出典元:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html
ジープ・ラングラー(JL)は旧型(JK)と比べてどこが変わった?
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クロカンの代表格であるジープ・ラングラーの11年ぶりのフルモデルチェンジが大きな話題となっていますね。
昔ながらの軍用ジープスタイルを保ち続け、熱烈なファンを持っているモデルですがやはり時代に合わせて進化していくようです。
今回はこの新型ジープ・ラングラーについてお届けします。
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ラダーフレーム、前後リジッドアクスルは継承
今回のフルモデルチェンジで一体どのようにラングラーが変化してしまうのか不安に思っていた方も多かったのではないでしょうか。
前回のフルモデルチェンジから11年経っている、ということもありますし、現在の乗用車の乗り心地に慣れてしまっている多くの消費者に対応するようにラングラーも変化してしまうのではないか、という危惧があったかもしれません。
でも、昔ながらのジープの熱烈なファンの方も心配しないでください。
今回のフルモデルチェンジでも今や絶滅危惧種といっても過言ではないラダーフレーム、そして前後リジットアクスルサスペンションという本格オフローダーとしての伝統的な組み合わせは継承されています。
あの独特な乗り心地が好きという方も一安心ですね。 ファンがラングラーに求める基本的な部分はきっちりと押さえてあるようです。
アルミなどのボディパネル採用で軽量化
今回の新型ラングラーでは外見的にはキープコンセプトで、ジープの伝統的なスタイルを体現しています。
ですが目に見えない部分はやはり現在の技術を駆使してアップデート。新型では全てのドア、ヒンジ、ボンネット、そしてフェンダーに高張力アルミ素材を採用。車両重量をかなり軽量化し、燃費性能や環境性能の向上を図っています。
車両重量は、なんと先代モデルよりも約90㎏も軽くなっています。軽自動車1台分に匹敵するほどの重量削減は凄いですね。
エンジンは3.6リッターV6と2リッター直4ターボエンジン搭載
新型ラングラーに搭載されるエンジンは3.6LV6ガソリンエンジンと2.0L直4ガソリンターボエンジンの2種類。2.0Lターボエンジンは今回の新型の為に新たに開発されたエンジンで、最高出力272ps、最大トルク400Nmを発揮します。
3.6LV6エンジンに関しては先代モデルと変更なしということ。最高出力284ps、最大トルク347Nmです。
11年越しのフルモデルチェンジなのであれば3.6LV6エンジンも新開発して欲しかった、というのがファンの正直な気持ちなのではないでしょうか。
エンジンのスペックとしては同じですが、アルミを多用したボディとトランスミッションに8速ATを組み合わせたことで燃費は先代よりもかなり向上しているようです。
8速ATにセレクトラックフルタイム4WDシステム採用
先にも少し述べましたが、今回の新型ラングラーでは8速ATを採用。駆動方式は当然4WDですが、今回ラングラーでは初めての「フルタイムオンデマンド4×4システム」が搭載されています。
これは従来のファンには賛否両論かもしれませんが、路面環境を問わず使えるフルタイム4WDをジープが採用したのは従来のファンのみならず幅広い層に受け入れられるラングラーを目指した、ということの表れかもしれません。
熱烈なファンも大切ですが、今後長く愛されていくためには新規顧客の囲い込みも必要です。現代の乗用車に慣れているドライバーには、ラングラーのスタイルに憧れてはいてもその扱いにくさから実際に所有するのはためらってしまう、という方も多いのではないでしょうか。
そういった層にもアピールするためのフルタイム4WDの採用なのではないか、と思われます。
ブラインドスポットモニターなどの安全装備も拡充
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エクステリアの歴史を感じさせるスタイルとは対照的に、音声操作機能を備えたタッチパネル式のモニターやコネクティッド機能を搭載するなど、先進機能は充実したものになっています。
隣の車線をモニターして死角に入る車両を検知し、ドアミラーのインジゲーターを表示させて危険をドライバーに知らせるブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクションを搭載しています。
また、後方の死角にある障害物を検知してモニター表示や警告音で危険を知らせるParkviewリアバックアップカメラ、駐車時のアシストをするParkSenseフロント・リアパークアシストも装備されています。
クルーズコントロール、ブレーキアシストも搭載。
標識認識機能やステアリング操作を伴う安全性能が搭載されている「ホンダセンシング」などと比べると充実した先進安全機能とはいいがたいですが、横滑り防止機能程度の安全性能しか装備されていなかった先代モデルと比較するとかなり進歩したといえるでしょう。
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新型ジープ・ラングラー(JL)の国内導入モデルは?装備や燃費の違いは?
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日本に導入される新型ラングラーは、シンプルに3グレードとなっています。
2ドア スポーツ(3.6リッターV6)
受注生産となる2ドアタイプには2.0Lターボエンジンのラインナップはありません。
ヘッドライトはハロゲンヘッドライト。 カーゴルームにこのグレードのみランプが装備されています。
シートは布製のバケットシート、運転席の高さ調整機能やチルトステアリング、ランバーサポートは標準装備です。フルカラー7インチマルチビューディスプレイ、オートエアコンも搭載されています。
4ドア アンリミテッド スポーツ(2.0リッターターボ)
エンジンが2.0Lのガソリンターボになり、4ドアになった以外はほとんど2ドア スポーツと装備の変化はありません。インテリアにリアドームオーバーヘッドLEDランプが追加装備されている程度です。
4ドア アンリミテッド サハラ ローンチエディション(3.6リッターV6)
このグレードではLEDヘッドライト、フロントLEDフォグランプ、LEDテールランプが装備されます。
コネクティッド機能を持ったオーディオナビゲーションシステムが標準装備され、サブウーファー付きアルパイン製プレミアムスピーカーが搭載されます。車内で音楽を楽しむ方には嬉しい装備ですね。
ブラインドスポットモニター、 後方を横切る歩行者などを検知するリアクロスパスディテクションも装備。
専用装備として本革巻のシフトノブ、ヒーテッドステアリングホイール、レザーシートにフロントシートヒーターが用意されています。
では、燃費の違いを比較してみましょう。
燃費(km/ℓ) | |
2ドア スポーツ(3.6リッターV6) | 9.6 |
4ドア アンリミテッド スポーツ(2.0リッターターボ) | 11.5 |
4ドア アンリミテッド サハラ ローンチエディション(3.6リッターV6) | 9.2 |
燃費に関しては4ドア アンリミテッド スポーツがリードしていますね。
新型ジープ・ラングラー(JL)の本国モデルは?
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2ドア/4ドア スポーツS
スポーツにLEDヘッドライトなどの装備がプラスされるモデルです。
2ドア/4ドア ルビコン
大径のオフロードタイヤを装着する本格仕様のモデルで、ラングラーの神髄を味わいたいのであればこれでしょう。
日本でも2019年に春に登場が予定されているとの情報もあります。
新型ジープ・ラングラー(JL)の発表会を舞浜アンフィシアターで開催!
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新型ラングラーは2018年10月25日に日本発売。発売日には、千葉県・浦安市にある舞浜アンフィシアターにて新型ラングラーの発表会、「All-New Jeep Wrangler発表会」が開催されました。
ジープのオーナやファンが先着で1,000名招待され、新型ラングラーに実際に触れ、その魅力を堪能したことでしょう。音楽家の坂本龍一氏によるトークセッションや、GOSPEL SQUARE SINGERSによるゴスペルライブも開催され、非常に豪華な内容の発表際になったようです。
日本で新型ラングラーが走っている姿、早く目にしたいですね!
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