出典元:https://www.honda.co.jp/INSIGHT/
新型ホンダ・インサイトの特徴は?
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シビックとアコードの中間サイズのハイブリッドセダン
ホンダのハイブリッドといえばインサイト。1999年にハイブリッド専用車として誕生した3ドアクーペです。
発売当時は量産車としては世界最高の低燃費である35 km/L(10・15モード)を誇りました。一足先に発売されていたトヨタのハイブリッドカー、プリウスを超える燃費性能の良さは驚異的ともいえるものでした。
2006年に初代モデルの販売が終了し、その3年後の2009年に2代目が登場。インサイトという名称は引き継いでいるもののプリウスを意識して5ドアハッチバックになり、先代からかなり大きく変化したモデルとなりました。
2014年にはハイブリッドシステムの旧型化に伴い生産中止。そしてまた4年の月日を経て、2018年に復活を遂たのです。
満を持して登場した新型インサイトは、シビックとアコードの中間に位置する3ナンバーのセダンへと進化しています。
アメリカ仕様とは異なるグリルデザイン
新型インサイトは2018年の北米国際自動車ショーでプロトタイプがワールドプレミアされ、2018年の夏には北米で販売が開始されました。
日本での販売は2018年12月と、北米に一足後れを取る形に。北米モデルはアメリカのインディアナ向上で生産されるのに対し、日本向けモデルは埼玉製作所寄居完成車工場で生産されます。
シビックに共通するプロポーションながらシビックほどスポーティさを感じさせず、スタイリッシュさトエレガントさを兼ね備えた仕上がりに。
日本仕様車には専用のフロントグリルが採用され、落ち着きのある上質なセダン、という印象を感じさせるデザインになっています。
LXと上級EXの2グレードとスポーティ仕様のEXブラックスタイル
グレード構成はベーシックモデルのLXに上級グレードのEX、そしてEXに特別装備を追加したEXブラックスタイルの3種類となります。
全グレードにホンダ自慢の先進安全機能、ホンダセンシングを標準装備。
EXにはさらにブラインドスポットインフォメーション、自動防眩ルームミラーも搭載し、より運転支援や安全性に配慮されたものになっています。またトランクスポイラーや17インチのマットグレー仕上げのアルミホイールを纏い、質感もアップ。
EXブラックスタイルは本革とウルトラスエードのブラックコンビシート、インテリアのブラック加飾やブラックルーフライニング、ブラッククロームメッキに輝く専用フロントグリルやリアバンパーロアーガーニッシュなどが特別装備されたモデル。
ボディカラーには専用色としてルーセブラック・メタリックも用意されました。
エクステリア、インテリア共に美しく輝く漆黒のEXブラックスタイルは、通常モデルとは一味違う洗練された魅力を感じさせてくれる仕上がりです。
新型ホンダ・インサイトのボディサイズを比較すると?
シビックセダン
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2010年にシビックの日本販売が終了してから7年を経て、2017年に10代目シビックが日本に再投入されたのは記憶に新しいですよね。往年のシビックファンが待ちわびていた瞬間だったのではないでしょうか。
日本に導入されたのは「ハッチバック」と「セダン」、そしてあの「タイプR」でした。
このタイプRはニュルブルクリンク北コースで7分43秒80というラップタイムを叩き出しFF市販車世界最速の座を奪還。その他にもホンダ・シビック・タイプRチャレンジにおいてマニクール・サーキットやシルバーストーン・サーキット、ハンガロリンクなど世界の名だたる名サーキットにおいてコースレコードを次々と更新したことが大きな話題となりました。
セダンには1.5L直列4気筒直噴DOHCターボエンジンを搭載。またホンダセンシングも標準装備されています。
アコード
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初代の登場は1976年と、歴史あるモデルのアコード。先だって販売が開始されていたシビックより上級なクラスを求める層に対応するために開発されました。
特にアメリカにおいて大きな人気を誇るモデルです。
2019年型のアコードも2018年11月より北米で販売が開始。この新型の北米モデルはデュアルモーター式のハイブリッドシステムを搭載し、従来のモデルよりも燃費性能を格段にアップさせています。
もちろん最新式のホンダセンシングやドライバー認識システムも搭載。
新型の日本発売についてはまだアナウンスがありませんが、かつてのフラッグシップモデルであったアコードは日本にもファンが多いので是非とも登場して欲しいところですね。
先代インサイト
