出典元:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/x-series/X4/2018/images-videos.html
新型BMW・X4(G02)の特徴は?旧型から進化したポイントやサイズの違いは?
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旧型よりボディサイズを拡大したクーペスタイルSAC
X4がデビューしたのは2014年。登場から4年と、比較的短いサイクルでのフルモデルチェンジとなりました。これは最近のBMWとしては異例ともいえる短さです。
BMWのXシリーズはSUV(BMWではSAV、もしくはSACといわれる)のラインです。世界的なSUV人気に伴って、今ではXシリーズはBMWの総売り上げの3割を占める主要シリーズになりました。
今回X4の短期間でのフルモデルチェンジは、BMWがこれまで以上にXシリーズに力を入れていくことの表れかもしれませんね。
BMWはX4をスポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)とカテゴライズしています。クーペの美しいスタイルを持ちつつも広い車内空間を確保したモデルです。
今回のモデルチェンジで全長を80㎜、ホイールベースを50㎜拡大しさらに広い居住空間を確保しました。
注目すべきは、ボディサイズを拡大したにもかかわらず重量は軽くなっていること。カーボンファイバー強化樹脂やアルミニウム合金などを使用する軽量化技術に定評のあるBMWならではといえるでしょう。
4気筒モデルのxドライブ30iとxドライブ30i Mスポーツ、6気筒モデルのM40iのグレード構成
今回日本に導入されるのは、2.0L直4気筒エンジンのxドライブ30iとxドライブ30i Mスポーツ、押して3.0L直6気筒エンジンを搭載したM40iと、パワートレインは2種類、グレードは3種類という構成になりました。
BMWが特に力を入れて推しているのがM40i。これはレースやサーキットを意識したセッティングがなされるBMW Mモデルと通常のBMWモデルの中間に位置付けされるグレードです。
最高出力360ps、最高トルク500Nm、0-100㎞/h加速は4.8秒とハイパフォーマンスモデルながらも日常でも快適に使用できる実用性を兼ね備えたモデルとなっています。
ヴァーネスカレザー仕様のスポーツシートなど高級感アップ
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インテリアは適度なスポーツ感と上質感を兼ね備えたものに。高級感のあるセンサテックダッシュボード、そしてガルバニック加工が施されたボタンが気品と重量感を感じさせラグジュアリーな雰囲気をもたらします。
シートにはしなやかなヴァーネスカレザーを使用したスポーツシートを用意しました。クーペの美しいエクステリアにマッチした上質な車内空間となっています。
先進運転支援システムの強化
最新のBMWの先進運転支援システム「ドライビングアシストプラス」を搭載し、新型X4では部分自動運転が可能になりました。これはセグメント最高レベルのシステムになります。
ステアリング&レーン・コントロール・アシストやアクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション、レーン・ディパーチャー・ウォーニングやレーン・チェンジ・ウォーニング、衝突回避・被害軽減ブレーキなどの多彩な先進安全機能を装備して安全性と利便性を向上させました。
新型BMW・X4(G02)のグレード別の装備の違いは?
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X4 xドライブ30i
ベースグレーとなるのがこのxドライブ30iです。X4専用設計となったアダプティブLEDヘッドライトや 18インチ Vスポーク・スタイリング618 アロイ・ホイールエクステリアのポイントに。
アンビエントライトを装備し、車内空間を幻想的に演出します。スマートフォンと連動するコネクティッド機能、BMW CONNECTEDも標準装備しました。
X4 xドライブ30i Mスポーツ
Mエアロダイナミクスパッケージを纏いよりスポーティなエクステリアが特徴のxドライブ30i Mスポーツ。ホイールも 19インチ M ライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング698Mがセットされました。
インテリアではドアシルプレートにMロゴが入り、専用ステッチ付きのヴァーネスカレザーシートが高級感を醸し出します。ステリングホイールもマルチファンクション M スポーツ・レザー・ステアリング・ホイールとなり、手に吸い付くような質感と優れたグリップ性をもたらしています。
この他にも M Sport専用リモート・コントロール・キーが用意されました。
X4 M40i
BMW一推しのハイパフォーマンスモデルがこのM40iです。M Performance専用チューニングが施されたバリアブル・スポーツ・ステアリングと、M スポーツ・ブレーキ、サスペンションが用意され走行性能が強化されています。
21 M ライト・アロイダブルスポーク・スタイリング718Mがよりダイナミックな印象をエクステリアに与えています。
新型BMW・X4(G02)とライバルのミドルクラスSUVのスペック・燃費・価格を徹底比較!
