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誰もがわくわくする新車購入。その際、少しでも安く購入したいと多くの方が考えるのではないでしょうか。
ここでは新車購入時の値引き方法に迫ります。
新車値引き方法のコツは?
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はじめに
新車の値引きについてご一緒に見ていきたいと思いますが、新車購入時の値引きはハードルが高いと考えている方も多いのではないでしょうか。
そもそもディーラーの営業担当の方との値引き交渉に臨むと考えただけで緊張してしまう、という方もいるかもしれません。ですが以外に値引きは簡単です。
ディーラーの営業の方も毎日のように新車購入のお客さんの相手をしていますし、その中には値引き交渉を行うお客さんも沢山いるからです。
それを踏まえた上で、値引きのコツをきちんと理解していれば大丈夫です。では、まず値引き方法のコツをいくつか見ていきましょう。
新車の値引き相場を事前に調べて商談する
まず一つめですが、新車の値引き相場を事前に調べておくことをお勧めします。
最近はインターネット上でも、新車の大体の値引き相場を知ることが出来ます。
事前に調べておくなら、商談の際に突拍子もない金額を提示してしまうというミスを避けることが出来ますし、商談もスムーズに進むことでしょう。
これはコツというよりも、必須項目といえるかもしれません。
新車の値引きが大きい決算セールやキャンペーン期間に商談
二つ目のコツですが、決算セールやキャンペーン期間に商談に臨むという方法です。
この二つの時期は、ディーラーにとっては最も新車を売りたい期間となっています。
つまり、いくらか値引きをしたとしても新車の販売台数を伸ばしたい時期ということです。狙い目ですね。
この決算セールやキャンペーンの時期については、各ディーラーのホームページやテレビコマーシャルなどで知ることが出来ます。
年度末の三月だったり、夏・冬の各ボーナス時期だったりと幅広いですが、基本的にどのメーカーも同じ時期にこうしたセールを行っているので、忘れずにチェックしておきましょう。
ディーラーオプションやメーカーオプションから値引きを引き出す
三つ目の値引きのコツも見ていきましょう。
それは、オプションから値引きを引き出すという方法です。
新車購入時には、カスタムパーツやナビなどのオプションを装着するものではないでしょうか。
業務用車両でもない限り、乗用車として購入する際には様々なオプション装着はもはやマストとなっています。
このオプションにはディーラーオプション(販売店が担当するオプション)と、メーカーオプション(車を製造する工場が担当するオプション)の二種類があります。
基本的にメーカーオプションの値引きは難しいものと思ってください。
オプションから値引きを引き出す際には、ディーラーとの交渉になることを頭に入れておくと良いでしょう。
それで是非、新車購入する車両のアクセサリーカタログなどを見て、どのオプションを武器に商談に臨むかを前もって考えておくことをお勧めします。
他メーカーの競合する新車と相見積もりをとって値引きを引き出す
ラスト四つ目の値引きのコツです。それは、他メーカーの競合する新車と相見積もりをとって値引きを引き出す方法です。
ただし、この方法で値引きを引き出す際に気を付けておきたいポイントがあります。
それは、自分がどんな車種を必要としているか明確にしておくことです。
ただ単に見積書片手に色んなメーカーをはしごすれば良い、というわけではありません。
軽乗用車、コンパクトカー、セダン、ミニバン、SUV。
様々なカテゴリーの車がありますが、その中で自分が欲しい車はどんなものかをはっきりさせましょう。
仮にコンパクトカーを購入するとします。
そこでまず候補に挙がったのがホンダのフィットだとしましょう。
この車の他メーカーの競合する車種を探します。ポイントとなるのは以下の点です。
①同じコンパクトカーカテゴリーの車であること。
②価格帯も同じであること。
これらを考慮するとスズキのスイフトなどを候補に出来るかもしれません。
そして両方の見積もりをとって、値引き交渉に臨むという流れとなります。
なかなか上級者レベルだと感じルカもしれませんが大丈夫です。
きちんとコツさえ押さえておけば上手くいくでしょう。
ですが、もしもこの車を購入したいという一台が既に決まっている場合はどうでしょうか。
そうなると相見積もりはわざとらしくなってしまうでしょうし、そこまで時間を掛けるのももったいないですね。
そんな時に有効な手段は同じメーカーの販売店同士で値引き価格を競わせるという方法です。
同じメーカーでも実は異なる新車ディーラーの販売店系列、トヨタ・日産・ホンダなど国産メーカーの販売店系列の見分け方は?
