シトロエンの上級ブランドDSから、フランス大統領の公用車でもあるDS7クロスバック国内発売!意外と手頃な価格のフラッグシップSUVのサイズ・スペックは?

     
   

出典元:https://web.dsautomobiles.jp/ds7-crossback/?utm_source=gsearch&utm_medium=SEA_SDF&utm_campaign=2018_07_ds7_vn_always-on+search_promo_permanent_ds_jp_central_sea_sdf_ld

DS7クロスバックの特徴は?

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DS独立後初のフラッグシップ誕生

記念すべきDS初のフラッグシップとなるDS7クロスバックがついに2018年7月17日、日本でも発売になりました。

というと「あれ?シトロエンDSのD5が今までフラッグシップとしてあったから初ではないのでは?」と思う方もいらっしゃることでしょう。

シトロエンDSは、これまでの自動車の歴史の中においても燦然と輝く名車のうちの一つです。実際に1999年には、20世紀の名車ランキングにおいて3位の最大な自動車に選定されています。

未だに高い評価をうけるそんなシトロエンDSが誕生したのは1955年。当時は”異次元の自動車”との異名を取り大人気を博し、一気に競合他社を引き離します。1975年まで生産されました。

シャルル・ド・ゴールフランス第18代大統領が愛用していたことでもよく知られているのではないでしょうか。

そんな名車であるシトロエンDSを復活させようとシトロエンは2009年にサブブランドとしてDSオートモービルズを発足。

2010年初頭にシトロエンDS3が誕生します。その後2010年内にDS4、2011年にはこれまでのフラッグシップであるDS5が発表されました。

そしてシトロエン誕生60周年にあたる2015年、DSオートモービルズは単独ブランドとしてシトロエンから独立しました(ブランド誕生イベントなどが行なわれ発表されたのが2015年、正式には2014年に発足していたようです)。

トヨタとレクサスのような関係といえばわかりやすいのではないでしょうか。

従って、DSオートモービルズとして独立してから誕生した初DSがDS7クロスバックとなるというわけです。しかもDS5よりも上級モデル、フラッグシップとしての登場となりました。

1.6Lのガソリンエンジンと2.0Lのクリーンディーゼル搭載

注目のDS7クロスバックに搭載されるパワートレインは2種類、新開発のガソリンエンジンとクリーンディーゼルという設定になりました。

ガソリンエンジンは1.6L4気筒ピュアテックターボ、最高出力165kW[225ps]/5,500rpm、最高トルク300Nm/1,900rpmという数値になっています。

これはDS3のハイパフォーマンスモデルであるDS3パフォーマンスのエンジンをベースに新開発されたもの。微粒子フィルタを採用し、高い性能は保ちながらも厳しい欧州排ガス浄化基準6.2をクリアしています。

クリーンディーゼルは2.0L4気筒のターボBlue HDi180が採用され、最高出力130kW[177ps] / 3,750rpm、最高トルク400Nm/2,000rpmを発揮します。

トランスミッションにはPSAグループ初となる8速オートマチックが搭載されました。

アクティブLEDビジョンをハイライトとする独創的な外装

フランス、特にパリといえばファッションの流行の発信地ともいわれ、パリコレクションなどのファッションショーなども行われる洗練された都市として世界的によく知られてるのではないでしょうか。

DS7クロスバックもそんなフランスの誇りを体現する気品とエスプリを兼ね備えた個性的なエクステリアとなっています。

今回ヘッドライトはフルLED化し、DSアクティブLEDビジョンとして優れた視認性を確保するインテリジェントシステムとして搭載されていますが、注目したいのはそのエクステリアにおける存在感。

リモコンキーによるアンロック時には、LEDがパープルに輝きながらランプのひとつずつが時間差で180度回転してオーナーを迎えてくれます。

機能面ではもちろんのこと、ルックス面でもエクステリアのハイライトとなり芸術的なまでの美しさを演出します。

欲を言えばオプションでボディカラーに合わせてこのカラーが変更出来たら最高だと思いましたが、なかなか難しいようです。

もちろんSUVであるアグレッシブさも忘れてはいません。大型のフロントグリルが迫力を醸し出し、その秘めた実力を予感させます。

バスティーユ、リヴォリ、オペラを意匠とする内装デザイン

インテリアももちろん特別なものに。”インスピレーション”と呼ばれるテーマを持ったインテリアは、日本仕様ではバスティーユ、リヴォリ、オペラの3種類が用意されました。

バスティーユはフランス革命のきっかけとなったバスティーユ広場が由来。

ブロンズのファブリックシート、同色のドアトリムで重厚感のある室内を演出。革新的なDS7クロスバックのスタイルを新しい時代をもたらす発端となったバスティーユというネーミングがよく表しています。

ワンランク上のインスピレーションはリヴォリ。リヴォリは土産店や有名店が並び、観光客が絶え間なく行き来する大通りです。

テュイルリー庭園とルーブル美術館の北側に位置し、シャンゼリゼ通りなどと並んでパリの中でも有名な通りといえるでしょう。

高級アパルトマン、そして名だたるハイブランドのフラグシップ店が立ち並ぶリヴォリ通りはラグジュアリー、そして最先端のファッションの代名詞といっても過言ではないでしょう。

その名にふさわしくシートはブラックを基調としたレザーシートになり、トリムやダッシュボードはしなやかなナッパレザーで上質な雰囲気に。特徴的なダイヤ模様のステッチがファッション性を感じさせるものになっています。

またこのリヴォリとオペラにはフランスのB.R.M.が手掛けたアナログウオッチがセッティングされています。

このDS7クロスバックにはタッチスクリーンも搭載されてるので時計などはそこに時刻表示すれば物理的には事足りますが、あえてアナログ時計を搭載しDSの美意識を徹底して追及しています。

