肩こり「しやすい人・しにくい人」の違いは筋肉にアリ!その理由を徹底解説

肩こり「しやすい人・しにくい人」の違いは筋肉にアリ!その理由を徹底解説
     
   

筋肉はカルシウムで動いている

筋肉
Photo By Lin Mei

安藝先生:このカルシウムが筋肉の中に入ると、筋肉が収縮します。

-なるほど。ところで筋肉のしこりとカルシウムはどう関係しているのでしょうか?

安藝先生:先ほど、しこりの原因は血流が悪くなっているからだとお話しました。

なぜ、血流が悪くなるのかという原因の一つに「筋肉が収縮している状態がずっと続く」というものがあります。

血液が流れている管がギュッと圧迫されている状態をイメージしてもらえればいいと思います。

-なぜ筋肉が収縮した状態が続いてしまうのでしょうか?

安藝先生:理由は大きく分けて2つあります。

1.同じ姿勢(同じ筋肉に力は入った状態)でいること
2.急な衝撃で筋小胞体から一気にカルシウムが出てしまうこと

1番はドライブ中やデスクワークですね。また、例えば2番はむち打ちなどがあります。

理由1 同じ姿勢(同じ筋肉に力は入った状態)でいること
理由2 急な衝撃で筋小胞体から一気にカルシウムが出てしまうこと

-やっとカルシウムと肩こりがつながりました笑

安藝先生:簡単に言うと、肩こりなどを予防するためには1番の状態にならないようにする必要があります。

肩こり対策グッズ

-明日長距離をドライブする予定なのですが、今からでも間に合う肩こり対策のグッズなどはないのでしょうか。

安藝先生:そうですね、例えば背中に挟むクッションのようなものなどは有効だと思います。

クッション

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-これ、効果あるんですね!

安藝先生:特にドライブ中など、前かがみの姿勢になりやすい時にはこうしたクッションを背中にはさみ、背骨のS字をキープすると血流が悪くなりにくく効果があると思います。

もしくは、しっかりと背筋を伸ばした姿勢でいれば肩こりは起こりにくいです。

-そうなんですか、

安藝先生:正しい姿勢とは背筋を伸ばして、頭を背骨の上に載せている状態です。

これは、どの筋肉も緊張していない状態なので非常に疲れにくい合理的な姿勢です。

茶道

-確かに、正しい姿勢が大切なのはわかるのですが、なかなか維持するのが難しいです。

安藝先生:そうですね、維持するのが難しいのはお腹と背中の筋肉のバランスが崩れていることが一つの原因としてあると思います。

筋肉の量が多い方が強く引っ張られやすくなります。現代人は背中の筋肉が弱い人が多いので前かがみの姿勢になりがちです。

姿勢が悪い

-ということは…

安藝先生:よく「正しい姿勢を意識しろ」と言われますが…

-ずっと意識するなんて無理です笑

安藝先生:はい、無茶だと思います笑

解決方法としては、背中の筋肉を鍛えることがあります。

もう一つは、しこりができて機能しなくなった背中の筋肉や関節をほぐして、だまを取ってあげることも有効です。

-なるほど、背中の筋肉を鍛えて増やすか、ほぐして復活させるイメージですね。

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