新型アウディ・A8のマイルドハイブリッドとライバルモデルを徹底比較!歴代トップモデル6.0/W12クワトロとのスペックの違いは?

     
   

日本でも近年存在感を増しているヨーロッパの自動車メーカー。そんなヨーロッパの自動車メーカーの中でも異彩を放つアウディ。

旗艦モデルのA8に代表されるアウディの魅力についてご紹介していきます。

2018年に公開された新型アウディ・A8特徴は?

引用元:アウディ

歴代のアウディの中でも常にフラッグシップモデルとして存在し続ける上位モデル「A8」

その最新型について詳しくご紹介します。

オールアルミボディがさらに進化

引用元:CARSMEET

新型アウディA8の大きな特徴の一つとして、進化したアルミボディがあげられます。軽量化とボディ剛性の両立のために採用された新型フレームは単にアルミのみを使用しただけのボディではなく、炭素繊維やマグネシウムなどの新素材を適材適所に使用し、従来のボディと比較して大幅な合成UPを実現しました。

車をコントールする上でもっとも重要と言われる、ねじれ剛性では従来型と比較して約33%の剛性UPを実現しています。

48V電源とマイルドハイブリッドシステムを搭載

剛性の向上したボディに組み合わされる起動ユニットも劇的な変化を遂げています。

これまでは一部のグレードに限定して搭載されてきたハイブリッドシステムをディーゼルエンジンを含むすべてのグレードに搭載されました。

このハイブリッドシステムは電圧48Vのオルタネーターとの組み合わせで、これまでは車速の遅い発進時を中心に作動していた電気エネルギーを車速55Km~160Kmと広い領域で作動するように変更されました。

このおかげで、より広い領域でモーター特有の力強い加速と太いトルクを得ることに成功しています。

レベル3の自動運転技術を実現するも日本モデルは未採用

新型アウディ・A8では走行性能と同時に安全面も大幅に強化されました。安全面の向上に欠かせない技術の一環として自走運転が可能な「Audi AIトラフィックジャムパイロット」を搭載したことも話題となりました。

この自動運転システムはいわゆる「レベル3」と言われるもので、数多くのセンサーやカメラからの情報を瞬時に解析し安全に自動運転のできるレベルの技術であり、条件付きではあるものの実際に法的に自動運転が認められている国では公道を安全に走行することも可能なほど、完成された自動運転技術です。もちろんアウディが世界で初めて達成した安全運転レベルです。

しかし、残念ながら日本国内においては自動運転に関する法整備が全く進んでおらず、日本国内で発売されるモデルには自動運転装置は非搭載として発売されました。

V6/55TFSIクワトロとV8の60TFSIクワトロ

またエンジンのラインアップも充実しV6エンジン搭載の「55TFSI」とV8エンジン搭載の「60TFSI」もラインナップされ、クワトロブランドの中でもユーザーの個性を発揮できる豊富なラインナップとなっています。

アウディ・A8の歴史を振り返る!歴代トップモデルのスペックや価格の違いは?

さて、コアなユーザーからライトユーザーまでも惹きつけて離さないアウディ・A8ですが、これまでに数回のモデルチェンジを行っています。

ここではこれまで発売されたアウディ・A8の魅力や価格の変化についてご紹介します。

元祖アウディ・A8 4.2クワトロ

引用:b-cles

アウディのフラッグシップモデルであるA8が初登場したのは1994年!これまでのV8シリーズの後継モデルとして発売されました。搭載されたエンジンは4.2リットルで出力は300馬力と当時としては最高クラスの出力を誇りました。発売当時は4速ATでしたが、のちに5速ATへと進化を遂げています。

歴代A8 4.2クワトロとスポーツモデルのS8も登場

引用:MOBY

もちろんスポーツグレードも充実していて、A8をベースとしたS8はその精悍な外見に惹かれるユーザーが多いのもうなづけます。

二代目A8に12気筒のL6.0クワトロ追加、V10エンジン搭載のS8

引用:カーセンサー

初代クワトロに続いて発売されたのが、二代目アウディA8です。

初代以上のラインナップを誇り、最上位モデルのL6.0クワトロはV12エンジンを搭載しその出力は驚異の450馬力を誇ります。

また、スポーツモデルとして発売となったS8はレスポンシブルなV8エンジンを搭載し、重厚なハンドリングマシーンとしてこちらもスポーツタイプとしては異例のヒット車となりました。

三代目A8の歴代最強LW12クワトロ、V8ターボにダウンサイジングのS8

引用:premium-car

三代目として発売されたクワトロは歴代クワトロ最強のエンジンとの呼び声高いエンジンを搭載し、ラグジュアリーな外観とは対照的な、本格的な走りを体感できる車として日本国内でも人気を博しました。

また、大型化の一途をたどっていたS8のエンジンは高効率ターボを搭載しダウンサイジングされたV8ターボエンジン搭載モデルとして生まれ変わりました。

アウディ・A8のライバルモデルのサイズや価格を徹底比較!

