出典元:https://toyota.jp/camry/grade/grade4/
カムリWSの特徴は?ノーマルのXやGとはどこが違う?
トヨタの高級車としてクラウンと共に存在するカムリに新グレードWSが登場しました。世界のトヨタからの新グレード登場に多くの人が期待を寄せていることでしょう。
これまで販売されてきたXやGとの違いを紹介します。
フロントグリル
正面から見たときにまず違いを感じられたのがフロントグリルです。
XやGではヘッドライトにまでぶつかっていたフロントグリルは、同じように伸びているもののヘッドライト手前で切れています。
これまでのグリルよりも前に出ているように見えるので存在感を感じられることでしょう。
専用バンパーやリアスポイラー、2本出しマフラー
出典元:http://www.netzkagawa.com/info/infor/entry-683.html
従来のカムリのリアバンパーは一般的なものと同じような形をしていましたが、カムリWSではレーシングカーに似たスタイルとなっており、スポーティな印象を受けます。
また、XやGでは片側一本だったマフラーは片側2本出しになりました。高級車として君臨していたカムリに力強さが加わったのではないでしょうか。
18インチホイールに専用チューニングサスペンション
Gレザーパッケージでも18インチホイールが使用されておりデザインも非常に似ているのですが、少し違いを設けています。
Gレザーパッケージのホイールのカラーはシルバーのみで構成されていましたが、WSのホイールは太い部分がシルバー、細い部分はブラックに統一されています。遠くから走っている姿を見るとしっかりと違いを感じられるはずです。
2色が使用されたことによってメリハリが付いたのではないでしょうか。
WS専用シートやパドルシフトも装備
出典元:http://www.netzkagawa.com/info/infor/entry-683.html
WSの専用シートとして本皮シート、合成皮革×ファブリックの2種類が用意されました。上の画像のシートは本革仕様となっています。これまで以上の高級感も味わえるのではないでしょうか。
スポーティで力強いデザインとなっているWSはデザインのみならず、パドルシフトが装備されているので走り屋には堪らないでしょう!
現行70カムリのグレード構成は?装備や燃費の違いは?
現行で販売されているカムリにはX・G・WSの3種類が存在します。それぞれのグレードに合わせた装備や燃費の違いを紹介します。
X
Xがカムリのスタンダードなグレードです。
Xでもインテリアには木目調のインパネが使用されており、メッキのドアハンドルに加えて安全装備のToyota Safety Senseもしっかりと備わっています。
33.4km/Lという燃費数値はさすがハイブリッドと思わせてくれますね。販売価格は3,298,320円からとなっています。
見た目がとても整っているのでこのグレードで十分と思ってしまう人もいるかもしれませんが、やはりGやWSと比較すると物足りなさを感じてしまいます。
G/Gレザーパッケージ
G/Gレザーパッケージになると価格もそれ相応のものとなります。Gだと3,531,600円、Gレザーパッケージになると大幅に価格が上がり4,228,200円からとなっています。
16インチだったアルミホイールはGを選択することで1インチアップします。Gレザーパッケージを選択することで更にインチアップし、18インチでより上質なホイールに変化します。
Gレザーパッケージという名称ですが、レザーシートが用意されるだけでなく、ホイールの変更や、カラーアップディスプレイ、ナビゲーションシステムの追加など非常に豪華な仕様となります。
燃費はどちらも28.4km/LでXと比較してもパワーの違いはありません。
WS/WSレザーパッケージ
WSが3,672,000円、WSレザーパッケージが4,341,600円から購入可能となっています。一つ下のグレードと比較するとそれぞれ10万円程度高い価格が設定されていますね。
前述したように全体的にスポーティな印象へと変わります。
2本出しになったマフラー、フロントグリルの印象がかなり強いですが、WSレザーパッケージ仕様のホイールの存在感がとても大きいです。価格は上がってしまいますがWS・WSレザーパッケージを選ぶ価値はあるでしょう。
燃費はどちらも28.4km/LでGと全く同じです。
価格・燃費を比較
価格 | 燃費 | |
X | 3,298,320円 | 33.4km/L |
G/Gレザーパッケージ | 3,531,600円/4,228,200円 | 28.4km/L |
WS/WSレザーパッケージ | 3,672,000円/4,341,600円 | 28.4km/L |
Gの上位グレードとしてWSが存在していますが価格としてはそこまで変化がありません。この2つのグレードは悩んでしまうと思いますが、レザーパッケージの有無はかなり勇気がいる決断かもしれません。
燃費は最も安価で購入できるXが優れており、33.4km/Lをマークしています。初期費用を抑えながら低燃費も実現してくれるのはとても嬉しいですね。
カムリWSとライバルのアッパーミドルセダンと価格・燃費・サイズを徹底比較!