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先代の2代目インサイトは2009年に販売が開始されました。ライバル車であるトヨタ・プリウスに対抗する色合いが強く反映された世代で、エコロジカル・ドライブ・アシスト・システムという省燃費モニターが全グレードに標準装備されたモデルです。
この2代目インサイトはホンダの環境を意識したエコ車両「Honda Green Machine」の第一号車。
2011年のマイナーチェンジではそれまでの1.3Lモデルに加えて1.5Lモデルがラインナップされました。これによりインサイトはハイブリッド専用車としては初めて複数のパワートレインを有するモデルになったのです。
こうして振り返るとなかなかエポックメイキングなモデルだったように思えますが、ハイブリッドシステムの旧型化により売れ行きは低下、2014年には生産が終了されることになります。
では、それぞれのボディサイズを比較してみましょう。
全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | |
新型インサイト | 4,675 | 1,820 | 1,410 |
シビックセダン | 4,650 | 1,800 | 1,415 |
アコード | 4,945 | 1,850 | 1,465 |
先代インサイト | 4,390 | 1,695 | 1,425 |
先代のインサイトより大型化していますね。そして冒頭で述べた通り、シビックとアコードの中間サイズになっています。
新型ホンダ・インサイトの燃費をライバル車と比較すると?
トヨタ・プリウス
出典元:https://toyota.jp/prius/grade/grade3/?padid=ag341_from_prius_grade_grade3_thumb
インサイトの最大のライバル車であるのが今も昔も変わらずトヨタのプリウスでしょう。
登場こそプリウスに先行されましたが、後を追うようにプリウスの2年後に販売を開始した際には当時の「世界最高の低燃費」を武器に真向勝負を挑みました。
プリウスは2003年に登場した2代目がスマッシュヒット。進化したハイブリッドシステムはインサイトを抜いて35.5km/L(10・15モード)の世界最高の省燃費を実現。一躍世界中で人気車種に躍り出ました。
この2代目プリウスでトヨタはハイブリッドのトヨタ、と世界中に印象付けたことになります。
現行のプリウスは4代目。トヨタの新しい車づくりの理念「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー (TNGA) 」を採用した第一号車です。
低燃費とデザイン性を両立するTNGAプラットフォームの導入、さらに進化したハイブリッドシステムやエンジンの改良によって燃費性能は飛躍的に向上しています。
では、インサイトとプリウスの燃費を比較してみましょう。
燃費(km/ℓ) | |
ホンダ・インサイト | 31.4~34.2 |
トヨタ・プリウス |
37.2~39.0 |
インサイトは2WDのみなので、プリウスも2WDで比較しています。燃費においてはプリウスがリードしている印象ですね。やはりハイブリッドのトヨタの面目躍如、といったところでしょうか。
新型ホンダ・インサイトのオプション・アクセサリーは?
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ブラックスポーティパッケージ
フロント・リア・サイドのロアスカートにブラックを効かせてよりスポーティで引き締まった印象に。
それぞれ単品で購入するよりもかなりお得な価格になっているセットです。
プレミアムスポーティパッケージ
クロームメッキの輝きが高級感と精悍さをもたらします。
こちらもフロントバンパーガーニッシュとトランクガーニッシュ、ドアロアガーニッシュがお得な値段でセットになっています。
ハイグレードスピーカーシステム
車内の音響空間にとことんまでこだわったオプションパッケージです。ホンダとアルパインが共同で開発したスピーカーとツイーターのセットを搭載。
走行している自動車内という特殊な環境下においても本格的な音響空間を作り出します。
またインサイト専用にチューニングされたHonda インターナビの「tuned by DIATONE SOUND」は全モデルに標準装備。このハイグレードスピーカーシステムと組み合わせることによって最高のサウンドが手に入ります。
光のアイテムパッケージ
室内を優しく彩るキャンドルホワイトのLEDイルミネーションパッケージ。
インナードアハンドル&ドアポケットイルミネーション、フットライト、ドアを開けるとインサイトのロゴが輝くサイドステップガーニッシュで室内空間をラグジュアリーに演出してみてはいかがでしょうか。
この他にもインサイトには多くのアクセサリーが用意されています。好みのものを見つけて、あなただけのインサイトにカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。