タイヤワックスは劣化の原因?何を選んだらいいの?

     
   

日本人は洗車好きが多いといわれますが、休日の洗車場はどこも混んでいますよね。洗車のついでにタイヤもピカピカにしようと、タイヤワックスを使う人がいるかもしれません。ただ、タイヤはぴかぴかになりますが、その反面、危険性があるといわれているので解説します。

タイヤメーカーはタイヤワックスを推奨していないの?

出典:pixabay

タイヤワックスを塗れば、輝くのは当たり前だといえば当たり前です。
更に汚れも落としてくれたり、有害だといわれている紫外線やオゾンからタイヤを守ってくれる効果があったりするものまで発売されており、効果だけを考えれば良い事ばかりのような感じがします。

しかし、驚くことに、多くのタイヤメーカーはタイヤワックスを推進していないのです。
タイヤメーカーが使わないほうがいいといっているのだから、使わないという人も多く、それはそれで間違った選択肢ではありません。

石油系溶剤や界面活性剤がタイヤに優しくない

自動車本体をいくらピカピカにしてもタイヤだけがくすんでいては、しっくりこないと思っている人もいるかもしれませんので、なぜ使ってはいけないのかを解説します。

多くの油性タイヤワックスの中に石油系溶剤という成分が入っていることはご存じでしょうか?
あまり聞き慣れない成分ですが、身近にあるものだとベンジンの成分だったり、ドライクリーニングで汚れを落とすための成分だったりします。

この成分を使うと上手く定着するので使われています。しかしこの成分によって、タイヤにもともとある劣化防止剤が染みだしてしまい、劣化が促進されるといわれています。
このようなことを考えるとやはり、使ってはだめなのではないか?と考える人は大半です。

一方、これまで解説してきたのは油性のお話で、水性も発売されているので解説します。
水性の多くに、石油系溶剤の代わりに界面活性剤という成分が入っています。
この成分が入っている身近なものは、食器用洗剤や洗濯用洗剤となります。

ご存じの通り、この成分は、あまり長い期間定着することはないです。ただ、この成分によって、タイヤにもともとある劣化防止剤が染みだしてしまい、劣化が促進されるといわれています。

タイヤに優しいタイヤワックスがある

これまで解説した内容から、石油系溶剤や界面活性剤がだめだという結論になります。
しかし、表記上は、これらの成分を含まないタイヤワックスが存在するのです。

それは、CARALL / オカモト産業 タイヤのつや出しWAXです。

この製品にはシリコンの代わりにオルガノポリシロキサンという成分が入っています。
この成分はガラスコーティングによく含まれるシリコンの一種だといわれています。
この成分によって艶がでますが、更に、紫外線吸収剤も入っているので、劣化したり、色あせしたりことを抑制してくれるという優れものです。

この製品はスプレータイプで、吹き付ける前に、汚れは除去して、乾かしておかなければならないです。
更に、吹き付けた後は、よく乾かさなければならないです。

乾かさないで走ってしまい。塗装面についてしまうと、いわゆるシミになってしまう可能性があるそうなので注意して下さい。
もし、塗装面についてしまったら、タオルなどで拭き取ってください。

ネットの口コミはどんな感じ?

CARALL / オカモト産業 タイヤのつや出しWAXは、タイヤに優しいことは解説しましたが、肝心なのが効果なので、ネットの口コミは次の通りです。

A氏「シリコンが入っていませんので、いわゆる濡れたように艶々になるという感じはないですね。強いていえば、新車で購入した時みたいな輝きがあるといった感じですね。」

B氏「スプレーして乾かすと、ギラギラした輝きというよりは、自然な輝きが蘇るので、自分は好きですね。」

C氏「輝き重視であれば、もっとよいものがありそうですが、保護という観点であれば、使って損はありませんね。」

D氏「自然な仕上がりが好きな人はおすすめです。効果については、1カ月はないような気がします。雨に2回ほど当たれば、効果が薄れる感じはします。」

E氏「安く売られていたこともあって購入しましたが、水性ということもあって、持続効果はあまり期待しておりません。艶に関しては十分満足しています。」

F氏「吹き付けてみましたが、艶っぽさは感じられませんが、自然な仕上がりで良かったです。」

G氏「素材に悪影響がない水性ということもあって購入しました。艶はでるのでお気に入りです。」

紹介したように、口コミでの評判は上々です。自然な輝きを評価する人は多いです。水性なので、効果の持続時間は短いようです。

まとめ

タイヤワックスについて紹介しました。油性は悪影響がある情報はよく知られています。水性であっても、優しいとはいえず、タイヤメーカーが推奨しない理由が分かります。ただ、中には悪影響がある成分を含まないものがあるので、使ってみてはいかがでしょうか?この記事がお役に立てば幸いです。

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