車屋さんに行くのも、不動産屋さんに行くのも「女性1人だとなめられるので男性と一緒に行ったほうがいい」と言われたことがあるのですが、女性の車選びってけっこう大変ですね。
父が車を手放すことになったので、代わりに私が車を買うことになったのですが、絞り込むのが難しくて、とても悩んでいます。実家暮らしなので、車でどこか出かけたいときはこれまで父の車を借りていました。
筆者紹介
大田 比菜子(おおた ひなこ)/実家暮らしのOL。30歳。彼氏あり。主に父親がゴルフに行くのに10年以上乗っていたトヨタ・プログレを手放すことになり、自分好みの車を買うことに。新車購入の予算は親からの援助もあわせて300万円。車には詳しくないのでデザイン重視で選びたいと思っている。通勤には使わないので、主に週末の遠出やデート、買い物用に購入検討中。
私くらいの年代になってくると可愛すぎる車はちょっと恥ずかしかったり、人とあまり被らないもので「大人の女性としての可愛らしさ」があるデザインに惹かれるようになります。
車のブランドや名前には全然詳しくないため、街で走っていて直感で「可愛い!」と思った車で私の予算である「新車で300万円以下で買える車」集めてみました。
〜国産車編〜
マツダ・CX-3
街で見かけて「何て綺麗な色!」と思ったのがマツダのCXシリーズの赤の車でした。あとで調べたら「ソウルレッドクリスタルメタリック」という特別塗装色の色だったのですが、最近のマツダはカラーにかなり力を入れているとのこと。
光の反射の仕方が通常のカラーと違うようなのですが、色のインパクトって大きいですね!ものすごく深みのある赤色で、いつまでも見ていたくなるほどでした。CX-5は私には少し大きすぎるので、CX-3がちょうどいいかなと思っています。
スズキ・ハスラー
カクカクした直線的なデザインの中に、目のような大きなフロントのライトが可愛いスズキのハスラー。こちらは、カラーバリエーションが女性好みの色が揃っているのも魅力です。ルーフがホワイトかブラックにできる2トーンカラーの選択肢があるので、自分だけの色の組み合わせにできるのに惹かれました。
軽自動車だとパワーが足りないんじゃないかな?と思ったのですが、Gターボ、Xターボというターボ仕様のグレードがあるんですね。
日産・ジューク
コンパクトだけどSUVっぽさもしっかりあって「いかにも女子」過ぎないデザインがアラサー世代に刺さるのが日産・ジュークです。コロンとした丸みをおびた部分と、SUVらしい強さを感じさせるフロントのデザインのカッコよさがありつつもサイズがコンパクトなのが嬉しいところ。
ただ、ジュークは10月に開催される東京モーターショーで新型が発表されると聞きました。なので、発表後まで様子を見てみたいなと思っています。
トヨタ・ルーミー
友人が乗っていたので乗せてもらったことがあるのですが、角ばったシンプルなデザインはスッキリしていて好印象。そしてとにかく「車内が広い!」。コンパクトだけど全然圧迫感がなくて、前も見やすかったです。あと、色もいい。マツダの赤も素敵だと思ったけど、ルーミーのパールっぽい質感のカラーもいい感じでした。
それとスライドドアなのも家族が乗り降りするときにはポイント高いですね。これから結婚して子供ができたりしてもずっと使えそうだなと思いました。
〜外国車編〜
MINI・クラブマン
職場の近くで大規模な展示をしていて気になったMINI。観音開きの後ろのドアとインテリアのコックピットデザインは唯一無二の感じがするし、女性が乗っていたらカッコイイ車というイメージがありました。
ただ、3ドアの車は使いにくいかな?と思っていたのですが、MINIにも4ドアがあるんですね。MINIのクラブマンならギリギリ予算内。MINIは国産車に比べると売却のときの査定も高いと聞いたので、そこもポイントが高いです。
シトロエン・DS3
パリが嫌い、という女性って聞いたことがないんですが、フランス車ってやはり格別にオシャレなイメージがあります。なかでも、シトロエンのDS3は大人の女性に似合う気品を感じる車だなと思いました。乗っているだけで美女度が上がりそうなそんな車、優美……という言葉がしっくりきます。
ボディカラーとルーフカラーをカスタマイズできるので「自分だけの運命の1台」ができそうなのも惹かれますね。
ルノー・トゥインゴ
ひし形のブランドマークにインパクトがあるルノー車。なかでも丸すぎず、角張りすぎず……とバランスの良さとコンパクトで可愛いデザインのトゥインゴに惹かれました。カプチーノやブルードラジェなど、お菓子のような個性的で可愛いカラーはさすがフランス車だなあと思わせてくれるセンスを感じます。
全長3.6メートルほどとコンパクトですが、4ドアであることと後部座席を倒せばしっかり荷物も詰めそうなので使い勝手も悪くなさそうです。
プジョー・2008
「あれ?こんなイカツイ感じのプジョーあったっけ?」と思って見かけて気になったのがプジョー2008。ベースはプジョー・208ということで、デザインや全体的な雰囲気は似ているけれど外見から受けるフロントグリルの厚みによる印象のゴツさは全然違います。
デザインもシンプルで美しくまとまっていて、いい意味でSUVぽ過ぎないのがいいなと思いました。街乗りでも違和感なく乗れる外観だし、冬場にスノボに行ったりするときにも活躍してくれそう!
フィアット・500
デザインの素晴らしさではフランス車と双璧をなすイタリア車ですが、フィアット・500もラサー女子にはグサグサ刺さってくる外見を持った車です。どこかで見たことが……と思ったらルパン3世の愛車だったんですね。イタリアらしい赤などのビビッドな色にも惹かれます。
ボディと同色にできる内装のパネルといい、インテリアのカッコよさは突き抜けている感じがあるのですが、唯一2ドアなのがネックなんですよね……。
VW・ビートル
走っていると思わず目が行ってしまう存在感があるのがVW ビートル。以前のもっとコロンとしたデザインも素敵でしたが、スタイリッシュになった今のデザインのほうが気負わず乗れる気がします。
ホワイトも女性っぽくて可愛いですが、アラサー女子が乗るならブラックやグリーンメタリックなどのカラーも渋くてカッコイイかも。ビートルも4ドアがあったら良いのになあ。
思いっきり主観で選んだ10選。気がつけばフランス車が多かったですね。うーん……どれも可愛くて迷ってしまいます。今回は見た目で気になった車で絞ってみましたが、次に気になるのは運転のしやすさ。次回は「駐車しやすい車」という視点で検討してみたいと思います。