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パサート/パサート ヴァリアントに追加されたディーゼルモデルTDIの特徴とは?
フォルクスワーゲンの誇る歴史あるモデル、パサート/パサート ヴァリアントについにディーゼルモデルが登場しましたね。日本では盛り上がりつつあるディーゼル市場を新たに賑わすことになりそうです。
現行モデルの概要
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2012年から始まったフォルクスワーゲンの設計方針「MQB」をもとに開発されたのが現行の8代目です。
これまでよりワイド&ローなボディ、サイドにはフロントからリヤまでまっすぐに走るラインが高級感を醸し出し、躍動感のある印象。
ラジエーターグリルには3本のクロムバーを配置、パサート/パサート ヴァリアントのスタイルを特徴づけています。
2015年のガソリン車に続いて2016年にはプラグインハイブリッドモデルが登場。今回のディーゼル車の導入で3形態が揃うことになりますね。
インテリア・走行性能・先進装備
フォルクスワーゲンの人気車、ゴルフを凌駕する高級感のあるインテリアが特徴。
ラジエーターグリルの精悍な印象をインテリアにも反映させ、インパネにも大胆にストライプを配置。
ラゲージルームの広さもこのパサート/パサート ヴァリアントの魅力のうちの一つ。パサートで586ℓ、パサート ヴァリアントは設定によって650~1780ℓの大容量。
幅広いシーンでの活躍が期待できますね。
計器類も、高解像度ディスプレイに映し出されるのフルデジタルメーターを装備、そしてパサートシリーズ専用に開発された次世代のヘッドライトなど、先進装備の豊富さも魅了ですね。
2.0TDIエンジン
日本初登場となるワーゲンのディーゼルエンジンは、最新技術を惜しみなく投入して開発された新世代2.0TDIエンジンを搭載。
それ程負荷がかかっていない時には4気筒の内2気筒を休止させて燃費を抑えるアクティブシリンダーマネジメントを採用しています。
最高出力は190ps、最大トルク400Nmと力強い走りが期待できる仕様になりました。
ディーゼル車の特徴ともいうべき加速の快適さはもちろん、優れた燃費性能・環境性能を実現。ディーゼル車に厳しい規制として知られるポスト新長期排ガス規制に適応しています。
エレガンスライン・ハイラインの装備の違い
エレガンスラインはインテリアにアルミニウムデコラティブパネルを効果的に配し、高級感がありながらもスポーティな印象に。
10スポークの17インチアルミホイールを標準装備し、専用LEDヘッドライト、LEDテールランプ、UVカット機能付きのダークティンティッドガラスがより洗練された上質感を醸し出しています。
ハイラインはフォルクスワーゲンの粋を集めた、とことんまでパサート/パサート ヴァリアントを味わえるモデル。
ナパレザーシートは上質感あふれる空間を車内に作り出し、シートヒーターやマッサージ機能が快適なドライブを実現します。
アルミホイールには18インチを採用、よりスタイリッシュかつスポーティな装いが特徴です。
パサート/パサート ヴァリアントのガソリンモデル、プラグインハイブリッドとの違いは?
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1.4TSI
フォルクスワーゲンのメインユニットの一つである1.4ℓTSIエンジンを搭載したモデル。
最高出力は150ps ,最大トルクは250Nmと、1.4ℓとは思えないほどのハイパワーながらも20.4km/ℓのハイブリッド顔負けの優れた燃費性能が自慢です。
2.0TSI
2.0TSIモデルはフォルクスワーゲンの誇るスポーツ最高峰シリーズに名付けられる「R-Line」としての位置付けがされています。
1.4TSIでは物足りないといった声を受けて登場したモデルですが、搭載されている2.0ℓTSIエンジンは220psの最大出力、350Nmの最大トルク。
スポーツシリーズ最高峰の流れをくむモデルというのも納得の走りはもちろん、19インチリム系のアルミホイール、レザーのスポーツシートがスポーティなモデルであることを実感させるモデルです。
GTE
フォルクスワーゲンを代表するモデル、「ゴルフ」に続いてプラグインハイブリッドが誕生したのがパサート/パサート ヴァリアント。
エンジンは1.4ℓ直噴ターボ。走行モードは3パターンあり、電気のパワー、モーターだけで走る「Eモード」、エンジンとモーターを併用して走る「ハイブリッドモード」。
そして特徴的なのが「GTEモード」。
これを選択するとスポーティなモードにトランスミッションが切り替わり、よりダイナミックなドライビングが可能に。
ステアリングのダイレクトさがアップ、アクセルのキックダウンによってエンジンとモーターが同時に作動、エレクトリックブーストが始動する仕組みになっています。
パサート/パサート ヴァリアントと競合するアッパーミドルクラスのディーゼルモデルと燃費・価格を徹底比較!
