「納車した時点で壊れている」「修理代だけでもう一台自動車が買える」などなど、都市伝説とも思えそうな噂の多いランボルギーニですが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回はその噂の真偽を明らかにするためにも、まずはランボルギーニというメーカーの歴史からなぞっていきます。
知らないと意外かも?ランボルギーニとフェラーリの関係性
まず、ランボルギーニが壊れやすいか否かという議論をするにあたって、ランボルギーニの歴史を振り返ってみる必要性があるかもしれません。
スーパーカーの一大ブランドとして知られるランボルギーニの歴史は1963年から始まります。トラックやトラクターの製造を主たる業務としていたフィルッチオ・ランボルギーニは、トラクターの販売によって成した一財を元に、他社のスーパーカーを買い集めました。
しかしあまりの完成度の低さに呆れ果て、自らチューニングを行っていたそうです。さらにチューニングに飽き足らず、自分もスーパーカーを作りたいと考えたフィルッチオは、自身の会社から20kmと離れていないフェラーリに提携を持ちかけます。
しかし門前払いを食らってしまい、その屈辱感と敵対心からスーパーカー作りに執心したというのはあまりに有名な逸話となっています。
最近ではそれらの逸話は脚色されたものとされており、現にフェラーリ創始者の「エンツォ・フェラーリ」とは親交が深かったとされていますが、真偽のほどは定かではありません。
創設の経緯は少々ばかりダーティですが、その後の経営も苦難に塗れたのがランボルギーニでした。トラクター販売の大口契約の取り逃がしや、オイルショック時の致命的な経営不振など、まさしく波乱万丈な運命を辿ることとなったランボルギーニ。
ついには倒産してしまい、国の保護を受けることになってしまいます。
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