スズキから新しく販売開始された『クロスビー』
「使いやすい車内空間とSUV特有の走りやすさを合わせもった小型クロスオーバーワゴン」をコンセプトに作られました。
排気量が1000cc以下となっており、年間を通しての維持費も抑えることができます。
クロスビーは、非常に使い勝手の良い車内空間を目指しており、その実用性も気になりますね。
では、クロスビーは一体どのような特徴を持っているのか詳しく見ていきましょう。
スズキ・クロスビーの内外装
クロスビーの外装
CMやカタログからは、非常にハスラーとデザインが似ており、あまり違いがハッキリしませんが、実際に見てみると一回り大きく角張ったデザインとなっています。フロントバンパーのデザインやリアのデザインもクロスオーバーらしい雰囲気があり、よりスポーティな印象を受けます。
また、ボディカラーも豊富で全11色から選べます。ルーフカラーをボディと違うカラーに変えて2トーンコーデも可能ですし、サイドやリアにストライプを施した3トーンコーデもできます。様々なカラーが選べるので、自分だけのオリジナルクロスビーを作ることができるのもいいですね。好みのスタイルにカスタムするのも非常に楽しそうです。
さらに、タイヤホイールのデザインもブラックで落ち着いたものとなっており、どんなボディカラーにも合わせられます。スタイリッシュなデザインにしたり、カラフルで可愛らしい一台にできるのもいいですね。
クロスビーの内装
クロスビーの内装はブラックを基調としたデザインになっているため、非常に落ち着いた雰囲気があります。
落ち着いた雰囲気ですが、シートサイドやヘッドレストにパイピングが施されており、ボディカラーと合わせてコーディネートすることができます。また、フロントパネルにはアイボリーカラーのパネルが施され、シートのパイピングと合わせて非常に良いアクセントとなっています。明るすぎず暗すぎない内装が遊び心のあるクロスビーのイメージともマッチして好印象ですね。さらに、デザインだけでなくシートには撥水加工や凹凸のあるシートパターンが施されていたりと工夫がされています。
車内空間も大人が5人乗っても窮屈感のないデザインとなっているため、長距離ドライブも問題なさそうです。後部座席の足元空間もしっかりと確保されているのもユーザーの意見がしっかり反映されていますね。
ラゲッジスペースにおいてもベビーカーが積めたり、床下収納も装備されているので使い勝手も申し分ないです。また、様々なシートアレンジが可能となっているので、シートを倒したりスライドさせたりして荷室を広く使うことができるのも好印象です。
スズキ・クロスビーの燃費・走行性能・価格はどう?
クロスビーの燃費
クロスビーの燃費は、約22.0km/Lとなっておりクロスオーバーカテゴリーの中ではトップクラスの燃費性能です。また、4WD仕様車であっても約20.6km/Lと低燃費を実現しています。
実燃費については、まだ発売されたばかりなので、情報はありません。一般的にカタログ燃費の7~8割程度といわれており、このことから予想すると実燃費は約14~17km/Lほどになると思われます。
クロスビーの走行性能
スズキ初となる1.0L直噴ターボエンジンを採用し、非常に力強い走りを可能としています。また、4WDシステムへ簡単に切り替えることができるのもクロスビーの特徴です。滑りやすい雪道やオフロードでもしっかりと走行することができます。排気量が少ないとパワー不足に感じてしまいそうですが、クロスビーは1000cc以下ということを感じさせない走りをしてくれます。
スキーやスノーボードやキャンプなどので山へ出かける時も安心して走行できます。路面状況に応じて車をコントロールできる、非常に頼もしい走行性能を持っています。
さらに、車線逸脱警報機能や誤発進抑制機能などの安全装備やヒルホールドコントロールなどの先進技術が搭載されているのも嬉しいですね。
クロスビーの価格
クロスビーには、「HYBRID MX」と「HYBRID MZ」の2種類が用意されています。
HYBRID MX(2WD)
車両本体価格 176万円
HYBRID MX(4WD)
車両本体価格 190万円
HYBRID MZ(2WD)
車両本体価格 200万円
HYBRID MZ(4WD)
車両本体価格 214万円
このほかにも2トーンカラーや3トーンカラー、選択するオプションによって価格が変動します。
車両本体価格だけ見るとやや高く感じますが、装備や性能を考えると適切な価格ではないでしょうか。
ハスラーと似ているけど何が違うの?
クロスビーの外観は非常にハスラーと似ています。街中ですれ違っただけでは、見間違えてしまうほど似ていますね。
しかし、ハスラーとは大きく違う点があります。
それは、軽自動車ではなく普通車ということです。ハスラーの排気量は660ccに対し、クロスビーは1000ccターボエンジンを搭載しています。この違いによって力強い走りができ、どんな道路環境であっても安定した走行が可能となっています。
また、シートヒーターが標準装備されていることや、よりスポーティな走りが楽しめるパドルシフトも標準装備となっていることがハスラーと大きく違う部分ですね。
ハスラーはどちらかというと街乗りをイメージした車種ですが、新しく登場したクロスビーはオフロードにも対応でき、レジャーやドライブなど様々な場面で活躍できる車種となっています。
走行性能や使い勝手のバランスが取れたSUV
たくさんあるスズキ車種の中では、やや高く感じてしまう価格帯ですが、クロスオーバーカテゴリーの中ではリーズナブルな価格ではないでしょうか。しっかりとした走行性能や燃費などを考えると非常にバランスの取れた一台となっています。
また、安全装備や先進技術が搭載されており、家族で旅行に出かけ際も安心できます。充実した装備や使い勝手の良い車内空間を持つクロスビーは2018年大ヒットするかもしれませんね。