メルセデスベンツ・C220d/C220dステーションワゴン
出典元:https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/c-class-stationwagon/price/
世界初のディーゼル乗用車を世に送り出したメルセデスベンツの威信をかけて開発された最新エンジンは、新世代コモンレールシステムを採用した2.2ℓ直列4気筒BlueTECエンジン。
世界最高水準の環境性能と力強い走りを高いレベルで実現します。
アルミニウムと高強度スチールのハイブリッドボディが高剛性や衝撃吸収性は向上させながらも軽量化に成功。
優れた安全性能と快適な乗り心地を実感できます。
BMW・320d/320dツーリング
出典元:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/3-series/sedan/2015/at-a-glance.html
走ることを前面に出し、愛用者も走りにこだわるタイプが多いBMWの人気ディーゼルモデル。
販売開始当初は、3シリーズのツーリング全体の80%を320dツーリングが独占したといいます。
軽量化されたクリーン・ディーゼル・エンジンは高速時の軽やかで安定した走りに定評があります。
ジャガー・XE 20d
軽量アルミニウム構造が革新的にあらゆる性能を向上させたXE。
20dには、インジニウム2.0リッター4気筒180PSターボチャージドエンジンを搭載。
ボディ全体の重量配分の良さが存分に実感でき、ハンドリングはとても快適と評判です。
ボルボ・S60 D4/V60 D4
出典元:https://www.volvocars.com/jp/cars/new-models/s60/lineup
ボルボが2014年から展開する、世界最高のインテリジェンス技術と明言する新世代パワートレイン戦力「Drive-E」によって生み出されたガソリンエンジンと共通構造を持つ2ℓ4気筒エンジンが特徴。
同モデルのガソリンエンジンにも全く引けを取らない走りながら低燃費という優れたバランスのモデルです。
プジョー・508 GTブルーHDi/508SW GTブルーHDi
出典元:http://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/508-sw-gt/prices-versions.html
ワゴンとディーゼルの組み合わせには定評のあるプジョー。
フランスメーカーならではのエスプリを感じさせる魅力的なエクステリア・インテリアが他と一線を画すプジョーのフラッグシップワゴンです。
最新技術を取り入れたブルーHDiエンジンは、プジョーが初めて実用化を可能にしたディーゼル微粒子フィルターや選択還元触媒を用いた環境性能に優れたエンジン。
GTモデルらしくサスペンションにダブルウイッシュボーンを使用、心地よい乗り心地は健在です。
マツダ・アテンザXD/アテンザスポーツワゴンXD
出典元:http://www.mazda.co.jp/cars/atenza/grade/?link_id=sbnv#atenza-sedan
マツダのフラッグシップモデル、アテンザのディーゼルモデルは2012年に開発された新世代のディーゼルターボエンジンSKYACTIV-D 2.2を搭載。
225/45R19タイヤ&19インチアルミホイールの採用、安定した走りを微細な調節で実現するG-ベクタリング コントロール(GVC)など、とにかく走りにこだわるマツダらしく仕上がっています。
燃費・価格を一覧にして比較
出典元:https://www.volkswagen.co.jp
燃費(km/ℓ) | 価格 | |
パサート | 20.6 | ¥4,229,000~ |
パサート ヴァリアント | 20.6 | ¥4,429,000~ |
メルセデスベンツC220d | 20.3 | ¥5,750,000 |
C220dステーションワゴン | 19.6 | ¥6,190,000 |
BMW・320d | 21.4 | ¥5,620,000~ |
BMW・320dツーリング | 21.4 | ¥5,840,000~ |
ジャガー・XE20d | 非公開 | ¥5,190,000~ |
ボルボ・S60 D4 | 20.9 | ¥4,490,000~ |
ボルボ・V60 D4 | 20.2 | ¥4,690,000~ |
プジョー・508GTブルーHDi | 18 | ¥4,340,000~ |
プジョー・508SW GTブルーHDi | 18 | ¥4,640,000~ |
マツダ・アテンザXD | 18.2~22.4 | ¥3,207,600~ |
マツダ・アテンザスポーツワゴンXD | 19.6 | ¥3,207,600~ |
日本には導入されていないディーゼルモデル
アウディ・A4 2.0TDI/A4アバント 2.0TDI
出典元:https://rocketmotors.ru/2017/12/27/pochti-dve-tysyachi-avtomobilej-audi-otzyvayut-v-rossii/
1994年に登場した初代は5代目パサートと共通のプラットフォームを持っていたことでも知られているアウディ・A4。
2代目からは共通のプラットフォームではなくなりましたが、競合車種として健在です。
ワゴンタイプのA4アバントは2008年に登場。
アウディのベストセラーモデルのディーゼル車となる2.0TDI、日本でも期待が高まり上陸を望む声が多く上がっています。
アルファロメオ・ジュリア2.2マルチジェット
出典元:https://jp.autoblog.com/2017/06/23/alfa-romeo-giulia-comes-to-japan-soon/
ジュリアの最高級グレード、クアドリフォリオ。もはやスーパーカーの意気に達しているこのモデルはスレに2017年に日本にも登場、大きな話題を振りまいたことも記憶に新しいですね。
このジュリアのディーゼルモデル、2.2マルチジェットはまだ日本に上陸していないディーゼル車として、熱い視線を集めています。
英国仕様ではMT車のみの設定で、エンジンは150psと181psの2種類から選択できるようです。
まだ見ぬこれらのディーゼル車、上陸となると盛り上がっているディーゼル車市場をより押し上げてくれるのではないでしょうか。
フォルクスワーゲン・パサートにディーゼルモデル追加されたことですし、今後期待ができるかもしれませんね!
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