最上級となるオペラはもちろんオペラ座がモチーフ。華やかさや優雅さを兼ね備え最高の芸術の発信地でもあるオペラ座をイメージしたインスピレーションは贅沢にナッパレザーをシートに使用。

さらに特殊な処理を施しアートフィニッシュレザーとして、唯一無二の車内空間を生み出しています。

アクティブスキャンサスペンションなどの先進装備

従来のフランス車は先進機能についてはあまり熱心ではない、というのが一般的だったのではないでしょうか。

もちろん日本とフランスではニーズの違いがあるとは思いますが、より安全に車を使用できるのならばそれに越したことはありません。

今回のDS7クロスバックには、数々の先進機能が搭載されたことでも話題を呼びました。

DSアクティブサスペンションもそのうちの一つ。カメラが前方の路面を常時スキャンして路面の状況を把握、それに合わせてショックアブソーバーを電子制御して減衰力を調整します。

常に快適な乗り心地、走行安定性を保つ次世代のサスペンションシステムといえるでしょう。

その他にもCセグメント初のシステムとなる運転支援性能DSコネクティッドパイロットやDSドライバーアテンションモニタリングなどを搭載しています。

DS7クロスバックのグレードと価格、装備の違いは?

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ソー シック

エントリーグレードにあたるのがこのソー シック。このグレードはディーゼルエンジンのみのラインナップとなっています。

DSコネクティッドパイロットやアクティブクルーズコントロールなどの先進機能はもちろんのこと、デジタルインストルメントパネルや8インチのタッチスクリーンなども搭載。インスピレーションはバスティーユのみとなります。

価格は4,690,000円となっています。

グラン シック

上級モデルとなるグラン シックではディーゼル、ガソリンエンジンの両方がラインナップされています。

ソー シックの装備に加えDSドライバーアテンションモニタリング、DSアクティブLEDビジョンやインテリジェントハイビーム、ハンズフリー電動テールゲート などを標準装備。

充実した装備が自慢のラグジュアリーなモデルになっています。

インスピレーションはリヴォリ、オペラの2種類から選べるのも嬉しいですね。

価格はディーゼル車が5,620,000円、ガソリン車が5,420,000円となっています。

DS7クロスバックと競合となるクロスオーバーSUVとボディサイズ・価格・燃費を徹底比較!

メルセデスベンツ・GLC200クーペ

出典元:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/glc/glc-coupe/explore/model-year-update.module.html

洗練されつつも迫力のあるスタイルで堂々とした存在感を放つメルセデスベンツ・GLC200クーペ。

最新型のインフォテイメント、COMANDシステムなどを筆頭に優れた先進システムなどを搭載、メルセデスベンツのオーナーになる喜びを感じさせてくれます。

BMW・X3 xドライブ20d

出典元:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/x-series/X3/2017/driving-dynamics-efficiency.html

BMWの中でも人気モデルのこちらは最新のテクノロジーを投入したツインターボの2.0エンジンを搭載

アダプティブLEDヘッドライトを採用し、視認性を向上を図るとともにエクステリアのアクセントとしての存在感を持たせています。

アウディ・Q5

出典元:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q5/q5.html#

女性にもおすすめのエレガントなエクステリアが特徴的なアウディ・Q5は最新のquattroシステムを搭載。状況に合わせて4WDとFWDを切り替えていかなる場合でも快適な走りを提供します。

合わせて新設定のサスペンションが快適な乗り心地、優れた静音性を実現しています。

関連記事:アウディ・Q5が初のフルモデルチェンジ!洗練されゆく新型SUVの魅力に迫る!

ポルシェ・マカン

出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/macan/macan-models/

スポーティさを感じさせながらも洗練された雰囲気を放つ人気のポルシェ・マカン。911を彷彿とさせる雰囲気ですね。

スポーツカーのような走りとオンロードでの操作しやすさを両立させた絶妙なチューンナップには定評があります。

ボディサイズ

  全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm)
DS7クロスバック 4,590 1,895 1,635
メルセデスベンツ・GLC200クーペ 4,660 1,890 1,645
BMW・X3 xドライブ20d 4,720 1,890 1,675
アウディ・Q5 4,680 1,900 1,665
ポルシェ・マカン 4,697 2,098 1,624

価格・燃費

  燃費(km/ℓ) 価格
DS7クロスバック 16.4 4,690,000円
メルセデスベンツ・GLC200クーペ 13.6 6,390,000円
BMW・X3 xドライブ20d 17.0 6,990,000円
アウディ・Q5 13.9 6,620,000円
ポルシェ・マカン 約13.5 6,990,000円

DS7クロスバックはガソリンエンジンのソー シックで比較しています。

ボディサイズはこのラインナップの中ではDS7クロスバックの全長が短く、コンパクトな方といえるのではないでしょうか。

燃費はやはりディーゼルエンジンを搭載したBMW・X3 xドライブ20dがずば抜けた数値となっています。

フランスのマクロン大統領就任パレードで登場

出典元:https://www.dsautomobiles.jp/news/ds-7-crossback-presidentiel.html

2017年5月14日、フランスで史上最年少となる39歳で大統領に就任したエマニュエル・マクロン大統領。

この時の就任パレードにDS7クロスバックが使用されました。とても名誉あることですね。

大統領専用車である「プレジデンタルDS7クロスバック」として製作されたこのモデルはオープンルーフ、ボディカラーは気品のあるインクブルー。

シャンゼリゼ通りを走るDS7クロスバックから笑顔で手を振るマクロン大統領の姿が記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。

公道デビューはそのマクロン大統領の就任パレードだったDS7クロスバック、遂に満を持しての日本での登場です。今後パープルのLEDが街中で輝く様子を目にするのが楽しみですね!

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