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【国沢光宏の言いたい放題】カー・オブ・ザ・イヤー大賞車!ボルボ・XC60を評価レビュー【第16回】

2018.01.10
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毎週水曜日更新!「国沢光宏の言いたい放題」

この動画は、自動車評論家の国沢光宏先生が、クルマにあまり詳しくない初心者に向けて、「分かりやすく」「言いたい放題」解説する動画です。

ボルボ・XC60は本当にCOTY大賞にふさわしいクルマなのか?徹底レビュー

2018年最初の「国沢光宏の言いたい放題」は、昨年発表された日本カーオブザイヤー2017-2018より、見事大賞を獲得したボルボ・XC60についてです。

COTY史上2例目となる輸入車の受賞となりましたが、果たしてボルボ・XC60は大賞にふさわしいクルマなのでしょうか?

安全性能、エクステリア、インテリアなど、さまざまな面からボルボ・XC60を評価していきます!

ボルボ・XC60がカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた理由

牧野:昨年、日本カー・オブ・ザ・イヤー2017-2018が発表され、大賞がボルボ・XC60に決まりました。今回、このXC60を改めて国沢先生に評価していただこうというのがテーマとなります。昨年、COTYをテーマにした際、私はN-BOXがいいと言ったことは覚えています。

国沢:まあ、全般的にN-BOXがいいような感じだったね。外しましたね。

牧野:国沢先生はちなみにCOTYの採点はどのように付けられたのですか?

国沢:私はN-BOXに10点。次にXC60でした。

牧野:今回、これまでのCOTYと比べて、大賞の点数が低かったという話を伺いましたが、これは何を示しているのでしょうか?

国沢:まず、ボルボ・XC60というのは、今までのCOTYを受賞したクルマの中で一番高いクルマです。COTYって高いクルマは受賞しにくいんですよ。皆で話をしていて「誰が買うんだ?」という議論になりますし、高いクルマは良くて当然でしょ? このように高いクルマが大賞を取れない理由がいっぱいあるんです。
さらに、輸入車は乗る機会が少ないので、点数を入れにくい上、日本のCOTYなので輸入車だと少し割高になってしまう。これまでも輸入車で大賞を取ったのはフォルクスワーゲンのゴルフのみです。ただ、ゴルフは意外とお買い得で日本車とそんなに値段も変わりません。だから、大賞も取りやすいといえばそうだった。でも、XC60は一番取りにくいタイプのクルマで、私も良いとは思っていたが、取れるとまでは思っていませんでした。

牧野:それでは、なぜ今回XC60が大賞を取ることができたのでしょうか?

国沢:今回、日本車の元気がなかったんです。どれもいいという人と良くないという人が居て、例えば私が推したN-BOXですが、「軽自動車はやっぱり……」という人も居ました。日本で一番売れているクルマなのにね? それから、トヨタ・カムリも点数頑張っていましたが、アメリカ向けに作られたクルマなので、日本のCOTYはどうなの?という人が居た。それからスイフトスポーツも目新しいモノがあるかと言われたらない。つまり票が割れるわけですね。で、票が割れた時に点数が取れるのは2位のクルマなんです。1位が割れても皆2位が同じクルマなら相対的に点数が上がるわけなんです。

牧野:おさらいなのですが、COTYの点数方式はどういう仕組みなのでしょうか?

国沢:1位は10点。これは必ずどれかに入れなければならない。それから2位から5位までのクルマに15点を割り振ります。だから2位には最大で9点まで入れられますし、全部均等に割り振ることもできます。すると2位に何点入れるかというのは重要になってくるんです。今回、XC60に10点を入れた方ももちろん居ますが、今回皆さん良いクルマに2位の点数を入れたくなるんです。今までのボルボは安全なだけなクルマでした。でも今回は恰好もいいし、乗っても楽しいし、質感もある。そういう意味で素直に良いと思ったからXC60に決まったんです。

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ボルボ・XC60の安全性能はどれぐらいすごいのか?

