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キャンプやドライブに出かけてアウトドアの人にとっては車中泊できるクルマは大変魅力的にであります。ホンダのシャトルは車中泊ができることを売りにしたアウトドア派にとって非常に魅力的な車種です。
ロングドライブの際、仮眠などでもっと体を伸ばせたらと思ったこともあるでしょう。キャンピングカーや大型のミニバンのように広くはないけれども、大人二人が体を伸ばして寝ることができて、しかも普段使いも十分にこなすクルマがあれば問題解決となります。
また、普段は日常生活で使うために、サイズも手ごろで燃費も良く、しかもキャンピングカーや大型のミニバンのように高額ではないクルマ。そんなクルマを探してみると、ホンダのシャトルに行きつきました。実はこのクルマは車中泊にうってつけなのです。
今回はホンダ・シャトルの概要と車中泊にふさわしい理由、ライバル車のトヨタ・カローラフィールダーとのエンジンなどの性能やデザイン、車内空間など細かく比較してご紹介したいと思います。
まずはシャトルがどんなクルマなのかおさらい
ホンダ・シャトルは、2015年5月にフィットシャトルの後継として開発された5ナンバーサイズのステーションワゴンです。「趣味やレジャーを愉しむユーザーに合った独自の価値を最大限に反映させた車種」という宣伝文句の通り、ショッピングや通勤だけに使うだけではもったいないクルマなのですが、特にその広いカーゴルームと使い勝手の良さを知ればきっとどこかに行きたくなるでしょう。
パワーユニットには、軽快な走りの1.5L直噴DOHC i-VTECエンジン、ハイブリッド車には34.0㎞/Lの低燃費とスポーティーな走りの「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-DCD」を採用しています。また、ハイブリッド車には4WD も設定しています。
5ナンバーサイズのコンパクトなボディーでありながら、開放感のある頭上スペースを確保した広々とした室内空間。そして、クラス最大の容量はもちろん、大きな開口部や最大184cmにもなる荷室長とフラットな床面、荷物に応じて使い分けられる便利で豊富な収納スペースなど、快適な使い勝手も実現しています。
さらに、5名乗車時に荷室容量はクラス最大570Lという容量を確保。また、後席を倒した2名乗車時には、荷室容量は最大1141Lまで拡大します。
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