イタリアの自動車メーカーのランボルギーニ社から5シーターSUVであるランボルギーニ・ウルスが発表。2017年4月から生産が開始され、2018年春には日本で発売されることとなりました。
自動車業界の世界的流行となっているSUV市場。昨今では、ジャガーやベントレーなどの高級ブランドメーカーからも続々とSUVが登場し、このカテゴリーは非常のますます大きな市場となりつつあります。この激戦のSUVカテゴリーに、ランボルギーニからもウルスが投入されることが決定し、多くの注目を集めています。
これまでに登場している高級SUVをさらに上回り、超プレミアムSUVという位置付けであるランボルギーニ・ウルス。そのデザインや発売日などの詳細を見ていきましょう。
ランボルギーニ・ウルスってどんなクルマ?
ランボルギーニ・ウルスのエクステリア
ウルスのフロントマスクやブレーキランプなど、ランボルギーニらしさを感じられるデザインとなっています。
フロント部分は、アヴェンタドールを意識したデザインで、非常にランボルギーニらしさがありますね。また、ルーフデザインは、ややリア側に傾斜しており、シャープなラインが印象的です。
しかし、リアデザインはランボルギーニからイメージするエッジの効いた彫りの深いラインではなく、やや大人しめなデザインです。落ち着いた印象ですっきりとしたラインとなっています。
とはいえ、ランボルギーニが持つスポーツカーのイメージを残しつつ、まとまりのあるSUVラインになっているのがウルスの特徴です。
ランボルギーニ・ウルスのインテリア
ウルスには様々なインテリアカラーが選択できます。ブラックとシルバーを基調とした落ち着いたものから、ホワイトレザーを使用したシートを組み合わせて、非常に明るいインテリアにすることも可能となっています。
その他にもツートンカラーのシートやステアリングカラーも選択できたりと、組み合わせが豊富です。素材やカラーが細かく選べることがランボルギーニの魅力の一つですね。
また、カラーや素材だけでなく、フル電動シートやマッサージ機能が装備されたシートなども用意されており、非常に多くのオプションがあります。ドライバー重視装備のコンセプトで、よりニーズに応える工夫が好印象ですね。
ランボルギーニ特有の六角形をモチーフとしたデザインが所々に施され、車内にいてもランボルギーニらしさを感じられます。
安全機能や使い勝手も進化
これまでのランボルギーニにはなかった大きな特徴として、ウルスには安全機能が搭載されています。トラフィックマネジメントシステムやトップビューカメラなどの先進運転支援システムが装備され、安全面も重視されるようになりました。
スポーツカーというイメージが強いランボルギーニですが、時代のニーズに合わせてこのような機能が導入されています。
スポーツカーメーカーに安全機能が導入されるのは非常に珍しく、安全機能よりも走りやデザインを重視したものでした。例えばポルシェには、安全装備などがなく、走りを重視した設計になっています。2017年にモデルチェンジした「カイエン」に初めて安全機能が導入され、非常に多くの注目を集め、話題となりました。
また、SUVであることから、ラゲーズルームも頻繁に使用するためハンズフリーテールゲートも装備されます。これまでのランボルギーニとは違い、実用性も重視した作りになっていることも魅力の一つですね。
ランボルギーニ・ウルスのスペック
全長×全幅×全高 | 5112×2016×1638(mm) |
最大出力 | 650ps/6800rpm |
最大トルク | 86.7kgm/2240-4500rpm |
総重量 | 2200kg |
エンジン | V型8気筒4Lツインターボ |
トランスミッション | 8速AT |
ホイールベース | 3003mm |
これまでのランボルギーニでは、10気筒や12気筒といったエンジンが搭載されていましたが、ウルスには8気筒のツインターボが搭載されています。低速域の力強い走りが可能となり、SUV車には最適なエンジンとなっています。SUV特有の走り出しに重たさを感じさせず、すっきりとした加速が味わえます。
ランボルギーニ・ウルスの発売日と販売価格は?
昨年12月4日、ランボルギーニ社はイタリアの本社にてウルスの発売を正式に発表しました。
しかし、販売は2018年中となっており、詳しい販売日はまだ発表されていないのが現状です。日本では、予約のみ開始されており、申し込みが可能となっています。
また、気になる日本での価格は、2779万9200円とのこと。
さすがはランボルギーニの一言ですね。軽く2500万円を超え、さらに好みのオプションや諸費用を合わせると購入価格はかなり跳ね上がることが予想されます。
ランボルギーニ・ウルスのさらなる最新情報にも期待!
高級スポーツカーメーカーの代名詞であるランボルギーニ。そのランボルギーニから初のSUVが販売されることはとても意義のあることです。
世界的に見てもSUV車の販売台数は右肩上がりです。SUVは今後非常に期待できるカテゴリーとなっており、ランボルギーニ社は、ウルスの販売に合わせて、生産ペースを上げ年間販売台数も拡大させる方針です。
ウルスはこれまでのランボルギーニの走りや性能はそのままに、安全機能や実用性が追加され、非常に魅力的な一台となっています。これまでの名車に負けず劣らず、ウルスもランボルギーニブランドの人気のモデルになることでしょう。
2018年は、街で見かけるランボルギーニも増えそうですね。