出典元:https://www.caranddriver.com/jaguar/f-pace-svr
ジャガー・Fペイス(F-PACE)の最強モデルSVRとは?
スペシャルビークルオペレーションズ(SVO)がチューニング
出典元:https://media.jaguar.com/news/2018/03/jaguar-f-pace-svr-sportscar-performance-suv-design
イングランド中部・コベントリーに本社を構えるジャガーランドローバーがFペイスシリーズからSVRを発売しました。設計は同社のスペシャルビークルオペレーションズ(SVO)部門。2,000万ポンドの巨費を投じてSVOテクニカルセンターも設立されています。
SVO部門はジャガーランドローバーが取り扱うラインナップでも高級な車種を担当しています。例えば、F-TYPE SVR、XE SV PROJECT 8 などが挙げられます。
つまり、SVRはFペイスのグレードでも最高級の位置づけとなっていることを意味します。例えるなら英国のクイーンエリザベスII世とローマ法王フランシスコI世が一堂に会したような状況です。
V8スーパーチャージドエンジン搭載で最高速は283㎞/h!
最高速度もさることながら魅力は時速100kmへの到達時間が”4.3秒”という加速力です。スポーツタイプ最速のF-TYPE SVR COUPEでも3.7秒です。車種がSUVタイプであることを考慮すると遥かにいいエンジンを積んでいることが分かります。
トルクは680Nm、パワーは550PSでエンジン音がドライバーの体に響きます。日本の高速道路で時速283kmを出す機会があるかはさておき、その加速力はSUVとは思えない実力を発揮してくれることでしょう。
SVR専用ボディキット、専用色のウルトラブルーも設定
プレミアム感を出すためSVR専用にSVRフロントバンパーとSVRボディ同色ドアクラッディング、そしてSVRリアバンパーが特別装備されています。エンジンだけでなく見た目でも酔いしれることのできる自動車です。
そしてジャガーランドローバーがPR動画でも採用しているウルトラブルーがボディカラーとして選べるのもポイント。青藍の車体は日本の都市部でも郊外でも映えることでしょう。
パフォーマンスシートなどSVR専用内装
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SUV車らしいタフなレザーシートや一体型フロントヘッドレストも特徴の一つです。運転での座り心地やフィット感は重要です。
特に驚異的な加速力を誇るFペイス SVRでは加速時にGが体全体に掛かります。例えるなら富士急ハイランドのジェットコースター”ド・ドドンパ”に乗ったような負荷が全身にかかるのです。
大切なドライバーと同乗者の体を守るシートにこそ、こだわりが必要なのです。車は外観でインパクトを受けるドライバーもいます。しかし、外装より内装のラグジュアリー感は運転している時間の大半を心地よくしてくれます。外観で満足するのは乗るときと降りるときぐらいです。
SVR専用のパフォーマンスシートで爽快なSUVドライブをエンジョイしましょう。
Fペイス(F-PACE)Sとスペックを比較すると?
出典元:https://www.caranddriver.com/reviews/2017-jaguar-f-pace-s-test-review
”Fペイス S”はFペイス SVRよりワンランク下のグレードです。最高速度は時速250km、時速100kmへの到達時間は5.5秒とエンジン性能はSVRよりやや劣ります。ゆったりと運転したいドライバーはFペイス Sでも満足できるでしょう。
オプション追加で価格は変化しますが、最低装備の場合では両車種の差額は200万円ほどです。内装にこだわるのであれば、その200万円でFペイス Sの内装を豪勢にすることも可能です。
ジャガー・Fペイス(F-PACE)SVRとランドローバー・レンジローバースポーツSVRはどこが違う?
エンジンスペック・性能の違い
エンジンはFペイス SVRもレンジローバーSVRもV8のスーパーチャージドガソリンエンジンです。しかし、加速力でいうとFペイス SVRの方に軍配が上がります。最高速度はともに時速283km、トルクはFペイス SVRが680Nm、レンジローバースポーツSVRが700Nmでわずかにレンジローバーが勝ります。
レンジローバーはトルクが高いのに加速力では時速100kmの到達まで4.5秒とFペイス SVRに比べて0.2秒ほど遅くなります。矛盾しているように見えますが、ボディの空力の違いや回転効率が関わっているのです。角ばったデザインが好みのドライバーはレンジローバーを選ぶといいでしょう。
ロー/ハイ切り替え2段トランスファーなどメカニズムの違い
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トランスミッションはともに8速オートマチックトランスミッションで日本の多くのドライバーも問題なく操作できるでしょう。8段階の速度切り替えがあるもののMTではなくATなので車が速度に応じて自動で切り替えてくれます。
ボディサイズや重量など車格の違い
SUV車を選ぶ場合、幅やラゲッジスペースの大きさも比較したいところです。幅はFペイス SVRが1,935mm、レンジローバースポーツSVRが1,985mm(ミラー展開時)となっており、ほぼ同じです。車庫の狭い都市部での参考数値にするといいでしょう。
ラゲッジスペースの容量はFペイス SVRが650リッター、レンジローバースポーツSVRが780リッターです。
スノーボードやサーフボード、ゴルフバックが入れられるかどうかは実際に店頭で試してみましょう。重量はレンジローバースポーツの方が重く、2,310kgとなっています。一方のFペイス SVRは1,920kgと2トンに達していません。
内装の違い、価格の違い
シートのデザインやパフォーマンスはほぼ同じですが、レンジローバースポーツSVRにはシートヒーターが付属しています。冷え性のドライバーにはぴったりの機能。要望に応じてシートクーラーも追加装備が可能です。
価格は標準装備でレンジローバースポーツSVRの方が400万円ほど高く設定されています。財布のひもを緩めるかどうかはケースによって決めるといいでしょう。
SVRのオプションカスタムパーツ
22インチホイールやカーボントリム
出典元:https://www.digitaltrends.com/cars/jaguar-f-pace-and-f-type-svr-experience/
Fペイス SVRはホイールを21インチから22インチにグレードアップさせることができます。ホイールとともにタイヤを大きくすることで乗り心地が良くなるのです。その一方で、燃費は悪くなるので注意しておきましょう。デザイン面では22インチホイールはタフな印象へと生まれ変わります。
次にトリム(シート)は4種類の配色から選べます。ツートンカラーがベースで、腰の中央部分は同じ色でシートの外側部分の色を変えるイメージです。臙脂(えんじ)と黒、白と黒、茶色と黒、黒と黒のパターンがあります。値段は一律なので好みに応じて選びましょう。
レンジローバースポーツSVRに設定されるカーボンファイバーパック
カーボンファイバーパックはエクステリア(外装)のファッションを着せ替えるオプションです。レンジローバースポーツSVRには”SVRカーボンファイバーパック”という追加のデザインを施すことができます。ボンネットの中央部分をブラックに変更して、ハイソサエティな外見に変更可能です。
そのほか、フロントバンパー、グリル、フェンダーベントもグロスカーボンファイバーで仕上げます。単色だった外観がカーボンファイバーパックによって大きくチェンジするのです。
内装より外装にこだわりたいドライバーにおすすめのオプション機能。車はコンビニで買うおにぎりと違って長く使うものです。
デザインを決める際も慎重に行うようにするといいでしょう。たとえ、購入しなくても試乗することはできます。乗り心地は実際に運転してみないと分かりません。また、購買意欲を高めるという観点から店員さんも試乗を勧めているのです。高価な買い物ですから、後悔したくないですよね。