新しい車を購入した時に一番最初に感じるのは、『臭い』です。
ドアを開けると、新車臭と呼ばれる独特の臭いがしますね。普段あまり感じたことがない臭いで、非常に独特な臭いのため、強く印象に残ります。この新車特有の臭いが好きという方もいますが、嫌いという方も多くいます。臭いがきついため、車酔いになりやすく長時間乗っていることができなくなってしまいます。また、ニオイに敏感な子どもはこの臭いだけで車に乗るのを嫌がったり、アレルギー持ちの方は深刻な健康被害の問題もはらんでいます。
では、この新車の臭いの原因は一体何なのでしょうか。
新車の臭いの原因とは
新車の臭いと言っても様々な臭いがあります。
一つの臭いが原因ではない場合がほとんどで、複数の臭いが混ざったものが新車臭となっています。この新車の臭いの主な原因は3つあります。
接着剤の臭い
新車の時に感じる主な臭いの原因は、接着剤の臭いです。
内装のパネルや細かいパーツの接合に使われ、非常に乾燥しやすく蒸発しやすい揮発性有機化合物が原料となっています。車は様々なパーツを組み合わせて作られています。すべてのパーツがネジや溶接ではなく、軽量化のため接着剤が使われていることが臭いの原因です。
非常に揮発性の高く、車内に充満しやすいため、私たちが感じる新車の臭いのほとんどがこれにあたります。
また、エンジン内部などの高温になる部分には、接着剤が使えないので、高温にならず負荷が少ない内装がメインに使われることも強烈な臭いの元となっています。
本革の臭い
本革シートをオプションで装着した場合は、革の臭いがします。
革の臭いは、接着剤とはまた違った独特な臭いがしますので、車内の臭いがさらに強烈なものとなってしまいます。
さらに、本革シートの臭いは自然な状態で、2,3か月は消えないと言われています。非常に長い期間、臭いが残ってしまうので、苦手な方は本革シートオプションを控える必要があります。
ウレタンの臭い
主に車のクッション部分に使用されているウレタンも臭いの原因です。
ウレタン自体から自然に発生しているのが「アルデヒド」と呼ばれるもので、この臭いもそう簡単に消えるものではないです。時間の経過とともに臭いが消え、芳香剤などの臭いがつくまで待つのが一番いい方法です。
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