出典元:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golfgti.html#home&item=2&gallery=150648796958640909
ゴルフVII(7) GTIダイナミックの特別装備内容は?
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専用ボディカラーのインジウムグレーとレッドラインの入った18インチアルミホイール
今回発表されたゴルフGTIの特別仕様車、ゴルフGTIダイナミックは2018年の5月にポロGTI、up!GTIと同時に発表されました。
近年、GTIモデルはゴルフのみに設定されていましたが、なんと13年振りにGTIが3種類出揃うことに。
13年前の2005年の時はup!GTIの先代となるモデル、ルポにGTIが設定されていましたので今回の組み合わせは初めてということになりますね。
そのGTI3兄弟の中でもトップといえるのがゴルフGTI。初めて登場したのは1976年と、歴史のあるモデルですが登場時はそのボディに秘めた強烈な走りが話題となり、ブームを巻き起こしたものでした。
ベースとなるゴルフが進化する度にGTIも進化を重ね、そのパフォーマンスの高さはそのままに時代にあったモデルへと進化し続けています。
今回のゴルフGTIダイナミックには3色のボディカラーが用意されました。ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、そして専用色のインジウムグレーメタリックが揃います。
どれもゴルフGTIの硬派な走りを体現する落ち着いたカラーですね。特に専用色のインジウムグレーメタリックはGTIのアクセントカラーとして定番の深みのあるレッドとの相性は抜群です。
ゴルフGTIダイナミックにはそれを狙ったかのようにレッドストライプが鮮烈なアクセントになっているダークカラーの専用18インチアルミホイールがセットされ、より一層この車が特別なゴルフGTIであることを印象付けてくれます。
“DCC”パッケージ
ゴルフGTIダイナミックは標準車用のゴルフGTIオプション装備のほとんどを標準装備にしてしまった特別仕様。
セットされる”DCC”パッケージは電子制御でパワーステアリングやショックアブソーバーを減衰力を調節しするサスペンションシステムであるアダプティブシャシーコントロール”DCC”と5スポークの7.5J×18アルミホイールがセットされています。
テクノロジーパッケージ
テクノロジーパッケージは先進技術を駆使したものに。フルデジタルメータークラスター”Active Info Display”がより視認性の良いメーター表示でドライバーの運転をアシスト。
対向車などの眩惑を招かないようにハイビームの角度を調節するダイナミックライトアシストやダイナミックコーナリングライト、ダイナミックターンインジケーター付きのLEDテールランプなどが標準装備されます。
“Discover Pro”パッケージ
フォルクスワーゲン純正のインフォテイメントシステム、”Discover Pro”を標準装備。
9.2インチのタッチスクリーンを搭載しナビゲーションとしての使用はもちろんのことオーディオの設定や車両設定もこの画面で行うことが可能に。
タッチスクリーンなので操作性もよく、直感的に操作できます。画面によってはジェスチャーコントロール機能も使用できるそうですよ。
またスマートフォンと車がつながることができるモバイルオンラインサービス“Volkswagen Car-Net”はコネクティビティ機能“App-Connect”とテレマティクス機能“Guide&Inform”から構成されています。
手持ちのスマートフォンからナビなどの設定や車の管理ができるので非常に便利ですね。こういったコネクティビティ機能やインフォテイメントシステムは新型車や高級車にはだんだんと浸透してきているようです。
日本でも先日発売されたトヨタのクラウンやカローラスポーツが初代コネクテッドカーとしてコネクティビティ機能を全グレードに標準搭載したことが大きな話題となりました。
ゴルフGTIダイナミックはこれらの”DCC”パッケージ、テクノロジーパッケージ、”Discover Pro”パッケージを全て標準のゴルフGTIにオプションでセットするよりも大幅にお得な価格に設定されています。
ゴルフGTIに標準装備されていないオプションパッケージはレザーシートパッケージを残すのみ。
このレザーシートパッケージが標準装備にされなかったのは納得です。なぜならGTIのシートといえば、伝統のGTI専用の「クラーク柄」ともいわれるレッドのラインが効いたタータンチェックのシートが大定番。
もちろんラグジュアリーなレザーシートも魅力ですが、GTIの象徴ともいえるこのタータンチェックのシートを希望する方が多くいるであろうことを想定してあえてレザーシートパッケージはオプションのまま残されたのではないかと思います。
ゴルフVII(7)GTIのMTは生産終了、WEBからのみオーダー受付
今回のゴルフGTIダイナミックのトランスミッションは6速湿式DSGと6速MTが用意されます。
6速MTはボディカラー”ピュアホワイト”が50台、専用色”インジウムグレーメタリック”が50台の計100台の限定販売。この100台で現行ゴルフGTIのMT車の販売は終了となります。
注文が殺到することが予想されるので、MT車のオーダーはWEBからのみとなっています。直接ディーラーに行ってもオーダーできませんので注意してください。
これまで販売された現行ゴルフVII(7) のハイパフォーマンスモデル
出典元:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golfr.html
ゴルフGTIパフォーマンス
アダプティブシャシーコントロール”DCC”を標準装備し、最高出力を245psにまでチューンアップした2.0TSIエンジンに7速DSGを搭載した、その名の通りよりパフォーマンスを重視されて開発されたモデルです。
7速DSGがGTIモデルに搭載されるのはこのゴルフGTIパフォーマンスが初となりました。
2014年にゴルフ発売40周年記念として500台限定で販売されました。
ゴルフGTIクラブスポーツ トラックエディション
こちらはGTIシリーズの40周年を記念するモデルで2016年の5月に登場。400台限定で販売されました。
より走りを特化させることを念頭において開発され、ブースト機能を搭載しフルスロットル時に最高出力は290psをマーク、ゴルフGTIパフォーマンスよりもさらにハイパワーなエンジンとなりました。
専用ファブリックにアルカンターラレカロスポーツシートやアルカンターラを使用したステアリングホイールなど、インテリアにおいても豪華さを感じさせるものとなっています。
ゴルフGTIクラブスポーツ ストリートエディション
ゴルフGTIクラブスポーツ トラックエディションの発売から約3か月後の2016年8月、GIT誕生40周年記念第2弾となるゴルフGTIクラブスポーツ ストリートエディションが発売。
今回の限定数は350台。前回よりも50台ほど少ない設定に。パワートレインなどは トラックエディションと同じものが採用されましたがアルミホイールが専用のデザインになりました。
インテリアもやはりトラックエディションと同じ素材になりましたが、デザインはストリートエディション専用のものに変更されています。
ゴルフR
ゴルフ史上最強ともいわれるゴルフR。新型では310psのパワーを持つ2.0L直噴ターボを搭載。
GTIはFFですが、このゴルフRは4WDとなっています。トランスミッションは7速湿式DSGを採用し、この上なく滑らかな加速フィールを実現します。安定感も抜群。
GTIとはキャラクターが違いますが、こちらもかなりの走りを突き詰めたハイパフォーマンスモデルとなっています。
ゴルフVII(7) GTIとCセグメントホットハッチのライバルとスペック・サイズ・価格を徹底比較!