カムリWSの競合となるアッパーミドルセダン3台とスペックを比較してみます。BMW・3シリーズ、メルセデスベンツ・Cクラスなども競合になると思いますが、今回比較するのは国産車3台です。
マツダ・アテンザXD
出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000006073.html
マツダお得意のディーゼルエンジンを搭載したアテンザXD。欧州車にも引けを取らないディーゼルならではの力強い走りに虜になっている方も多いことでしょう。
2018年にマイナーチェンジを行なったアテンザはこれまで以上の静粛性を極めました。ディーゼル=不快な音というようなイメージが先行していますが、運転していてほとんど不快を感じることが無いレベルに仕上がっています。
世界でも戦うことができる一台といえるでしょう。
ホンダ・アコードハイブリッド
出典元:http://car-report.jp/blog-entry-917.html
2016年5月にマイナーチェンジを行い販売が開始となったホンダ・アコードハイブリッド。ホンダの高級車といえば真っ先に出てくる車です。
高級路線でありながらもスポーティさを兼ね備えているアコードハイブリッドはカムリWSに通ずる箇所が多くあります。日本車の中で最も比較されやすい車ではないでしょうか。
スバル・レガシィB4
出典元:http://www.servicebook.org/%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%82%A3B4/
2019年に次期型販売の情報が流れているスバル・レガシィB4。
カムリWSと比較すると、レガシィB4の方がスポーティさに欠けるものの価格は抑えられているので購入しやすいモデルです。
カムリWSはレザーパッケージに高額支払う必要がありますが、レガシィB4は約10万円でレザーシートが設定可能なのでその点もオススメです。
価格・燃費・サイズを比較
価格 | 燃費 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | |
トヨタ・カムリWS | 3,672,000円 | 28.4km/L | 4,910 | 1,840 | 1,445 |
マツダ・アテンザXD | 3,240,000円 | 22.4km/L | 4,860 | 1,840 | 1,450 |
ホンダ・アコードハイブリッド | 3,850,000円 | 31.6km/L | 4,945 | 1,850 | 1,465 |
スバル・レガシィB4 | 3,024,000円 | 14.8km/L | 4,800 | 1,840 | 1,500 |
ロー&ワイドを売り出しているカムリWSは競合の車種と比べてみても全く劣っておらず、低く構えている車体はとてもスタイリッシュに見えます。
今回紹介した3車種の中だとアコードハイブリッドのスペックがかなり似ているので、とてもいい勝負になるのではないでしょうか。
それぞれ良さがあると思うので是非参考にしてみて下さい。
70カムリ用のおすすめエアロ・カスタムパーツは?
出典元:https://clicccar.com/2017/07/15/492007/
モデリスタ
カムリWSを更に豪華な仕様にしたいのであればカスタムブランド・モデリスタを活用しましょう。
高級車なので少し硬いイメージが付いているかもしれません。ドレスアップして外観に遊び心を足してみるのも良いでしょう。
WSだと通常のカムリから既にスポイラーやグリル等が変更されているので、WSをカスタマイズするのであればそれら以外の箇所を変更がオススメです。
TRD
TRDはレース用車両の開発部が元となっており、今ではモデリスタと並んで人気のカスタムブランドです。
レーシングカーが根底にありますが、レース仕様だけではなく様々なカスタムパーツを販売しています。
面白いと思ったのが、LED付きのフロントスポイラーです。イグニッションをONにするとLEDが機能するシステムになっており、かなりオシャレ度がアップするでしょう。
更にカムリの印象を一気に変えたいのであればフロントバンパーガーニッシュもオススメです。
まとめ
出典元:https://toyota.jp/camry/design/
ラグジュアリーでありながら、ロー&ワイドに構えたスポーティな見た目も抜群なカムリWS。全てを手にしたと言っても過言ではありません。
完璧な外観が車内へと誘い、コックピットに入ると更にアドレナリンを噴き出させます。「世界のトヨタは本当だったんだ」と改めて思い知らされました!
高級車を求めて外車に流れていく前に一度検討してみてはいかがでしょうか。