東京の市役所も導入!都会に住むならカーシェアリングが最強な理由と5つのサービスを徹底比較

東京の市役所も導入!都会に住むならカーシェアリングが最強な理由と5つのサービスを徹底比較
     
   

カーシェアリングをご存知ですか?

車に乗ったことがない人でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。車を所有するよりも、レンタカーを借りるよりもより日常に近いシーンで気軽に使うことができるカーシェアリング。

そんなカーシェアリングですが、実際のとろこどれだけお得なのでしょうか。今回は、このサービスの特徴から5つのカーシェアリングサービスの比較までしました。

都内在住ならカーシェアリングが最強の理由

タイムズカーシェア
Photo By TAKA@P.P.R.S

特に東京都内など都市圏に住んでいる場合は、自動車を所有するよりもカーシェアリングの会員になったほうがお得な場合が多くあります。

理由は以下の3つです。

1.初期費用・ランニングコストが安い

安い!

レンタカーとも共通するメリットですが、自動車を購入しないでいい分だけ初期投資を抑えることができます。

また、現在の日本の法律では自動車を所有するだけでも

・自動車税(または軽自動車税)
・自動車重量税
・駐車場代
・自賠責保険代
・自動車保険代
・車検代
など…

のランニングコストが発生します。しかし、カーシェアリングを利用することで、これらの費用を抑えることができます。また、レンタカーと違い、サービスによってはガソリン代も必要ないため、よりお得に利用することができます。

2.利用料金が安い

カーシェアリングの場合は、15分や10分単位で値段が変動するため、たとえばちょっとした30分程度の買い物でもサービスによっては200円程度で利用することができます。

この点が最大のメリットです。どの程度安いのかは以下の比較表をご覧ください。

3.出発地点が豊富

カーシェアリングは5000か所以上の場所に配備している業者がいるなどレンタカーよりも細かく利用開始する場所を選ぶことができます。

例えば、住んでいる場所の近くにカーシェアリングの起点があればまるで自家用車のように使えますし、出張や旅行先で使うこともできます。

実は公共機関も続々と導入し始めている

狛江市
Photo By Google Map

カーシェアリングは公共機関でも続々と導入事例がでてきはじめています。

例えば、東京都多摩区北部にある狛江市は、市庁舎駐車場の適正管理と公用車のランニングコスト削減を目的に、2015年から市役所内の駐車場にカーシェアリングを導入しました。

狛江市本庁舎を時間貸駐車場「タイムズ」として運営開始

カーシェアリング7サービス徹底比較!

比較条件

今回は5つのサービスを2つのパターンで比較してみました。

1つは、日々のちょっとした買い物を想定。
1時間以内の利用でかつ、距離も往復で10kmほどです。

もう1つは、週末に家族で買い物に行く場合。自動車でしか行けないようなアウトレットモールなどに行く場合を想定して、8時間、距離にして往復約100kmほどの移動をした場合を想定しています。

比較対象の5サービス

サービス名 公式サイト
オリックスカーシェア リンク
タイムズカープラス リンク
careco リンク
アース・カー リンク
ecoloca リンク

パターン1:毎日のお買い物で使う時(1時間、10kmの場合)

日々の利用で最も安く使うことができるのはアース・カーの420円でした。

サービス名 利用料金(時間利用料+距離料金)
オリックスカーシェア 950円(800円+150円)
タイムズカープラス 824円(824円+0円)
careco 780円(780円+0円)
アース・カー 420円(320円+100円)
ecoloca 3,820円(640円+200円)

オリックスカーシェアの場合は月額料金2,000円の個人Aプランを選択しました。これは、月額料金2,000円が必要ですが、2000円分の無料利用枠があるので、ある程度の時間か距離を利用する場合は相殺することができます。

タイムズカープラスは、月額1,030円でオリックスカーシェアと同様に月額分の無料枠があります。ただ、利用申し込みをする際に1,550円の初期費用が必要です。

carecoは初期費用が1,500円で月々の利用料金は980円です。こちらも、月額分の無料利用枠があります。

アース・カーは最も安い利用料金で使えるだけでなく、月額利用料金や初期費用も0円です。

ecolocaの場合、毎回の利用料金は時間+距離に加え2,980円の基本利用料金が加わります。さらに、初期費用として登録日5,400円とカード発行手数料1,995円が必要です。

パターン2:週末に家族でお買い物に出かける時(8時間、100kmの場合)

家族での旅行の場合でもアース・カーが3,560円と、最も安く利用することができます。

サービス名 利用料金(時間利用料+距離料金)
オリックスカーシェア 8,250円(6,750円+1,500円)
タイムズカープラス 5,668円(5,668円+0円)
careco 6,800円(5,300円+1,500円)
アース・カー 3,560円(2,560円+1000円)
ecoloca 10,120円(5,140円+2,000円)

オリックスカーシェアは、月額が0円の個人Bプランで比較しました。
Bプランには6時間パック(5,250円)に2時間分の利用料金を加えるパターンもありますが、こちらを使うよりも12時間パック(6,750円)を利用するほうが結果的に安くなります。ちなみに、先ほど紹介したAプランだと、750円安い7,500円になります。

タイムズカープラスの場合は距離料金が0円なので6時間パック(4,020円)に基本料金(206円/15分)を加えた5,668円になります。もし利用時間が9時間を超える場合は、12時間パックの6,690円の方がお得になります。

carecoの場合は、5,300円の12時間パックを利用するほうが6時間パックに2時間分を付け加える(3,800円+1,560円=5,360円)よりも若干お得になります。
また、6時間以上の利用の場合は1kmにつき15円の利用料金が加算される点に注意しましょう。

アース・カーの場合は距離と時間が伸びてもシンプルに80円/15分+10円/1kmで利用することができます。

ecolocaはこの場合でも基本料金の2,980円が発生するため、使用時間と移動距離を合計した金額(5,140円+2,000円)に加えた金額になります。他のカーシェアリングと比較してもかなり高価なことがわかります。

まとめ

カーシェアリングを使うことで、特に駐車場料金が高くつく都内は実際に自動車を持つよりもお得になる可能性があります。

また、今回は紹介することができませんでしたが、たとえば石巻コミュニティ・カーシェアリング事業や、チョイモビ ヨコハマのように地域に根ざしたサービスを展開しているところもあります。

マイカーを手に入れる前に、カーシェアリングを利用することも一度検討してみてはいかがでしょうか。

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