中古車は選ぶ際に迷う事はありませんか。車は高い買い物なので、購入してすぐに問題が発生したら困りますよね。人間の五感のうち、視覚、聴覚、嗅覚、触覚を使って、買ってはいけない中古車を判別する方法を紹介します。
視覚:買ってはいけない中古車を判別する方法
視覚を使って買ってはいけない中古車を判別する方法を紹介します。
ボディーの傾きについて
中古車の前後や左右に立って、ボディーが傾いていないか確認して下さい。どちらかに傾いているような中古車はサスなどに問題がある可能性があります。
傷や凹みについて
ボディーやホイール、ガラスに目立った傷、インテリアに目立った傷や汚れがあるか確認して下さい。目立った傷付きや汚れが多い中古車は大切に扱われていません。
ボディーの隙間について
下記の隙間が均等になっているか確認して下さい。もし、隙間が均一でない場合は、ボディーが歪んでいたり、部品が交換されたりした可能性があります。
- フロントフェンダーとドアやボンネットの隙間
- ボディーとトランクリッドやリヤドアの隙間
- フューエルリッドとボディーの隙間
- ドアとドアの隙間(4ドア)
タイヤの溝の減りについて
新品タイヤが装着されていなければ、タイヤの内側と外側の溝の減りを比べて下さい。外側の溝の減りと内側の溝の減りが大きく違っていたら、アライメントやサスペンションに問題がある可能性があります。
排気口について
排気口の周辺が汚れているか確認して下さい。オイルの汚れが酷い場合はエンジンが不調です。
エンジンの外観について
ボンネットを開けて、エンジンにオイルが付着していないか確認して下さい。オイルが付着して汚いエンジンはオイル漏れの可能性があります。
エンジンの調子について
エンジンがなかなか始動しない場合やアイドリング中にエンストする場合は、エンジンが不調です。一方、タコメーターがある自動車であれば、アイドリングの時にタコメーターの指針の振れが大きくないか確認して下さい。
また、アクセルペダルを踏んで、タコメーターの指針がスムーズに動くか確認して下さい。アイドリング時、指針の振れが大きかったり、アクセルペダルを踏んでも、指針がスムーズに動かなかったりする場合はエンジンが不調の場合があります。
フロントフェンダーやバンパーについて
ボンネットを開いて、フロントフェンダーやバンパーの取り付けクリップやボルトに傷が付いていないか確認して下さい。また新しいクリップやボルトが付いていたりしないか確認して下さい。もしクリップやボルトに傷があったり、新しかったりした場合、フロントフェンダーやバンパーを交換した可能があります。
聴覚:買ってはいけない中古車を判別する方法
聴覚を使って買ってはいけない中古車を判別する方法を紹介します。
ドアについて
ドアを開閉する際に異音がないか確認して下さい。異音がある場合、ボディーやドアに問題がある可能性があります。
シートについて
シートに座ったら、体を揺さぶってシートから異音が発生していないか確認して下さい。異音がある場合は、シートやボディーに問題がある可能性があります。
ブレーキペダル、アクセルペダル、シフト、ステアリングについて
ブレーキペダルやアクセルペダルを踏んだり、シフトを動かしたりして、異音が発生するか確認して下さい。エンジンを始動させて、吸えアリングホイールを左右に切って際に異音が発生していないか確認して下さい。異音が発生している場合は、ブレーキやアクセル、シフト、ハンドル、ボディーに問題がある可能性があります。
触覚や嗅覚:買ってはいけない中古車を判別する方法
触覚や嗅覚を使って買ってはいけない中古車を判別する方法を紹介します。
インテリアについて
車内に乗り込んだ際に、異臭が漂っていないか確認して下さい。異臭がする場合は、タバコや汗などが原因かもしれません。
エンジンの調子について
エンジンを始動させアイドリング状態で、ステアリングホイールやフロアから大きな振動が伝わってこないか確認して下さい。一方、アクセルペダルを踏み空ぶかしで大きな振動がステアリングホイールやフロアに伝わってこないか確認して下さい。大きな振動が伝わるのであれば、エンジンに問題がある可能性があります。
ステアリングホイールについて
エンジンを始動した状態でステアリングホイールを左右に切った際に、大きな振動が伝わってこないか確認して下さい。大きな振動が伝わってくるようならステアリング関係に問題があるかもしれません。
エアコンについて
エアコンでしっかり温度調整ができるか確認して下さい。また、エアコンの風が臭わないかどうか確認して下さい。温度が調整できなかったかり、風が臭う場合は、エアコンの調子が悪いです。
まとめ
買ってはいけない中古車を判別する方法について紹介しました。中古車の良し悪しは五感をしっかり働かせることで、必ず分かります。走行距離や年式は中古車のこれまでの使われ方を確認するだけなので、車両の価格との相談になってしまいます。
中古車のコンディションは、紹介したように、実際に車を見たり、触れたりしないと分かりません。コンディションが悪いことを知らずに購入すると、購入したその日から問題が発生する可能性があるので気を付けて下さい。