プジョー・308GTi by プジョースポール
出典元:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/308-gti/design.html
ル・マンやF1でも活躍した経験を持つプジョーのレース部門、プジョースポールが手掛ける308GTi 。
GTi専用のバンパー、そして存在感のあるエアインテークがこの車に迫力をもたらしています。
インテリアにおいてもアルカンターラを使用し高級感を演出しながらもスポーティな雰囲気を醸し出すことに成功。その走りに恥じない端正でスタイリッシュなGTiモデルとなっています。
アルファロメオ・ジュリエッタ ヴェローチェ
出典元:http://www.alfaromeo-jp.com/models/giulietta/#_
モデル名の”ヴェローチェ”はイタリア語でズバリ”速い”を意味する言葉。ジュリエッタの中でも最高グレードのこのモデルはエクステリアからして”速さ”を感じさせるものとなっています。
特徴的なグリル形状は見るものを圧倒し、威圧感さえ感じさせます。
ドライバーの好みや走行環境によってダイナミックパフォーマンスを設定できるシステム”Alfa Romeo D.N.A.システム”を採用し、いかなる状況下においても最適な走りを提供します。
ホンダ・シビック タイプR
出典元:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/styling/design/
ニュルブルクリンク北コースを7分43秒80で駆け抜けたシビック タイプRはこのコースのFF車最速タイムの記録を保持している恐るべき車です。
サーキットでも通用するその走りは圧巻。高剛性タイヤと軽量20インチアルミホイールの組み合わせが安定した走りを実現します。
一目見てシビック タイプRだとわかるスタイリングも秀逸。ファンを虜にする唯一無二のデザインが魅力です。
スペック
最高出力(kW[PS]/rpm) | 最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 排気量(㏄) | |
ゴルフGTIダイナミック | 169[230]/4,700~6,200 | 350[35.7]/1,500~4,600 | 1,984 |
プジョー・308GTi by プジョースポール | 200[270]/6,000 | 330[33.7]/1,900 | 1,598 |
アルファロメオ・ジュリエッタ ヴェローチェ | 177[240]/5,750 | 340[34.7]/2,000 | 1,742 |
ホンダ・シビック タイプR | 235[320]/6,500 | 400[40.8]/2,500~4,500 | 1,995 |
ボディサイズ・価格
全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | 価格 | |
ゴルフGTIダイナミック | 4,275 | 1,800 | 1,470 | 4,359,000円~ |
プジョー・308GTi by プジョースポール | 4,275 | 1,805 | 1,455 | 4,430,000円~ |
アルファロメオ・ジュリエッタ ヴェローチェ | 4,350 | 1,800 | 1,460 | 4,244,400円 |
ホンダ・シビック タイプR | 4,560 | 1,875 | 1,435 | 4,500,360円 |
ゴルフGTIダイナミックはプジョー・308GTi by プジョースポールとほぼ同じ大きさ、価格も大きな差はないようですね。
ニュルブルクリンク北コースの記録ホルダーであるホンダ・シビック タイプRのエンジンはやはり飛び向けているようです。
新型ゴルフVIII(8)GTIはMTモデルがなくなる?
出典元:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golfgti.html#home&item=2&gallery=150648796958640909
2019年のフランクフルト・モーターショーで発表されると見られている新型ゴルフVIII。
パワーアップしたGTIやRも登場すると思いますが、パワートレインに関してはまだ正式な情報はない状態です。
しかし、今回のゴルフGTIダイナミックがゴルフGTIのMT車の最後の購入のチャンスになると公式サイトでも表記されていることから、新型にMT車が設定されないことになる可能性は大きいと考えられます。
こういったハイパフォーマンスな走りをする車にはMT車を好む方も多いと思うのですが……。無くなってしまうとなると、少し寂しく感じてしまいますね。
でもそれも新しいゴルフGTIの時代の幕開けなのかもしれません。私たちをまた虜にするような新型を発表してくれるのを待ちましょう!