エンブレム・ロゴに込められた想いとは? 日本車7大メーカーの由来をまとめてみました!

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SUBARUのエンブレム――空に輝く六連星のように、業界を統べる企業に

photo by carcast

2017年4月に商号の変更が予定されている富士重工。スバルのロゴといえば、「六連星(むつらぼし)マーク」ですね。「昴(すばる)」とは、おうし座の「プレアデス星団」の和名のことで、古くは枕草子にも名前が登場しています。この特徴的なロゴは、1958年に登場した「スバル・360」にて、社内の募集案に、 スバル・360の基本デザインを担当した工業デザイナーの佐々木達三が手を加えたものを採用したのが起源とのです。

では、スバルはなぜこの「昴」をロゴとしたのでしょうか。

富士重工業の前身、中島飛行機は、第二次大戦時に戦闘機の開発に携わっていました。しかし、終戦と同時に解散。その後、1953年に富士重工業株式会社として、再スタートを切る際、旧中島飛行機の5社を吸収合併するという形を取ったため、「6社を統合する」=「統べる」という意味が込められました。以後、何度かのデザイン変更が行われ、途中で実際の星座の配列を無視した形となりながらも、星6つ(大1、小5)の基本モチーフは継承され現在に至っています。

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