メルセデスベンツ・GLC250 4マチックスポーツ クーペ
出典元:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/glc/glc-coupe/explore/model-year-update.module.html
日本では2017年に登場した4輪駆動のGLC250 4マチックスポーツ クーペ。SUVモデルから1年遅れての登場となりました。
最新のインフォテイメントシステムのCOMANDシステムやコネクティビティ機能のMercedes me connectを搭載し、利便性も考慮されたモデルです。
ジャガー・Fペイス Rスポーツ(ガソリン)
出典元:https://www.jaguar.co.jp/jaguar-range/f-pace/features/index.html
2014年に日本初公開されてから、発売まで2年の月日を要したジャガー・Fペイス Rスポーツですが、新型のアルミ製モノコックボディがジャガーでは初採用されたモデルとなりました。
ジャガーが「実用性とスポーティさを兼ね備えたパフォーマンスSUV」と語る自信作です。燃費性能にも定評があります。
アルファロメオ・ステルヴィオ
出典元:https://www.alfaromeo-jp.com/models/stelvio/stelvio-sport/
アルファロメオ初のSUVとなるステルヴィオは今年2018年の6月に日本導入されたばかり。人気の4ドアセダン、ジュリアのエクステリアをそのままSUVにしたようなデザインが話題となりました。
オンロードSUVらしく、あまりハードになり過ぎずエレガントさを感じさせる個性的なデザインはアルファロメオならではのものといえるでしょう。
ではスペックや燃費、価格を比較してみましょう。
最高出力(kW[PS]/rpm) | 最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 燃費(km/ℓ) | 価格 | |
BMW・X4 xドライブ30i | 185[252]/5,200 | 350[35.7]/1,450-4,800 | 13.4 | 7,640,000円 |
メルセデスベンツ・GLC250 4マチックスポーツ クーペ | 125[170]/3,000-4,200 | 400[40.8]/1,400-2,800 | 16.2 | 7,150,000円 |
ジャガー・Fペイス Rスポーツ(ガソリン) | 184[250]/5,500 | 365[37.2]/1,300-1,500 | 未公表 | 7,370,000円 |
アルファロメオ・ステルヴィオ | 206[280]/5,250 | 400[40.8]2,250 | 11.8 | 6,910,000円 |
エンジンのパワーはアルファロメオ・ステルヴィオがトップ。燃費はメルセデスベンツがGLC250 4マチックスポーツ クーペが一番いい結果となりました。
価格はBMW・X4 xドライブ30iが飛び抜けて高額ですね。
新型BMW・X4(G02)はディーゼルモデルやハイブリッドモデル、X4 Mが登場する?
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海外ではX4にはディーゼルモデルがラインナップされています。ディーゼルモデルに関しては、今後日本導入の可能性は大きいでしょう。
ハイブリッドに関してはどうでしょうか。世界的にCO2規制が厳しくなっていることもあり、BMWでも様々な車種でハイブリッド化を進めています。その流れを考えると、今後のX4の売れ行き次第ではハイブリッドの登場の可能性もあるのではないでしょうか。
X4 Mの登場を心待ちにしている方もいらっしゃるでしょう。BMWの関係者によると今後Mモデルなどのハイパフォーマンスラインを拡大する計画があるとのこと。
もちろんMパフォーマンスモデルであるX4 M40iも魅力的ですが、はやり走りにこだわる層にとってはX4 Mの登場を期待してしまいますね。
今後どのように新型BMW・X4(G02)のラインナップが広がっていくのか、注目したいところです!