新価値ミニバン、ホンダ・ジェイドがマイナーチェンジ!新型の最新情報をご紹介

新価値ミニバン、ホンダ・ジェイドがマイナーチェンジ!新型の最新情報をご紹介
     
   

3月8日、ホンダ・ジェイドが5月にマイナーチェンジされることが発表され、先行情報がホームページで公開されました。

ホンダのミニバンといえば、ステップワゴンやオデッセイがあり、同じミニバンでありながらホンダ・ジェイドはこの2車種と比べるとどうしても聞きなれない車種かと思われます。他のミニバンと比べて背が低く、ステーションワゴンのような見た目も個性的だと感じる理由の1つでしょう。

今回はホンダ・ジェイドの魅力や特徴をお伝えするとともに、マイナーチェンジの変更点や最新情報をまとめてお届けします。

ストリームの流れを組む「新価値ミニバン」ホンダ・ジェイド

ホンダ・ジェイドは2015年2月に国内で発売されました。開発の初期段階から4代目ホンダ・オデッセイとホンダ・ストリームを意識したといわれているジェイドは、「新価値ミニバン」と銘打たれ、走りと機能性を両立したホンダらしいクルマと言われていました。

ジェイドの大きな特徴の1つとして、冒頭でも述べた通りミニバンらしからぬスタイリッシュな見た目が挙げられるでしょう。背が高い箱型のミニバンと違ってステーションワゴンのような縦長でスタイリッシュな容姿で、全長4650mm、全幅1775mm、全高1530mm。この車高の低さのおかげで、3ナンバーサイズでありながら立体駐車場の制限である1550mmに対応可能であるところは大きな利点です。

また、足回りや床下の部品を効率良くレイアウトする「超高密度低床プラットフォーム」により、車高が低くてもミニバンに必要な居住性や機能性は失われず、室内空間もゆとりのある構造となっています。

ただし、昨今のミニバンのほとんどに採用されているスライドドアはなく、室内空間の3列目の居住性は決して良いとは言えません。総評してジェイドはターゲット層が少しニッチともいえるクルマですが、新価値ミニバンの名にふさわしい、こだわり派にはうってつけのミニバンと言えるでしょう。

ミニバンでも走りを犠牲にしない心地よい走行性能

ジェイドの魅力は見た目や室内空間だけではありません。ホンダ車の最大の魅力である走りの性能についても当然ながら一切の妥協がありません。

パワートレインはフィットやヴェゼルにも採用されている「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載。2.0Lエンジンに匹敵するパワフルな走りを実現しています。それでいてジェイドは他のホンダ車と比べてもより上質でなめらかな走りが可能であり、加速もスムーズです。

また、後に追加されたグレードの「RS」にはホンダの代名詞である1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載。ハイブリッドとはまた異なる伸びのある走りを楽しめます。「RS」には少ないステアリングの操作でスムーズな挙動を実現する電子制御システム「アジャイルハンドリングアシスト」が搭載されており、急カーブも正確なハンドリングが可能に。クルマづくりに欠かせない「走る・曲がる・止まる」の3つが高レベルで体験できることでしょう。

燃費性能もハイブリッドモデルでは、JC08モードで25.0km/Lと、他のミニバンと比べてもトップクラスの低燃費を実現。ホンダのハイブリッド・システムは燃費性能の追求のみに偏った従来とは異なり、動力性能と燃費性能を両立させ、ゼロ発進時からEV走行ができるシステムです。

マイナーチェンジしたジェイドはどう変わった?

今回のマイナーチェンジは、主に「RS」グレードの仕様変更が中心となります。まず、エクステリアの変化についてですが、フロント周りに変更が加えられており、これまでのジェイドと比べてよりスポーティーでたくましい顔つきとなりました。ヘッドライトにはレジェンドやNSXなどに採用された「ジュエルアイLEDヘッドライト」が使用され、より独創性を増したデザインだといえるでしょう。

新型ジェイドの最大トピックは、待望の2列5人乗りが新たに設定されたことでしょう。これによりラゲッジスペースが広がり、これまで3列目を必要としていなかった40~50代のアクティブな趣味を持つユーザー層にも魅力的な仕様となりました。

また、「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載した仕様も追加設定されます。さらに、安全性能も強化され、これまで最上級グレードの「HYBRID X」にしかなかった「Honda SENSING」が全タイプに標準搭載されたことも大きな変更点の1つでしょう。

その他にもRS専用色の「プレミアムクリスタルオレンジ・メタリック」を追加といった情報が公開されています。

発売までまだ2ヶ月あるため、新型の販売価格や詳しい発売日はまだアナウンスがありません。今後も少しずつ詳細が明かされていくかと思われますが、記事を読んで興味を持たれた方は今のうちにジェイドに試乗することをオススメしておきます。

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