【最強伝説】コブラ427誕生50周年!歴代有名マシン一挙振り返り!

【最強伝説】コブラ427誕生50周年!歴代有名マシン一挙振り返り!
     
   

スポーツカーといえば、どれが最初に思いつくでしょうか?

ポルシェ
フェラーリ
ランボルギーニetc…

今回紹介するのは、スポーツカーの中のパワーモンスターACコブラです。

なぜなら、今年2015年は歴代コブラの中でも最強のパワーを持つコブラ427の誕生50周年となる年であるからです。

街で見かければクルマ好きでなくても誰もが振り向く独特のボディ、そして誰よりも強いパワーとスピード。そんなコブラの魅力をご堪能ください。

コブラ427生誕50周年!

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生誕50週年を迎えるコブラ427は、1965年1月1日に生産が始まったレース用マシンでした。

英ACカーズ製の車体に、米フォード製のレース用427キュービック・インチのエンジンを搭載。

これは、V型8気筒7L「ビッグブロック」と呼ばれるエンジンで、スポーツカー・クラブ・オブ・アメリカ(SCCA)などのレースで多くの勝利を上げました。

このレースマシンにフロント・ウインドスクリーンなどを装備して、公道を走れるようにしたモデルがコブラ427S/Cです。

コブラ427S/Cは、現在でも人気が高く、数千万円から1億円以上の価格が付くと言われています。

コブラの歴史

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Photo By Nathan Bittinger

キャロル・シェルビー

コブラの創設者、キャロル・シェルビーはアメリカ・テキサス州出身。アメリカ空軍を除隊後、養鶏場を経営しますが、車とスピードが大好きでした。

家業の仕事も忙しかったのですが、仕事着の青白ストライプのオーバーオールを着たままレースに参戦、そのまま優勝をさらっていました。

ついにはそのドライビングセンスが認められ、1958年にF1に初参戦。1959年にはル・マン24時間レースで優勝を飾ります。

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Photo By Nic Redhead

トレードマークは、カウボーイハットにブーツ。何より明るいキャラクターが人気でまたたくまにアメリカレース界のヒーローとなりました。

レーサーとしての人生は1960年には心臓病で引退しますが、ここからがコブラを生み出すカーデザイナーとしての活躍が始まります。

コブラの構想から誕生まで

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Photo By Carsten Frenzl

スピードとパワーに何よりも価値を見出したキャロル・シェルビーはレース引退後にコブラを発表します。

当時イギリスの「ACカーズ」が販売していたロードスターのシャーシに、フォードの4.2LV8 エンジンを搭載。ライトウェイトのシャシーに、パワフルなエンジンを組み合わせたコンセプトのコブラが誕生しました。

また、当時は全米でモータースポーツの人気が急上昇。レースでの活躍、優勝がダイレクトに自動車の販売台数に影響する時代でした。
このマーケティングセンスをレーサー時代に培っていたキャロル・シェルビーは、フォードの427エンジン、V型8気筒7Lを積んだ、コブラ427で参戦。次々とタイトルを奪っていきました。

歴代コブラの注目モデル

コブラ289

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Photo By Wikipedia

コブラ289は、ACコブラの初期型75CobraMkⅠに続く51MkⅠモデルに、ウィンザー・フォード・エンジンの289インチ・キューブのV8エンジンを搭載したモデルです。

この「289」という数字は、アメリカで一般的であるインチサイズの数字で、289平方インチ=4.7Lから呼ばれたものです。

CSX4999・CSX4000

CSX4999
Photo By Pedro Ribeiro Simões

1960年代、シェルビー・アメリカンやACコブラのレース活動は終焉を迎えました。

しかし、1980年代後半になって、キャロル・シェルビーと彼のスポンサー企業は、シェルビー・コブラシリーズを復刻することを決めました。

それが「Continuation Cars」(後継車)をコンセプトとするCSX4000シリーズです。

シェルビーが個人的に保有してたパーツと、新品を組み合わせての製作でした。最終のCSX4999が完成したのは2009年。この20年間に4000シリーズは約1000台製作されました。その後は、6000シリーズの製作・販売が進行しています。

75 Cobra Mk I〜III

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Photo By Wikipedia

ACカーズと、シェルビーの共同事業で始まったACコブラの初期型が、75CobraMkⅠです。

4.2Lエンジンを搭載し、4輪独立サスペンションを使用。ラック・アンド・ピニオン式のステアリングボックスを流用し、1963年に本格的な生産体制に入りました。

同時に次期型、MkⅡのデザインも開始されました。シェルビーは1963年にMkⅡ試作車に6.3Lフォードエンジンを積んでレースに挑戦。

しかし、ドライバーのケン・マイルズの感想は「くそったれ

エンジンパワーにシャシーがついていかなかったのです。
そこで、大排気量に耐えるシャシーを求めて、MkⅢの開発が始まりました。前後にダブルウィッシュボーンサスペンションを採用し、7Lフォードエンジンでも挙動を制御できるような試作車が1964年に完成しました。

まとめ

レースドライバーとしてスピードを求めたキャロル・シェルビー。

コブラ427は、大排気量エンジンの強力なパワーを求めながら、そのパワーをコントロールするシャシー改良の歴史であったとも言えるのではないでしょうか。

Top Photo By Nathan Bittinger

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