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日本の道路事情にマッチしたサイズ感や高い安全性などから、若い女性を中心に圧倒的な支持を受けているクルマが、フォルクスワーゲン・ポロです。欧州ではすでに8月から新型の発売が開始されており、日本でも遅くとも来年の春には市場に導入されるのではないかと見られています。ここでは、そんな魅力あふれるポロの歴代モデルを振り返るとともに、新型についても解説。さらに、ホットモデルである「GTI」についても詳しく迫っていきます。
フォルクスワーゲン・ポロってどういうクルマ?
ポロはフォルクスワーゲンのボトムレンジを担うべく、1975年より発売されているクルマです。上位車種であるゴルフと同様に、横置きエンジンで前輪を駆動するレイアウトを採用しています。これにより、広い室内空間と高い走行安定性を実現。モデルが代わるたびに肥大化していくゴルフに対し、ポロはモデルチェンジを経ても2代目ゴルフ程度のコンパクトさを保っていることから取り回しに優れており、ここが日本の女性に支持を得ている部分といえるでしょう。
偉大なクルマの後継として誕生した初代
先述のように、初代ポロは1975年に登場。フォルクスワーゲンをメジャーな存在にした、ビートルの後継車という位置づけになります。また、南欧における販売戦略車としての側面も持っていました。ベースは前年に発売されたアウディ・50ですが、エンジンやブレーキなど細かい部分が異なっています。ノッチバックスタイルの「ダービィ」やスポーツモデルの「GT」なども後に追加され、充実したラインナップを誇っていたのもこの初代の特徴です。