新型シャトルのポイントは?
今回のシャトルのマイナーチェンジのポイントは、
(1)「Honda SENSING」をコアとした、さらなる安全性能の追求
(2)内装の使い勝手の向上、快適装備の充実化
(3)さらに進化したパワートレインの採用
となります。それでは、順に見ていくことにしましょう。
まずマイナーチェンジの大きな目玉ともいえる「Honda SENSING」の採用についてです。 これまでシャトルには「シティブレーキアクティブシステム」と呼ばれる、自動ブレーキ機能が設定されていました。今回はそれをさらに発展させるかたちで、8つの運転支援機能を持たせています。その8つの機能とは、以下のものを指します。
①衝突軽減ブレーキ 前走車や歩行者、対向車との衝突回避や被害軽減の支援
②誤発進抑制機能 前後の障害物を察知して、急加速を抑制
③歩行者事故軽減ステアリング 路側帯を歩く歩行者との衝突回避を支援
④路外逸脱抑制機能 車線からはみ出すのを防ぎ、車線内へ戻すよう支援
⑤ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール) 前走車との車間距離を保ち、運転負荷を軽減
⑥LKAS(車線維持支援システム) 車線の中央を維持するよう、ステアリング操作を支援
⑦先行者発進お知らせ機能 停車時に先行車が発進したことを、音とメーター表示でお知らせ
⑧標識認識機能 認識した道路標識をメーター内に表示し、安全運転を支援
これらの機能を追加することにより安心で快適な運転を実現し、ドライバーの疲労や負担を軽減することが期待されます。
次に内装の使い勝手の向上という部分ですが、ドリンクホルダーの改良がこれに当たります。 これまでのモデルでは「底が深くてこぼれやすい」「コンビニのカップコーヒーが置きにくい」といった不満が挙げられていましたが、マイナーチェンジにより折り畳み式の浅底が追加されることになりました。非常に細かい部分ですが、よく使うところだけにありがたい改良といえるでしょう。 また、これまで一部グレードに搭載されていたETCが音声タイプからナビ連動タイプへと変更され、左右独立コントロール式エアコンの装着グレードが広がるのもトピックです。
また、シャトルのベースであるフィットに準じ、エンジンの燃焼技術の向上やフリクションの低減なども実現。燃費もこれまでより向上し、さらなる高効率化が図られています。