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【東名バス事故】発生から1週間で分かった事故原因と東神観光バスの危機管理能力について考えてみる

2017.06.20

6月10日に発生した東名高速上り線での衝突事故について、事故当時の状況や原因、バス会社の対応についてまとめました。

初夏に入り、夏の行楽シーズンに向けて観光バスの需要が増す季節に発生した衝撃的な事故です。

中央分離帯を飛び越えて観光バスと衝突した乗用車は、どのようにして反対車線へ飛び出してしまったのか、気になる事故の状況についてご紹介します。

事故状況についてのおさらい

6月10日午前7時30分ごろ、愛知県新城市、東名高速上り新城パーキングエリア付近で、乗用車と観光バスによる衝突事故が発生しました。乗客乗員47人を乗せた観光バスはさくらんぼ狩りに向かう途中でしたが、反対車線を走行していた乗用車が中央分離帯を飛び越え、走行中の観光バスにそのまま正面衝突。乗用車は原型をとどめないほどに大破し、運転席に乗車していた男性は死亡。バスに乗車していた47人のうち45人の方がけがを負いましたが、幸いにも死亡者は出ませんでした。

バスに搭載されたドライブレコーダーを見る限り、かなりの衝撃があったと考えられます。また、地上での正面衝突ではなく、車が空中に舞い空から降ってくるような角度でぶつかっていますので、このような被害でおさまったのは奇跡的と言ってもいいですね。

事故原因はなんだったのか?

東名高速での衝突事故はどのような原因で起こってしまったのでしょうか。

今回事故が発生した現場の高速道路の中央分離帯は、一般道と違い盛り土がされた上にさらにガードレールが設置されていたため、一見飛び越えられないように感じます。しかし、原因を究明する捜査関係者によると、正面衝突はこの『盛り土』が原因ではないかと言われています。

乗用車は、走行中何らかの原因で左側のガードレールに衝突し、制御を失ってしまいます。そして、その衝撃で右側へ跳ね飛ばされ中央分離帯へ鋭角に侵入。『盛り土』がジャンプ台となり、ガードレールに衝突することなく飛び越えてしまったのです。

東名高速道路は構造が古い場所が多く、このような盛り土をした中央分離帯が数多く存在します。比較的新しい高速道路の中央分離帯には盛り土がなく、低いガードレールが採用されているため、衝突した際は自分の車線にハネ返ってくるようになっています。

ドライブレコーダーの映像からもわかるように、対向車線からあれほどのスピードでいきなり現れた車を避けることは不可能ですからね。

迅速な対応力で評価されるバス会社

東神観光バスホームページに掲載されたプレスリリースの一部

事故にあったバス会社の東神観光バス株式会社は、事故当日の午前中にバスに搭載されたドライブレコーダーの映像を報道各社に提供しました。同日午後8時30分にプレリリースがされ、バス会社の映像提供の素早さが評価されています。

ドライブレコーダーの映像は、リアルタイムでネット上に保存できるシステムを採用しているため、サーバー上に撮り溜めされている映像がネットを通じてすぐに確認できるようになっていました。バス会社は事故の一報を受けて即座に事故当時の映像をまとめて報道各社に提供できる状態にあったため、事故当時の状況をいち早く知ることができたのです。

この対応に対し、SNSでは『わかりやすくまとまっているプレリリースだ』や『映像を早く見ることができてすごい』と言った声が上がっています。

東神観光バスの齋藤社長は「なるべく早くネットにも情報を提供したかった」と話しており、事故後のバス会社の対応が非常に迅速で高い評価を得ています。

まとめ

さて、事故発生から1週間以上が経過しました。原因調査によって、事故状況はだんだんと明るみになってきたものの、依然として不明な点も多く、一刻も早い解決が望まれています。

今回の事故はドライブレコーダーからの映像でも分かるように、かなり衝撃的な事故でした。

しかし、バスのフレームが強化されたことや観光バスの運転手が衝突直前にハンドルを左に切ったことで、最悪の事態を避けることができました。また、乗務員がシートベルト着用の案内と点検を実施していたことも被害を最小限にできたものだと思います。

交通事故は自分自身の事故だけでなく、状況などによって様々な人を巻き込みます。車を運転する際は、体調を整え安全運転を心がけるようにしましょう。

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