水素で動かすクルマ、「FCV」ってどんなクルマ?

水素で動かすクルマ、「FCV」ってどんなクルマ?
     
   

現在に発売されているFCVを紹介!

トヨタ・MIRAI

http://toyota.jp/mirai/style/

希望小売価格:723万6,000円

2014年12月15日にトヨタから販売が開始された、世界初の量産型FCVがトヨタ・MIRAIです。燃料の補充はわずか3分しかからず、それでいて航続距離は約650kmにも達します。補助金も適応すると価格は5,220,000円ですが、この販売価格に対してドイツの自動車メーカーが「ゼロ1個間違っている。7000万円だろ」と言ったという逸話もあります。

ホンダ・クラリティ フューエルセル

http://www.honda.co.jp/CLARITY/webcatalog/styling/design/

希望小売価格:766万0,000円

1980年代からFCVの研究開発を行ってきたホンダの市販第一号となるFCVがホンダ・クラリティ フューエルセルです。ホンダの搭載される水素圧縮タンクにトヨタ・MIRAIと同じ物を採用。水素ステーションの共通化を図っています。

実はこの車にはプラグインハイブリッドであるホンダ・クラリティ プラグインハイブリッド、EVであるホンダ・クラリティ エレクトリックの2車種がラインアップされていて、後者は2017年8月4日からアメリカで販売が開始されています。前者についても2018年に日本での導入がアナウンスされており、2017年現在、販売方式はリース販売のみとなっています。

日本メーカー以外でも研究開発が進められているFCV

https://www.flickr.com/photos/dondahlmann/37188124955/in/photolist-YEbRWc

トヨタとホンダのみがFCVの市販車を発表していますが、日本の自動車メーカーだけでしかFCVの研究を行っている訳ではありません。ドイツのメルセデス・ベンツでもFCVの開発が進められており、2017年の東京モーターショーではFCVにプラグインハイブリッドを組み合わせた世界初の自動車GLC F-CELLが発表されています。また、史上初めて道路を走ったFCVはアメリカのゼネラルモーターズが開発した「Electrovan」と呼ばれる自動車でした 2017年にはBMWやゼネラルモーターズ、フォードといった世界の自動車メーカーが、日本の自動車メーカーとFCVの分野で共同開発の動きを見せています。

FCVはHV・EVに続く選択肢の1つ

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