N-BOXの大ヒットが伝えられる2017年9月度の自販連(日本自動車販売協会連合会)と軽自協(全国軽自動車協会連合会)発表の販売速報から、N-BOXを始め気になる新型車の販売成績や、不振が目立つ車種などをピックアップしてみました。ポイントは前年比です。N-BOXの大ヒットが伝えられる2017年9月度の自販連(日本自動車販売協会連合会)と軽自協(全国軽自動車協会連合会)発表の販売速報から、N-BOXを始め気になる新型車の販売成績や、不振が目立つ車種などをピックアップしてみました。ポイントは前年比です。
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新型N-BOXが大人気!その秘訣に迫る
10月5日に自販連と軽自協から発表された速報値によると、2017年9月1日に発売された新型ホンダN-BOXは26,980台を記録し、全体トップの座に返り咲きました。さらに、累計受注台数は、10月4日現在で52,000台を超えるとされ、従来モデルを上回る好調さを維持しています。
9月度 通称名別新車販売ランキング表 当月台数(前年比)
順位 | 車名 | メーカー | 当月台数(台) | 前年比(%) |
1 | N-BOX | ホンダ | 26,983 | 138.5 |
2 | ノート | 日産 | 15,469 | 278.5 |
3 | デイズ | 日産 | 15,153 | 138.1 |
4 | プリウス | トヨタ | 13,275 | 66.2 |
5 | アクア | トヨタ | 12,896 | 83.2 |
6 | ムーヴ | ダイハツ | 12,771 | 111.0 |
7 | ワゴンR | スズキ | 11,920 | 186.9 |
8 | タント | ダイハツ | 11,636 | 96.7 |
9 | フリード | ホンダ | 10,808 | 311.8 |
10 | スペーシア | スズキ | 9,573 | 114.0 |
N-BOXの詳細が発表された時点では、機能が向上した安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」 を全車標準装備したことなどにより、事実上安価なエントリーモデルを排するラインアップに危惧する声がありました。
機能的にも上で、その他の装備の差もありますが、”スマアシⅢ”を装備するライバルのタントより約10万円高にもなります。プレミアム軽を目指すのでは?という所以です。
しかし、ふたを開ければそんな心配は不要でした。新車の発売直後ということでもありますが、上級グレードのカスタムが標準車を上回り、グレード別でも装備が充実した「L」グレードに受注が集中しているなど、ハイブリッド以外ののコンパクトカーを上回る150~160万円の車種が売れているのです。
これは2位以下に圧倒的な販売台数の差をつける王者ならではの戦略で、販売台数が拮抗していたら怖くてできない価格設定です。