NHKでも特集された炎の祭典【バーニングマン】の日本版!?バーニング・ジャパンって何?

NHKでも特集された炎の祭典【バーニングマン】の日本版!?バーニング・ジャパンって何?
     
   

Photo By Aaron Logan

何もない砂漠に巨大都市を作り、初めて出会う人々と共同生活。一週間アート作りに没頭した後には、すべてを燃やして日常へ。

バーニングマンとはアメリカの砂漠で誕生し、「よりクリエイティブに、より人が繋がる暮らし」を目的とした、アメリカで大注目を集めているアートイベントです。

見ず知らずの人と一週間も砂漠で過ごすという型破りな発想が面白いと、近年は日本でも毎年開催されたり、NHKの「地球いちばん」で特集を組まれたりするなど、ひそかな話題となっています。そんなバーニングマンについて、今回は詳しく紹介します。

バーニングマンとは?

バーニング アート

Photo By Jennifer Morrow

バーニングマンは、1986年にサンフランシスコのビーチで、ラリー・ハーヴィーとその友人たちが大きな木製の人形を作って燃やしたことから始まりました。最初はアンダーグラウンドのイベントだったバーニングマンですが、毎年開催するうちに次第に注目を集めるようになり、今では6万8000人の参加者を集めるほどの人気フェスティバルになりました。

何もない砂漠に街を作り、初対面の人たちと共同生活を営み、アート作品として自分を表現しながら生き抜いていく。そして一週間後には、バーニング(burn=燃やす)という名前の通り、すべてを燃やして元通りへ。

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Photo By Matt

しかもこのイベント、砂漠に街を作るという地点でお気づきの人もいるかもしれませんが、インターネットもTV、電話も繋がりません

そしてお金が使えないのです。

主催者側が用意するのは、トイレと食料の鮮度を維持するための氷のみ。スーパーやコンビニなどはありません。したがって水、食料、衣類、住居、燃料などの生きていくために必要なものは、参加者が自分たちで用意しなければなりません。

バーニングマンの10の原則

バーニング キャンプ
Photo By Hawaii Savvy

1.誰にでもオープンであること
2.ギフト文化の推進
3.商業主義から脱却すること
4.徹底的に自立すること
5.自己表現を究めること
6.共に協力すること
7.社会人としての責任を果たすこと
8.あとを残さないこと
9.参加すること
10.現場での体験を大事にすること

何もない砂漠でインターネットや携帯電話から遮断され、さらにはお金で物を買えない環境でどうやって生活するのかイメージできますか?

バーニングマンの参加者は、少し変わった10の原則を守りながら、全員がアーティストとしてフェスティバルに参加します。それがこの、10個のルールなのです。

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Photo By Ian Norman

この原則を守っているからこそ、お金も携帯電話もない状態で初めて合う人同士で共同生活を送ることができるのです。

こうして、現代の生活の一部となっている「携帯電話」と「お金」がなくなったときに人は新しい発想や考え方、価値観を見つけることができ、「よりクリエイティブに、より人が繋がる暮らし」を実現に繋がるのではないでしょうか。

日本でも開催されているバーニング・ジャパン

アメリカで絶大な人気を誇るバーニングマン。

「興味はあるけどアメリカまで行く余裕がない」

なんて思っていませんか?

実は、日本でもバーニングマンと同様のフェスティバル『バーニング・ジャパン』が2012年に山梨県で開催されたのを皮切りに、毎年開催されているんです。

2015年は9月のシルバーウィークに開催が決まっており、以下の日程で開かれます。しかも、当初は9月4日までだったテーマキャンプと呼ばれるプロジェクトの募集が10日まで延長されています。
テーマキャンプ詳細はこちら

バーニング・ジャパンは、バーニングマンにインスパイアされたイベントです。運営主体はバーニングマンとは異なりますが、本場とほぼ同じ10の原則を掲げているため、同じような非経済的でアートに満ちた体験をすることができます。

バーニング・ジャパン

日時 9月19日(土)~9月22日(火)
場所 栃木県栃木市 岩船山中腹採石場跡地

※例年は千葉での開催でしたが今年は初の栃木での開催です


※車で行く場合は、東北自動車道 佐野・藤岡ICから車で15分で行くことができます。

アートテーマ:2115「未来を描いてみよう」

チケット

先行 6,800円
前売り 7,800円
当日 8,800円

※フェスティバルの外側の世界ではお金が必要です
公式サイト:バーニングジャパン

おわりに

日常生活ではもはや「携帯電話」があることや「お金」があることは当たり前です。しかし、これらから一度距離を置いてみることで見えてくるものも多くあるのではないでしょうか。

日常生活ではえられない刺激が欲しい人、ぜひバーニングマンに参加してみてはいかがでしょうか。

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