「軽自動車の車中泊」の悩みを解決する方法
「大は小を兼ねる」ということわざがあるように、大きなクルマであれば深く考えなくて良かったかもしれません。特にスペースの問題は軽自動車ならではの悩み。では、軽自動車の車中泊で生じる悩みを解決する方法をみてみましょう。
シートアレンジで出来たデッドスペースを活用する
引用元:DAIHATSU
普段はシートの足元になる空間ですが、この辺りはデッドスペースになりがち。特にシートアレンジしたときの後部座席の足元スペースです。また車中泊をするときには運転席・助手席の足元も使えるはず。ここにも荷物を入れることができます。
ラゲージ下のスペースを活用する
引用元:HONDA
バックドアを開くとラゲージスペースがありますが、更にこの下を使う解決方法です。本来ならスペアタイヤなんかが入っている場所ですが、最近は軽量化のため簡易パンク修理キットに置き換えられ、小物入れがついていることも多いです。このスペースに関してはウェイクやN-BOX+などのクルマが良くできています。
天井に収納スペースを作る
引用元:DAIHATSU
背の高い軽自動車なら特に有効。釣竿を収納するロッドホルダーなどがコレに該当します。アシストグリップの間にバーやネットを張り巡らせたりすることで、天井付近に収納するスペースを作ることができます。ただし、この方法で収納できる物は比較的軽量なものに限られます。
折りたたみ式コンテナボックスを重ねて使う
引用元:L.A.HOBBYSHOP
荷物を立体的に積み上げることで、少ない床面積を有効活用します。もちろん折りたたみ式を選んだのは使わないときにコンパクト化するため。車中泊で使うタオルやマットレスを丸めて入れておくのに便利ですし、他の道具と切り離すことが出来ます。
ルーフボックスなどを活用する
引用元:INNO
車内に荷物が収まらないのであれば、クルマの外に出すしかありません。ルーフ部分にキャリアやボックスを装着して積載能力を高めれば、車内空間の確保は容易になります。ただし、これらには走行中の脱落や盗難などのリスクがあります。しっかりとした取り付けや鍵付ボックスを用いるなどして防止する必要があります。
ルーフテントを取り付ける
引用元:Easy Camper
ルーフボックスで荷物を屋根の上に載せるのではなく、ルーフテントで人が屋根の上で寝ます。それなりの費用が必要であり、車中泊の範疇を超えているような気もしますが、専用テントだけに就寝スペースは広くて寝心地も良好。ルーフテントの利点は、どの様なクルマでも簡易的なキャンピングカーになる点です。車内に就寝スペースが作れないクルマであっても屋根さえあれば基本的には設置可能です。
軽自動車での車中泊って現実的?と思われる方も多いと思います。しかし軽自動車だから無理というわけではありません。
車のタイプ選びからスペースや道具を工夫・有効活用することで軽自動車の車内泊も実現可能なのです。逆に軽自動車だからこそ実現できる”こじんまりとした空間”の楽しみ方もオススメです。