さて、多くのファンを魅了してやまないアウディA8ですが、もちろん他社メーカーにも魅力的な車は多く存在します。

そんなライバル車とアウディ・A8の違いを実際の数値をもとに比較しながら紹介してみたいと思います。

まずは、下の比較表をご覧ください。

 

メルセデス・ベンツ Sクラス

BMW 7シリーズ アウディ A8 レクサス LS
  標準ボディ ロングボディ 標準ボディ ロングボディ 標準ボディ ロングボディ 標準ボディ ロングボディ
全長[mm] 5,125 5,255 5,110 5,250 5,170 5,300 5,235
全幅[mm] 1,900 1,900 1,900 1,900 1,945 1,945 1,900
全高[mm] 1,495 1,495 1,480 1,485 1,470 1,485 1,450
ホイールベース[mm] 3,035 3,165 3,070 3,210 3,000 3,130 3,125

ライバル車との比較表です。

全長・全幅・ホイールベースのどれをとってもライバル車に引けをとっていないのが分かります。それでは各ライバル車と細かく比較していきたいと思います。

アウディ・A8 vs メルセデスベンツ・S450/S560 4マチックロング

まずはアウディの永遠のライバル、メルセデス!

ベンツの通常モデルとの比較だけでなく、ラグジュアリー性を重要視したロングモデルと比較してもアウディ・A8に軍配が上がります。高級セダンとしてもアウディA8が選ばれる理由の一つではないでしょうか?

アウディ・A8 vs 新型BMW・745e/750Li xドライブ

まずはエンジン性能!最上位の4.0Lターボのエンジン性能はこんな感じです

V型エンジン8気筒 4.0L ターボ・最高出力:338kW(460PS)/5,500rpm・最大トルク:660Nm/1,800-4,500rpm

対するBMW750のエンジン性能は

V型エンジン8気筒 ツインターボ・最高出力:330kW(450PS)/5,500rpm・最大トルク:650Nm/1,800-4,500rpm

ヨーロッパではスポーツカーとして確固たる地位のあるBMWと比較してもアウディA8のエンジン製のは引けを取りません!

アウディ・A8 vs ジャガー・XJポートフォリオ/オートバイオグラフィーLWB

続いてはジャガーのフラッグシップモデルとの価格比較です。性能についてはこれまでご紹介した通り名だたる高性能車に引けを取らないアウディ・A8ですが、実は価格面でも他車を圧倒しています。

アウディA8の新車価格は最上位グレードでも1640万円、対してラグジュアリーカーの代表格、ジャガーの・オートバイオグラフィーの販売価格は2069万円です。

実車を比較しても、アウディA8がジャガーの引けを取る箇所は殆ど見当たりません。それなのに価格は400万円もの差が・・・

アウディ・A8 vs レクサス・LS500h

では最後に日本を代表する高級車、レクサス・LS500hとの比較です。

両車ともにハイブリッドモデルをラインナップとして発売していますが、その燃費には大きな開きがあります。

アウディA8の場合、最も燃費の良いモデルでも13.8Km/Lに対してレクサス・LS500hは16.4Km/Lと大きな差があります。

この差を大きいととるか小さいととるかはユーザー次第ではありますが、資源のない日本が開発したにふさわしく、レクサスLS500の燃費は、このクラスの市販車としては群を抜いた低燃費を実現しています。

アウディ・A8/S8が登場する映画といえば?

さて、アウディA8/S8シリーズのもう一つの魅力と言えば、沢山の映画にも採用されるそのルックスではないでしょうか?

今回は最後に、そんな映画の世界で活躍するアウディの雄姿をご紹介します。

初代A8が登場するマトリックス・リローテッド

引用:きよのミニカーガレージ

A8/S8が主役のトランスポーターシリーズ(2/3イグニッション)

引用:ユーロカー・インフォ

新型A8とコラボしたスパイダーマン:ホームカミング

引用:Audi Japan Press Center

どの映画も、アウディA8やS8が重要なシーンで数多く登場しています。

アウディ好きにはたまらない映画ですので、まだ見たことのない方は是非レンタルしてみてください。

アウディの新たな一面が垣間見れて、今まで以上にアウディの魅力のとりこになるのではないでしょうか?

 

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