牧野:前回のCOTYの話でもあった通り、非常に安全性能の高いクルマだという話をされていましたが、具体的にこのXC60の安全性能がどれぐらいすごいのでしょうか?

国沢:もうダントツですよ。まず、ボルボは人間が大怪我をしたり、死んだりといった事故は全部状況を見に行く。それが納得できなかったら、同じ事故を再現して具合が悪いところを直していくといったことを長年ずっとしています。だから事故を起こしたときの衝突安全性については、圧倒的に世界一だと思います。
さらに、自動ブレーキなどの事故を起こさないということについても良くて、XC60なら運転していて事故を起こすのが難しいくらいです。正面に対する追突などはクルマが自動的に止まってくれる。それから高速道路で車線変更した際にぶつかる事故ってすごく多いのですが、ウインカーを出した際にクルマが横にいればランプがついてクルマの存在を教えてくれます。しかも無理して行こうとしてもハンドルが動かないんですよ。

牧野:クルマの側面ってどうしても運転手から見えない死角があるじゃないですか。そこに行こうとしても大丈夫なんですね。

国沢:ハンドル切ろうとしてもハンドルが抵抗して行かないんです。

緒方:ちゃんと見えているんですね。それはすごい!

国沢:後、居眠りしていて対向車線に飛び出してしまっても対向車が来たらその対向車を避けてくれます。

牧野:えっ、クルマが自動的にハンドルを切ってくれるんですか?

国沢:バックしているときも左右に通るクルマや自転車をお知らせして危なかったらブザーを鳴らしてくれます。全周に渡ってクルマがカバーしてくれるんです。例えば、緒方さんが運転していて前に危ないものがあったら教習所のクルマみたいに隣の教官がブレーキを踏んでくれる。横のクルマに気づかず車線変更しようとしたら隣からハンドルを切ってくれる。そういうのがあればなかなか事故は起きないよね?

緒方:教習所の安心感ですね。

国沢:お金を持っている人ほど、事故を起こすと社会的なダメージも大きいし、保険に入っているといっても精神的ダメージも大きい。ぶつかるのと事故寸前で止まるのは全然違いますからね。

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ボルボ・XC60はカー・オブ・ザ・イヤー大賞にふさわしいの?

国沢:XC60は安全性能に加えて、恰好もいいし、乗っていても楽しい。インテリアもいいんです。北欧ってこの時期は朝の8時半まで暗いんです。夜も15時半くらいになるともう暗くなってしまう。

牧野:あー……白夜でしたっけ?

国沢:白夜は夏でしょ! 日が沈まないのことを言うんです! 

牧野:逆でしたね……。

国沢:この時期、外がすぐに暗くなるので家に居ることが多いのですが、家の中も暗い内装だとさみしくなってくるんですよ。ですから北欧の人たちの家の家具って白木で作られているんです。牧野君は白木ってどういう木を使うか知ってます?

牧野:白樺……ですか?

国沢:おお、知ってるね! バーチって言うんですが、そういうもので作ると室内が明るく見えるんですよ。ボルボは北欧のメーカーですが、今の社長は黒い内装を一切やらないと宣言していて明るい内装しか入れていないんです。普通のクルマって内装は黒が多いじゃないですか。XC60は乗っていても暗さがなくて楽しいです。

緒方:いいですね。明るくて身の安全も確保できる。

国沢:だから今年のCOTYは妥当かなと思っています。「えっ?」って感じではなくて、今年はボルボに決まったよって言われたら皆「そうね、良かったね」って言えるような良いまとまりだったと思います。

牧野:さっき国沢先生がおっしゃられていたように逆に日本車の元気がなかったという点はどうお考えですか?

国沢:日本車の元気は徹底的になかったね。途中で日産が不祥事があったため辞退した。スバルも辞退してしまった。でも残っていたら取れたかと言われたらこれも分からないよね。

牧野:まだ気が早いですけど、来年のCOTYは日本車が取れるようにこの1年で日本車に頑張ってほしいですね。ありがとうございました。それでは「国沢光宏の言いたい放題」2018年最初の動画はここまで。また次回お会いしましょう! 


文:イキクル編集部

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