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販売店系列の異なるディーラーで相見積りをとって値引きを引き出す
新車で購入したい一台が明確に決まっている場合、同じメーカーの販売店同士で値引き価格を競わせる方法を提案しましたが、この方法を行う前にまず販売店系列とは何かを確認しておきましょう。
トヨタを一例に挙げて考えてみると、街中でトヨタのお店を目にする時、店舗毎に名前が違うということにお気付きになられると思います。
例えばトヨタカローラやネッツトヨタなど、一口にトヨタと言っても様々な種類のトヨタ販売店があることが分かります、これが販売店系列です。
つまり単にトヨタのお店というだけでなく、それには様々な法人が扱う色々な販売店があり、そこで扱っている車種もお店によって様々だということです。
そしてここからがポイントですが、実はそのメーカーの中で売れている人気車種、つまり売れ筋は色んな販売店で扱っている場合が多いようです。
つまり、この車はトヨタカローラでもネッツトヨタでもトヨペットでも扱っていますよ、という車種があるわけです。
もし自分の決めた一台がそんな人気車種であれば、是非販売店系列の異なるディーラーで相見積もりをとって値引きを引き出す方法を試してみてください。
そしてもしも自分の決めた一台がそこまで人気のない車種だったとしても、営業担当の方に掛け合ってみることも出来るでしょう。
基本的に同じメーカーの車種であれば、ある程度のわがままは聞いてくれるはずです。
では、実際様々な自動車メーカーの販売店系列はどのようになっているのでしょうか。
基本的には県別や地域別に異なる販売店系列
先程も引き合いに出したホンダのフィットですが、販売店系列についてもう少し知るためにもう一度このホンダのフィットを一例に挙げて考えてみましょう。
購入したい車がホンダのフィットに決定しました。
そしてこの車をさらに値引きしたい時、まずはお近くのホンダカーズに行かれることと思います。
その販売店の名前が、ホンダカーズA町店だとしましょう。
そして、そのお店から数キロ離れたところにもう一つのホンダのお店、ホンダカーズB町店があります。
この二つのお店、それぞれを運営する法人が異なり、A町店を運営するのはA社であり、B町店を運営するのはB社となります。となると、この二店舗での価格競争を行うことが可能になります。
大方、日本国内の自動車販売店はこうした運営形態になっています。
県をまたいだり、地域をまたいだりすることによって運営母体の異なる販売店同士での価格競争をしてもらうことが出来るので是非活用していきましょう。
注意したいこと
販売店系列同士の競争で値引きを引き出す方法について考えてきましたが、注意しておきたい点を一つ。
それは、来店しようと思っている販売店はどんな車種を扱っているかを事前に確認しておくことです。
これを怠ってしまうと少々やっかいなことになります。
お店に行ったものの目当ての車が無いということになってしまいます。
電話での問い合わせも良いのですが、最近ではメーカーホームページから販売店の情報を見ることが出来るようです。
こうした下調べをしておくと、後々何かとスムーズに事が運びますので、面倒でも下調べはしっかりとしておきましょう。
いくつか例を挙げて考えていきます。
ホンダのディーラーは旧ベルノ/クリオ/プリモの3系列
先程から仮の事例として登場しているホンダディーラーですが、今ではホンダカーズ○○(〇〇には地域名が入ります)といった名称を全国的規模で採用しています。
ひと昔前まではベルノやクリオ、プリモといった名称に分かれていましたね。
今でもこの3つの系列は残っていて、どの系列でもホンダメーカーの車は全車種取り扱っていますが、やはり昔の名残もあって得意とする車種も違うようです。
プリモは軽乗用車やコンパクトカーに強い、クリオはセダンに強い、ベルノはSUVやスポーツカーに強いというように分かれています。
日産のディーラーは旧ブルーステージ(日産/モーター)と旧レッドステージ(プリンス/サティオ/チェリー)の5系列
続いては最近勢いのあるメーカー、日産です。
日産は以前ブルーステージとレッドステージという系列があり、それぞれが得意とする車種も異なっていました。
しかしカルロス・ゴーン氏が経営にタッチしてからブルーステージとレッドステージが統合され、今では日産ディーラーの全店舗で全ての車種を購入することが出来るようになっています。
この統合に伴い日産は販売店自体の統合なども積極的に行い、より顧客へのサービスを向上させる路線へと変更しています。
ホンダメーカーとの違いは、過去の名残をあまり感じさせないので、店舗によってこの車種に強いというのがあまりありません。
スバルのディーラーは都道府県別
スバルの販売店系列に関してもチェックしておきましょう。
スバルのディーラーの場合は都道府県別となっているようです。
北は北海道スバル、南は沖縄スバルといった形をとっています。
スバルの場合も全店舗全車種取り扱いとなっていますが、都道府県別なので、県をまたいでの値引き交渉を行うことが出来ます。
少々手間と時間が必要ですが、挑戦してみたいですね。
まとめ
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いかがでしょうか。ここでは新車購入時の値引き方法について詳しく見てきました。
様々なコツについて見てきましたが、最後に一つ大切なポイントをお伝えしておきたいと思います。
それは「良いお客様」でいることです。私たちの側が良いお客様でいるなら、ディーラーの営業担当の方を味方につけることが出来ます。
営業の方も人間です。
新車を販売する相手が横暴な態度であったり、礼儀を欠いていたりすると、その人に協力的になろうとは感じにくいはずです。
加えて、仮にその営業担当の方から新車を購入したとすると、その後の定期点検や車検の際などにもその方と必ず顔を合わせることとなります。
円滑な人間関係を築いておけば、そうした機会に何かと役立つことでしょう。
新車購入も結局は人と人とのやり取りです。是非この面でも気を配っていきましょう。