6速DSGが最適だと判断されたのでしょう。

3列7シーターのディーゼルミニバン

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今回のゴルフトゥーランTDIは3列7人乗りというシート構成になっています。多彩なシートアレンジが魅力で、その積載能力も抜群。乗車人数によってフレキシブルな変化が可能です。

2列目3列目はもちろん、助手席を倒してフロアにすることもできるので、2mを超えるサーフボードも収納可能。もちろん自転車も余裕で入ります。また2列目も一席ずつ個別にフロアにできるので便利ですね。

7人全員が乗ったとしても137リットルの容量を確保できるので、積載性は文句なしといっていいのではないでしょうか。

充実の安全装備

もちろん近年の新型車には欠かせない安全・運転支援装備も用意。フォルクスワーゲンの安全支援パッケージ”Volkswagenオールイン・セーフティ”が搭載されています。

アダプティブクルーズコントロールやパークアシスト、衝突被害軽減ブレーキ、ドライバーの疲労を検知するシステムなどを標準装備しました。

その他にもサイドエアバッグやカーテンエアバッグなどの9つのエアバッグを装備して万一の衝突の際に備えています。

クリーンディーゼルのエコカー減税は?

ディーゼルエンジンモデルは多くの場合ガソリンエンジンモデルよりも価格が高くなりがちです。ゴルフ トゥーランTDIでも例にもれずガソリンモデルより約20万円~40万円の価格アップになります。

でもクリーンディーゼル車は税制面でかなり有利。自動車取得税と自動車重量税がエコカー減税のよって100%免税となるのです!

これはかなり違ってきますね。その上燃費性能もディーゼル車のほうがいいですしガソリンとディーゼルの燃料費の違いも考慮すると車両価格の差はあまり気にならなくなるのではないでしょうか。

ゴルフトゥーランTDIのグレード別の装備の違いは?

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TDI コンフォートライン

ベースグレードとなるのがこのコンフォートラインです。LEDライト、5ダブルスポークノ16インチスチールホイールを装備。

運転席と助手席、2列目のそれぞれの空調を独立して調節できる3ゾーンフルオートエアコンにアレルゲン除去機能付きフレッシュエアフィルターを搭載しています。

安全性能や快適機能のバランスが取れた、コストパフォーマンスのいいモデルです。

TDI ハイライン

上級モデルにあたるのがハイラインです。安全装備が充実し、レーンキープアシストやレーンチェンジアシスト、リヤトラフィックアラートやプリクラッシュブレーキシステム(衝突被害軽減ブレーキ)などが加わりました。

インテリアにはアンビエントライト、マイクロフリースシート、シートヒーターが採用されより快適に過ごせるようになっています。

また、ホイールは10スポークの17インチアルミホイールとなり、エクステリアの質感をアップしました。

ハイラインにはオプションで電動パノラマスライディングルーフのセットが可能です。

トレンドラインとRラインの設定はなし

ガソリンモデルに設定されているエントリーグレードのトレンドラインとスポーツモデルもRモデルの設定はありませんでした。

Rライン専用のエアロパーツを纏ったRラインはディーゼルにも設定が欲しかったですね。オプションでRラインパッケージなどを販売してくれればいいのに、と思うのは私だけでしょうか。

ゴルフトゥーランTDIとTSIの燃費・価格の違いを徹底比較!

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それではここで、ガソリンモデルのゴルフトゥーランTSIとディーゼルモデルのゴルフトゥーランTDIとの燃費と価格を比較してみましょう。

どちらのモデルも全グレード同じパワートレインとなっています。

  燃費(km/ℓ) コンフォートライン価格 ハイライン価格
ゴルフトゥーランTDI 19.3 3,699,000円 4,079,000円
ゴルフトゥーランTSI 18.5 3,294,000円 3,879,000円

燃費性能はやはりTDIのほうがいいようですね。価格にはかなりの差が出ています。

ちなみにゴルフトゥーランTDIに設定のないゴルフトゥーランTSIトレンドラインは2,849,000円、ゴルフトゥーランTSI Rラインは3,989,000円です。

ゴルフトゥーランTDIとライバルの7シーター&ディーゼルMPVと燃費・価格を徹底比較!

BMW・218dグランツアラー

出典元:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/2-series/grantourer/2018/images-videos.html

BMWの3列シート車としては2例目になるグランドツアラーは2015年に登場しました。ちなみに1例目の3列シート車はX5です。

デビュー当時からディーゼルモデルがラインナップされており、2.0L直4気筒ディーゼルターボに8速ATというパワートレインになっています。最高出力は150ps、最高トルクは330Nm。ゴルフトゥーランTDIとよく似た数値になっています。

シトロエン・グランドC4スペースツアラー シャイン ブルーHDi

出典元:https://www.citroen.jp/car/grand-c4-spacetourer/

2017年のマイナーチェンジ時にラインナップに加わったグランドC4スペースツアラー シャイン ブルーHDi。新世代の2.0L直4気筒ディーゼルターボエンジン、ブルーHDiを搭載しました。

このエンジンは最高トルク150ps、最高出力370Nmという数値を誇りながらも高い環境性能、優れた燃費性能を持ち合わせたものとなっています。

三菱・デリカD:5 Dパワーパッケージ

出典元:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/styling/

ここで国産車の登場です。世界で唯一といわれるオールラウンダーミニバンとして高い人気を誇るデリカD:5にもディーゼルモデルはもちろん用意されています。

デリカD:5のディーゼルモデルの初登場は2012年と、ここで比較するライバル車に比べるとずいぶん昔から設定されています。実はデリカD:5はミニバン初となるクリーンディーゼル車なんですよ。

最高出力109ps、最高トルクは360Nmとなっています。

では、燃費と価格を比較してみましょう。

  燃費(km/ℓ) 価格
フォルクスワーゲン・ゴルフトゥーランTDI 19.3 3,699,000円~4,079,000円
BMW・218dグランツアラー 21.3 4,340,000円
シトロエン・グランドC4スペースツアラー シャイン ブルーHDi 18.0 2,790,000円
三菱・デリカD:5 Dパワーパッケージ 13.0 3,534,840円

燃費はBMW・218dグランツアラーが20㎞/ℓ台に乗りました。ゴルフトゥーランTDIはそれに次ぐ数値となっていますね。

価格はゴルフトゥーランTDIはこの中では中間、といったところでしょうか。最もお手軽なのはシトロエン・グランドC4スペースツアラー シャイン ブルーHDiという結果になりました。

終わりに

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これからもクリーンディーゼル車のラインナップは増えていくかと思いますが、フォルクスワーゲンの中でも人気の高いゴルフシリーズにディーゼルモデルが設定されたのは大きな意味があるのではないでしょうか。

今年1年でこのゴルフトゥーランを含む3車種でクリーンディーゼルを日本に導入したフォルクスワーゲン。この3車種の動向を見てから今後のクリーンディーゼル車の展開について検討するのではと思われます。

時代は走行性能や積載性はもちろんのこと、より環境性能や燃費性能を重視するようになっています。今後フォルクスワーゲンがどのようにその流れに対応してくるのか、見守りたいところですね。

 

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